ホーム フォーラム インターネット連句 Vol.1 インターネット連句を始めます。

このトピックには2,144件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 時間、 34 分前に  雀羅 さんが最後の更新を行いました。

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100件の返信を表示中 - 1 - 100件目 (全2,144件中)
  • 投稿者
    返信
  • #49881 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく              庵
    何も持たず何も奪わず花あかり           に 花・春
      盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅
     また戻り橋鬼の仕業か               女
    番号を呼ばれて順に渡る川               庵
      忍者修行のツアー満員               芳
    此処彼処地域おこしに励む長             里
      ジルバ踊れる相手いないか             桃

    ○勢いのある句、いいと思います。「レトルトカレー頼む通販」、「 生命線は百才にまで」、両句とも付かなくはないですが、治定句の動きを誘う付句、いいです。

    「ロスジェネはいま父親となり うに」、就職氷河期をくぐりぬけたアラフォー(40前後)の人たちを言いますかね。ロストジェネレーションということでしょうか、こういう言葉が流布するの、いやですね。ロスジェネ、ガンバレ。

    「皆に介護の来たる問題 閑坐」、前句の事情によく添っていると思います。「皆に介護の案内が来る」でしょうかね。

    では「ジルバ」の句にどうぞ。秋でも冬でも。

    #49878 返信

    閑坐

    忍者修行のツアー満員
    此処彼処地域おこしに励む長

    付け

    皆に介護の来たる問題

    #49859 返信

    桃太郎

    忍者修行のツアー満員 芳
    此処彼処地域おこしに励む長 里

    付け
    レトルトカレー頼む通販 桃
    ジルバ踊れる相手いないか 々
    生命線は百才にまで 々

    #49843 返信

    うに

    忍者修行のツアー満員
    此処彼処地域おこしに励む長

    付け
    ロスジェネはいま父親となり

    #49840 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく              庵
    何も持たず何も奪わず花あかり           に 花・春
      盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅
     また戻り橋鬼の仕業か               女
    番号を呼ばれて順に渡る川               庵
      忍者修行のツアー満員               芳
    此処彼処地域おこしに励む長              里

    ○ニンジャの村を看板にした村おこしあるでしょうね。この「長」はきっと腰がしゃきっと伸びている人なんだろなと思います。

    ではどうぞ。

    #49837 返信

    上里

    番号を呼ばれて順に渡る川               庵
    忍者修行のツアー満員              芳

    付け

    此処彼処地域おこしに励む長    上里

    よろしくお願いいたします。

    #49833 返信

    雀羅

    ■そうですね。連句は「気配り」と「目配り」の文芸ですね(^^)

    #49826 返信

    安庵

    「番号を」の一直治定ありがとうございました。打越の「る」を見逃して「川渡る」にしてしまいました。気配り目配りを!と思います。

    #49814 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく              庵
    何も持たず何も奪わず花あかり           に 花・春
      盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅
     また戻り橋鬼の仕業か               女
    番号を呼ばれて順に渡る川               庵
    忍者修行のツアー満員              芳

    ○付かず、離れず、いい感じですね。こんな「ツアー」、何故か定員オーバーになったりするんですよね。活き活きした二句間の交渉があります。「見習い」よりずっといいです。

    どうぞ。

    #49811 返信

    また戻り橋鬼の仕業か               女
    番号を呼ばれて順に渡る川               庵

    すみません。修行と見習いが被る気がしますので訂正させてください。
    付け
    忍者修行のツアー満員

    宜しくお願いします。

    #49810 返信

    また戻り橋鬼の仕業か               女
    番号を呼ばれて順に渡る川               庵

    付け

    忍者修行に励む見習い

    「演歌の句」ご指摘ありがとうございました。
    付けるということは、いろんな方向へ世界が広がり楽しいです。(´∇`)「かわいいQちゃん」の句にもなれるのですね。勉強になります。芳

    #49809 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく              庵
    何も持たず何も奪わず花あかり           に 花・春
      盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅
     また戻り橋鬼の仕業か               女
    番号を呼ばれて順に渡る川               庵

    ○人間が番号で呼ばれているなんて、これだけでもどこか気味の悪い感じ出ますね。打越の語尾「る」のようなのも気を使いましょう。大打越「曲水」は水辺で「水辺三句去」ですが、蕉風連句は「異水辺越不嫌」とたいへんおおらかで、このへんあまり目くじら立てないということに。

    ではどうぞ。

    #49807 返信

    雀羅

    ■「囀りに逃がした鳥の声まじる」

    芳さん、前句の「鳥」に着目して付句するということ自体はおかしいことではないです。「囀り」があって「演歌聞き慣れこぶしそっくり」とすると「囀り」を「演歌」で繰り返す重複感、ダブリ感があります。逃げた鳥はいろんな探し方があると思いますが、フェースブックでも「九官鳥のQちゃんを探しています」とやったりするでしょうね。「フェースブックで探すQちゃん」とすれば九官鳥なのだなと想像が付きます。

    #49806 返信

    雀羅さま

    はい。「演歌聞き慣れこぶしそっくり」この句ですが前句の鳥に付けました。毎日演歌を聞いていたインコだったりして。しかし、鳥に付けるって変だったかな?それに、わかりにくいと思い作り直しました。単線はドアが開いたまま割りと待つのでぼんやりと待ちながら鳥の声に気付くかなと思い付けました。( ´∀`)

    #49804 返信

    安庵

    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅
     また戻り橋鬼の仕業か                女


    番号を呼ばれて順に川渡る 庵

    お願いします。

    #49802 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく              庵
    何も持たず何も奪わず花あかり           に 花・春
      盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅
     また戻り橋鬼の仕業か                女

    ○京都一条戻り橋には、古来、こんな気があるとされているようですね。前句の不調和の気に大胆に踏み出しましたね。「鬼」は千句にも一句とされるもので、猫は何度出られるかといった類の言葉とは異質のもの、次はどんな扉が開かれるのでしょう。「雲を蹴散らす裳裾捌きに」、これも大胆な句です。

    「マンホールにはキャラクターの絵 桃」、扱いにくい前句にはこういった軽い叙景も有効です。「記憶の迷路又行き止まり」、ややこしい感じの句ですが、「曲水」で妙な動きをする打越句に、通うところも・・。「赤い帯解き茹でる素麺」
    、「揖保素麺の赤い帯解き」位だと、もうちょっと軽く出来ますかね。

    「迷ふことなく煙草屋の角 しをん」、「逃がした鳥」に「迷ふことなく」で、ここに辺りと付けて見つけました。

    「日照雨のあとに彩雲の起つ うに」、迦陵頻伽といった「囀り」なら、こんな彩雲も出るのでしょうね。これも合います。

    「行き違い待つ古い単線 芳」、ずいぶん辺鄙なところまで鳥が逃げていったという感じです。「演歌聞き慣れこぶしそっくり」を「何かおかしいかなと思いましたので作り直しました」とのことですが、
    どこを「何かおかしい」と感じましたか。

    ではどうぞ。

    #49770 返信

    小石

    すみません。
    プラス思考は長生きのこつ
    取り下げます。
    三オ12に ポジティブ思考 が出ていました。

    #49764 返信

    盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅

    付け

    行き違い待つ古い単線

    すみません。何かおかしいかなと思いましたので作り直しました。宜しくお願いします。

    #49758 返信

    うに

    盃を追ふ人の曲水
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる

    付け
    日照雨のあとに彩雲の起つ

    #49757 返信

    小石

     盃を追ふ人の曲水      坐
    囀りに逃がした鳥の声まじる  羅

    付け
     プラス思考は長生きのこつ  石

    #49755 返信

    しをん

      盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅

        付け
      迷ふことなく煙草屋の角             しをん

    #49752 返信

    笑女

    盃を追う人の曲水
    囀りに逃がした鳥の声まじる

    付け
    雲を蹴散らす裳裾捌きに

    また戻り橋鬼の仕業か

    #49738 返信

    桃太郎

    盃を追ふ人の曲水 坐
    囀りに逃がした鳥の声混じる 羅

    付け
    マンホールにはキャラクターの絵 桃
    記憶の迷路又行き止まり 々
    赤い帯解き茹でる素麺 々

    #49737 返信

    盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅
    付け

    演歌聞き慣れこぶしそっくり

    宜しくお願いします。

    #49736 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく              庵
    何も持たず何も奪わず花あかり           に 花・春
      盃を追ふ人の曲水                坐
    ナオ
    囀りに逃がした鳥の声まじる              羅

    ○閑坐さんの原句は「盃を追ふ曲水の宴」。曲水の宴はゆったりと盃が流れてきて、その間に歌を詠むという趣向。待ってればいいわけですが、盃を追っかける人もいないわけではない、でしょうね。相当にきこしめし、足許ふらついている人の振る舞いと見ることも出来ます。曲水の宴の雰囲気は「蘭亭曲水図」などネットで見られます。とろとろとした進行に見えますので、盃を追ったりしたらずいぶん調子の違う人ですが、これはこれで面白いと思います。

    いよいよ名残の表一折(20句)です。

    お次をどうぞ。

    #49730 返信

    閑坐

    逍遥趣味と履歴書にかく
    何も持たず何も奪わず花あかり

    付け

    盃を追ふ曲水の宴

    #49729 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく              庵
    何も持たず何も奪わず花あかり           に 花・春

    ○うにさんの原句は「花明りなにも持たずになにも奪はず」ですが、大きな字余りは頭に持ってくる方がよいですね。聖書のテモテ人前書第六章に「我らは何をも携へて世に来たらず、また何をも携へて世を去ること能はざればなり」とありますが、うがちすぎかもしれませんけれど、そのような本歌を思いました。

    「ジェネレーションギャップ逆手に花の宴  芳」、「逆手に」というのはどんなようなことをするのでしょうか・・。もうちょっと伝わるといいのですが。

    では春の短句です。

    #49723 返信

    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく           庵

    付け
    ジェネレーションギャップ逆手に花の宴 芳

    宜しくお願いします。

    #49722 返信

    うに

    再度。

    付け
    花明りなにも持たずになにも奪はず

    お願いします。

    #49719 返信

    うに

    提出句、「彷徨ふ」と「逍遥」ベタでした。引っ込めます。

    #49718 返信

    うに

    空蝉は月の光の中に絶え
    逍遥趣味と履歴書にかく

    付け
    花明りゆくへを知らに彷徨へり

    #49691 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
      逍遙趣味と履歴書にかく           庵

    ○気取ったというべきかマイペースの人というべきか、前句のようなものに惹かれている生活感覚の人なら、こんな履歴書もありそうな気がします。変わり者を採りたいと思っている経営者でなければ無理そうなタイプです。

    「僕のおじさんSF作家」、「SF作家」は四三ですから(ゼッタイだめというわけではありません)、「SFで食う僕のおじさん」、なんてやってもいいですね。

    「渇きを癒やすドラキュラの爪 芳」、「渇きの癒えぬドラキュラの日記(にき)」、位、もう少し曲が欲しいです。自分が
    役(ドラキュラ)になりきると色々句が出来るとおもいます。「試してみたい魔法の呪文」、ことらは四三ということで引っ込められましたが、四三に問題があるということだけなら簡単に調整できることです。このままですと、普通の文です。「魔法の呪文試さすにおく」とすれば、句境が少し広がります。

    「本の栞のするり抜け落ち うに」、遣句、あるいは遁句(にげく)という付心の句です。こういうのは場の句でもあり自の句でもありという性質を持っています。

    では花の句をどうぞ。

    #49684 返信

    すいません。
    四三になっていました。取り下げます。
    バタバタ忙しくてすみません。

    #49683 返信

    百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 

    付け

    試してみたい魔法の呪文

    もしや、花前かと思いましてドラキュラは血なまぐさいのでファンタジーの方に路線を変えます。
    宜しくお願いします。

    #49678 返信

        うに

    訂正します。

    付け
    本の栞のするり抜け落つ

    #49677 返信

        うに

    百葉箱はぺんき塗りたて
    空蝉は月の光の中に絶え

    付け
    本の栞のするり抜け落ち

    #49675 返信

    百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 
    付け

    渇きを癒やすドラキュラの爪

    宜しくお願いします。

    #49669 返信

    閑坐

    百葉箱はぺんき塗りたて
    空蝉は月の光の中に絶え

    付け

    僕のおじさんSF作家

    #49668 返信

    安庵

     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏

       付
     逍遙趣味と履歴書にかく      庵

    お願いします。

    #49666 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
     紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     百葉箱はぺんき塗りたて              石
    空蝉は月の光の中に絶え               桃  月・夏 

    ○夏の月を出して、アレンジ感覚いいですね。場の句を続けましたが、余情のある句だと思います。余情を言うのに「さび・しほり・ほそみ」の言葉がありますが、しほりのある句が一巻に何句か入ってくると一巻が味わえるものになります。「しほりとはなんぞや」ですが、それを言い出している去来自体(『去来抄』)、「言語筆頭に応じがたし」という次第ですので、ムードで受け止めて頂くしか有りません。

    「向日葵が号泣をする月の夜」、すごい句です。手を出したくなりますが、連句は一句立ちではありませんから、一句に惚れるわけにはいきません。「夏休み月傾けて終わりけり」、やはり平句ですので切れ字は避けましょう。

    「暴落の株価グラフに虎落笛 うに」、「株価グラフに」はちょっと重複感も・・。「暴落の株価に宿の虎落笛」と、一手間加わる味が変わります、うにさん、「見たいようにみてしまう」のは誰しものことで、そのこと自体は咎めることではないですが、そこにどれだけ普遍性があるか、普遍性があるとまでは言えないにしても面白い発見なのか、そこをはっきり出来ればいいことだと思います。これからの連句は、「そうだからそうなんだ」で済ませるのではなく、気持ちと事実をつなぐ言葉をはしょらないことも大事だと思います。

    「銀河よりはやぶさ2の知らせあり 閑坐」、前句と一緒にすると、科学少年のときめきが伝わってくる感じです。

    「絵日記の最後を飾る時計草 しをん」、お直しになって良かったですね。いい感じの付けです。新学期が始まる前の、小中学校の子どもたちの心持ちが伝わります。この子はしっかりした夏休みを過ごせたようですね。私は小中だけでなく、高校でも、蟻とキリギリスのキリギリスやったむくいで、最後はラッシュ/\の記憶しかありません。ひょっとしてそれは今も・・。新学期が始まる前は、子どもたちだけでなく学校の先生方も、ユウウツになる方いると聞きます。1週間乗りきれば大分違うと思いますので、子どもも大人も早まったことしないように、と思います。

    それではどうぞ。雑の短句です。

    #49664 返信

    うに

    前便最後、「このことは」おかしな言い方でした。自句を他の方の場の句と並べてみると、はっきりと場の句ではないということがわかりました。

    #49663 返信

    桃太郎

    後出しのチヨキ出す人の舌真っ赤 女
    百葉箱はぺんき塗りたて 石

    付け
    向日葵が号泣をする月の夜 桃
    夏休み月傾けて終わりけり 々
    空蝉は月の光の中に絶え 々

    #49656 返信

    しをん

    すみません。訂正おねがいします。

        付け
    絵日記の最後を飾る時計草  しをん

    #49655 返信

    しをん

    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤 女
     百葉箱はぺんき塗りたて    石

          付け
    絵日記の最終を飾る時計草   しをん

    #49650 返信

    閑坐

    後出しチョキ出す人の舌真っ赤
    百葉箱のぺんき塗りたて

    付け

    銀河よりはやぶさ2の知らせあり

    #49649 返信

    うに

    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤
    百葉箱はぺんき塗りたて

    付け
    暴落の株価グラフに虎落笛

    月花の定座の考え方、こころに留めおきたいと思います。他の方の付けと並べてみると、自句に対する見方の主観の強さに気付かされます(見たいようにみてしまう)。このことは、このような形での文音の利点かと思います。

    #49643 返信

    雀羅

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    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
      紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤 女
    百葉箱はぺんき塗りたて    石

    ○場の句ですね。なんでこれが付くのか、と言われると答えに窮しますが、マタイ傳に「学者、パリサイ人よ、汝らは白く塗りたる墓に似たり」という章句があります。英語ではwhite lie という表現もありますし、墓でなくて百葉箱はどこかすっとぼけ、しら切っているようで、通い合う物あるようです(ない?)。余り多用出来ない付け筋ではありますが、働きはあります。

    「水打つをんなすぐに引つ込む うに」、短句でこんなに面白いことを言えるとは(「水を打つたらすぐに引つ込む」よりいいですね)。月花の定座は知っておくべきことですが、とらわれないことも大事ですね。月は面に一つ、花は折に一つ、をのびのび運用出来れば、連句も随分かわって来ると思います。流布されている標準季題配置表のたぐいは見ないクセを付けることも大事で、そういう実験もしてみて下さい。それから頂いた句は「場」の句ではありません。

    「氷いちごのことはないしょに  庵」、前句に、一番すなおな、自然な付けです。これでもと思いましたが、ここは方針通り(この言い方もヘンですが)場の句で行ってみましょう。

    無季がぶあつくなって来ました。次は季の句をどうぞ。

    #49639 返信

    小石

     紙より軽い約束があり      桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤  女

    付け
     百葉箱はぺんき塗りたて  石

    #49637 返信

    安庵

    紙より軽い約束があり               桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤           女
     

     氷いちごのことはないしょに            庵

    お願いします。

    #49635 返信

    うに

    紙より軽い約束があり
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤

    付け
    水打つをんなすぐに引つ込む
    水を打つたらすぐに引つ込む

    三ウ7ですが、花、月の場所が中々あたまに入らず、十七季によると、月の場所だったのでくるしみました。^_^ 前を当たってみると、必ずしも十七季の指示の場所ではないようですが、臨機応変、面にひとつと考えれば良いのでしょうか?
    上ですが、景の中に人物が入ると、景色とはみなされませんか?出句しておいてごちゃごちゃと申し訳ありません。

    #49634 返信

    雀羅

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    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける           芳
      紙より軽い約束があり              桃
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤 女

    ○人情句がからみ始めるというか、渦を巻き始めましたね。句が面白いとこういう渦が出来ますが、これ以上ほっておくと焼き付く感じする時は、冷し素麺が噴き上がる時のように「びっくり水」が必要ですね。景(場)の句で「景気付け」するということです。それにしても「舌真っ赤」とは。

    「水鏡の照らし出したる五十年」、述懐、「人情紙の如し」の観相の句。

    「朝顔の固い絆の花言葉 閑坐」、「朝顔」は秋の季語ですが、秋は五句去っていますのでここで秋を出しても問題ないです。「花言葉」は雑の正花ですが、ここで花を詠んでも問題ないです。ちなみに朝顔の花言葉をネットで引きますと「はかない恋」「固い絆」といったのが出てきます。花の色によっても違うのだそうです。前句「軽い約束」から、儚い朝顔にさえこの花言葉があるのに、の意ですね。

    「これよりは結界なりし注連飾 しをん」、「これよりは」と今のことを言っているのなら、「なりし」と過去形にせず、「これよりは結界となる注連飾」でしょうね。

    桃太郎さん、望蜀の言であります。出来るなと思った時は、少し強い言葉で臨みます。意地悪のつもりではないのです(^^) 見立てが外れて逃げられてしまう時もありますが、連句は、どなたとも、かなたの星に向かってご一緒にあるく「同行二人」の心持ちです。「ハードエッジ」というのは、くっきりした紛れのない詠み方で、これはこれで、とても大事なことで、私の師匠も連句の付句はそのように詠まないといけないと教えていました。私の中ではこれに又、「ぐにゅむぎゅ」も必要かな、という天の邪鬼も顔をもたげるのです。じゃどうしろというのか、ですが、どうするということはありません。今のままありのままでいいのです。こんなこと言ったのがいる、ということをどこか意識のスミにおいといて貰うだけでいいのです。どうぞ又歩き続けて下さい。

    次は、場の句で遣句をお願いします。初めて明瞭な指示語です(^^)

    #49623 返信

    桃太郎

    雀羅さま
    ウ6の治定ありがとうございました。

    「ハードエッジの句仕立てだけでなく、ときにはむにゃ/\ぐにゃ/\っと」というご選評、色々考えました。
    いつも夜遅く付けを考えるからかとか、実は自分では気づいていない自分の性格なのかとか、でもよくわかりません(^^;
    猫のような感じでいいのかな(*_*)

    とにかく心に止めて作ってみます。
    貴重なアドバイス、本当にありがとうございます。m(__)m

    #49618 返信

    しをん

    男気のラップバトルを見せつける 芳
      紙より軽い約束があり              桃

        付け

    これよりは結界なりし注連飾            しをん

    #49609 返信

    閑坐

    男気のラップバトルを見せつける
    紙より軽い約束があり

    付け

    朝顔の固い絆の花言葉

    #49602 返信

    笑女

    男気のラップバトルを見せつける
    紙より軽い約束があり

    付け
    後出しのチョキ出す人の舌真っ赤

    #49600 返信

    うに

    男気のラップバトルを見せつける
    神より軽い約束があり

    付け
    水鏡の照らし出したる五十年

    #49599 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける 芳
      紙より軽い約束があり              桃

    ○桃太郎さんの原句は「紙より軽い約束をして」。結果として「紙よりも軽く」なるので、どんな不実な人でのその時は果たせる約束と思っているのですね。で治定句のように。「知覚過敏の奥歯疼くよ」「紙より軽い約束をして」、桃太郎さんの句仕立てには、わりとハードエッジのくっきりして句が多いですね。ときにはむにゅ/\ぐにゅ/\っというのもやってみて下さい。

    「本音言うには饒舌が過ぎ 閑坐」、ふむふむ、これもテレ屋さんなのかも知れませんね。「恋の返事を言わして欲しい」、ラップでこれやれると楽しいですね。

    「美形の吾子に狼狽える僕 笑女」、わが子に狼狽するのですね。複雑なもの、運命を感じる一瞬ですね。「人喰い鮫の気配気づかず」、ヒップホップで盛り上がっているところにはこんな鮫も現れるのでしょうか。ぶきみな感じよく出してますね。

    お次をどうぞ。季も適当に。

    #49590 返信

    笑女

    恋の舞台に度胸試され
    男気のラップバトルを見せつける

    付け

    美形の吾子に狼狽える僕
    人喰い鮫の気配気づかず

    #49589 返信

    閑坐

    恋の舞台に度胸試され
    男気のラップバトルを見せつける

    付け

    本音言うには饒舌が過ぎ
    恋の返事を言わして欲しい

    よろしくお願いします。

    #49570 返信

    桃太郎

    恋の舞台に度胸試され 坐
    男気のラップバトルを見せつける 芳

    付け
    知覚過敏の奥歯疼くよ 桃
    紙より軽い約束をして 々
    禁煙破りちょっと一服 々

    #49565 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐
    男気のラップバトルを見せつける 芳

    ○「男気のラップ」、いいですね。「度胸試され」の主体が「娘」から男性に変わりました。筋違いかも知れませんが、友川カズキの「夢のラップもういっちょう」を思い出します。あの人は酒飲みながらコンサートやってますが、シャイなんですね、芯から。「君に会う友を裏切る罪背負い」、用言多用の一句です。つまりは本番に立つのにいろんなエキスキューズが必要なんでね。「計算をしつくし誘う甘い夜」、「計算をし尽くさない」と前に出ていけない人、とも読めます。

    「会へざるに手紙でおとす詩人ゐて うに」、面と向かうよりも手紙、書き言葉で伝えたい人。

    「帰り来しノラの手を取るトルヴァルは しをん」、「トルヴァル」は「人形の家」のノラの夫(弁護士)。夫婦の、難しい
    場面では、「度胸」という類のものが働く余地があるということ。人名を使うか、俤の効果を生かすか、一概には言えません。

    「女性との扱ひされぬ濃い化粧 閑坐」、「扱ひされぬ」は「扱いをされない」だけでなく、「濃い化粧のために女に見られてしまった」とも読めます。前句の「舞台度胸」にからめるとその線もあります。

    お次をどうぞ。

    #49564 返信

    閑坐

    母と娘が同窓になる芸大に
    恋の舞台に度胸試され

    に付け

    女性との扱ひされぬ濃い化粧

    #49563 返信

    しをん

    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐

         付け

    帰り来しノラの手を取るトルヴァルは       しをん

    #49558 返信

    うに

    前便訂正します。

    付け
    会へざるに手紙でおとす詩人ゐて

    #49557 返信

    うに

    母と娘が同窓になる芸大に
    恋の舞台に度胸試され

    付け
    会はざるに手紙でおとす詩人ゐて

    #49547 返信

    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐

    付け

    君に会う友を裏切る罪背負い
    男気のラップバトルを見せつける
    計算をしつくし誘う甘い夜

    #49546 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             坐
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
      恋の舞台に度胸試され             坐

    ○閑坐さんの原句は「恋の舞台に度胸はなくて」。四三音(どきょうは/なくて)ではなく落ち着きがいいとされる三四音(どきょう/ためされ)で行ってみましょうか。芸大は上野にも京都にもありますが、演劇科はないんですよね。「新宿にだってあるよ、ぼくそこの卒業生だもん」、「それゲイ大でしょ」、なんてやりとりが出て来そうなら、こういうのを「取成付(とりなしづけ)」と言います。「俳諧は取成付と宗とすべし」(『俳諧之註』)ということで、前句の作者も思っていなかったところに話を回していく、というのも付句の基本で、連句の面白さが生まれる現場です。

    「ダイバシティは未来への鍵 庵」、「ダイバシティ」はこの頃よく使われますが、多様性ということですね。連句も、式目を窮屈に運用しないで、多様性が弾ける創造空間でありたいと思います。付句、言ってることは賛成ですが、ちょっとスローガンぽくて、観念句、かな。

    「青色黄色メルヘンな部屋  芳」、推理小説に令嬢の住む『黄色い部屋の秘密』というのがありましたね。母と娘の、奇妙で濃密な生活は、こわいメルヘンへと展開しそうです。

    どうぞ。恋句です。

    #49541 返信

    風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅

    付け

    青色黄色メルヘンな部屋 芳

    宜しくお願いします。

    #49540 返信

    閑坐

    風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴
    母と娘が同窓になる芸大に

    に付け

    恋の舞台に度胸はなくて

    #49539 返信

    安庵

     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅
     
        付
     ダイバシティは未来への鍵            庵
     
    お願いします。

    #49537 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
     縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             座
     風邪声に効く甜茶(テンチャ)のど飴          桃
    母と娘が同窓になる芸大に             羅

    ○ 甜茶(テンチャ)は花粉症に効くそうですね。日の本の津々浦々から出雲にやってくる八百万の神々には、花粉症の治らない神様もいることでしょう。「ちゃんちゃんこ着た犬が横切る 」も面白いですが、この巻猫や犬をずいぶん拾ってしまいました「青女の裾を踏まぬ算段」、「青女」は「霜」の異名、前句の情景によく添います。

    ではどうぞ。

    #49522 返信

    桃太郎

    ポジティブ思考裏目裏目に 女
    神集ひしてゐる庭の頼み事 坐

    付け
    ちゃんちゃんこ着た犬が横切る 桃
    風邪声に効く甜茶のど飴 々
    青女の裾を踏まぬ算段 々

    #49520 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に              女 
    三ウ
    神集ひしてゐる庭の頼み事             座

    ○閑座さんの原句は「頼み事どこかどこかと神集ひ」でしたが、「どこかどこか」がちょっと分かりにくいので治定句のよに頂きます。「神集ひ」とするなら「してゐる」と一句の中では揃えましょう。一巻の中での仮名遣いはミックス文体であっても、一句が求めている相応しい表記に従えばよいと私は思っています。

    「インスタ映あれやこれやと寒牡丹 しをん」、「寒牡丹インスタ映えのあれやこれ」といった語順かな・・。月を2回詠んだからといって、どうということもないと思います。米字四花七月を全部一人占めしたら、それはかなり特異な感じはありますが。

    では冬でも雑でも。

    #49519 返信

    しをん

    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に

          付け
    三ウ
    インスタ映あれやこれやと寒牡丹        しをん

    三オの「月」、治定頂きありがとうございました。ニオでも「月」出していました。失礼しました。

    #49518 返信

    閑坐

    船上で万歩計見る几帳面
    ポジティブ思考裏目裏目に

    に付け

    頼み事どこかどこかと神集ひ

    #49509 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
     寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面               に
     ポジティブ思考裏目裏目に
    三ウ

    ○思考もまたあざなえる縄のようなものでございますから、こんなこといくらもありますね。「積もり積もったメール既読に」、沢山来ているメールを読んだ、ということだけではないですか。「既読無視」とか「既読スルー」とかはネチケット違反とかで、めんどうなんだそうですね。

    「叫び続けるライブ会場  芳」、「几帳面」な人がライブ会場に行って几帳面に叫んでいる、なんか可笑しい気もしますね。

    つぎは冬の長句でどうぞ。

    #49504 返信

    笑女

    寄せては返す人の世の波
    船上で万歩計見る几帳面

    付け

    ポジティブ思考裏目裏目に
    積もり積もったメール既読に

    #49501 返信

    寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面 に

    付け

    叫び続けるライブ会場 芳

    宜しくお願いします。

    #49484 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
      寄せては返す人の世の波              桃 
    船上で万歩計見る几帳面 に

    ○前句のしみじみモードをすかした感じが、変化でありおかしみを生んでいます。これぐらいのことは普通ですね。うちのかみさんは万歩計を手で振ってましたね。意味が分からない。

    「スニーカー二足潰してサンチャゴへ」、サンチャゴ・デル・コンポステーラということで、スペインのお遍路さん。人気のある巡礼です。靴が二足潰れるコースもあるでしょうね。

    「痩せた脛溺愛の子の歯形見る 閑座」、前句から、災害に巻き込まれた愛児の絵が見えます。無常や悲痛な場面も又連句の向かい会う世界だと思いまが、強すぎる材料は、前後とどう調和出来るか、これがポイントです。

    雑の短句でどうぞ。

    #49483 返信

    閑坐

    上り来て夕月淡き東慶寺
    寄せては返す人の世の波

    に付け

    痩せた脛溺愛の子の歯形見る

    #49477 返信

    うに

    上り来て夕月淡き東慶寺
    寄せては返す人の世の波

    付け
    船上で万歩計見る几帳面
    スニーカー二足潰してサンチャゴへ

    #49474 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を 月・秋
      寄せては返す人の世の波              桃 

    ○「時が下れば有夫恋とは」「新子生誕九十年展」「じゃらんで選ぶ一泊の旅」、ふむふむ、時実新子さんですね。智が勝っていく感じしますし、治定句が一番いいんじゃないでしょうか。恋句のような感じが続きました。こちらも「東慶寺」でお仕舞いにしましょう。

    雑の長句でどうぞ。

    #49473 返信

    雀羅

    ■訂正。「うんのなさやき餅坂で追っかれ」→「うんのなさやき餅坂で追っつかれ」。又、『誹諧柳多留』には、「うろたへた女五山をあつちこち」というのもありますが、いずれも「松ガ丘」(縁切り寺)が主題で、亭主との縁を切ろうと飛びだしては来たものの、鎌倉は広く大きな禅寺が5つあり、あちこっちして中々東慶寺にたどりつかない、の意です。又同じく『柳多留』に「うろたへて陰間かつ込む松ケ丘」とあります。陰間は男娼のことですが、この人たちにも痛ましい心の歴史があることを思わせる句で、これを笑い飛ばす江戸人のしたたかさとタフさは現代の俳諧者には太刀打ち出来ないようです。

    #49472 返信

    桃太郎

    懐紙の上に石榴弾ける 羅
    上り来て夕月淡き東慶寺 を

    付け
    寄せては返す人の世の波 桃
    時が下れば有夫恋とは 桃
    新子生誕九十年展 桃
    じゃらんで選ぶ一泊の旅 桃

    #49464 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅
    上り来て夕月淡き東慶寺               を

    ○女の人の中に激しく弾けるもの(実ざくろ)から、東慶寺に跳んで、ためのあるうまい付句です。「東慶寺」は縁切り寺とも言われますが、古川柳では地名から「松ガ丘」と言えばこのことを意味します。妻が離縁を望んでも夫が許さない場合は、ここで足かけ三年有髪の尼となって暮らせば、離縁状をとることが出来ました(『江戸川柳辞典』)。この知識がないと、「六郷を静かに越える三年目」は読めないですが、離縁状をとって安心して江戸に帰っていく様です。とは言っても、江戸から松が丘までは十三里もあり、とても簡単には駆け込めません。「ついそこのようにかけ出す松ケ丘」なんて調子で出てしまうと、「うんのなさやき餅坂で追っかれ」(保土ヶ谷と戸塚の間)となります。付句の女性は、ずいぶん穏やかになってますね。

    ではどうぞ。雑でも結構です。

    #49458 返信

    しをん

    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅

        付け

    上り来て夕月淡き東慶寺              しをん

    #49453 返信

    安庵

    一直治定ありがとうございました。流眄(ナガシメ)という表記しりませんでした。素敵ですね。

    #49451 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
     石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
     走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
     風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
     朝がくるのか夜になるのか             石
    流眄(ナガシメ)のブルーボーイに秋扇          庵
     懐紙の上に石榴弾ける               羅

    ○恋句になりました。秋扇を持ったプレイボーイの流し目(流眄の字使いたいですね)で、前句のような失見当識状態が起
    きるというのは、スターに憧れる人は皆さんその素質ありますね。そして捨て扇の運命もまた。

    「ベテランの助産師の飲む梅干し茶  芳」、かつて、産婆さんと言っていたあの時代の方々をイメージします。赤子と一緒に、朝か、夜か、という時間をくぐり抜けて取り上げるのですね。これもよく付くと思います。

    月の長句でどうぞ。

    台風10号は、丁度高知の足摺岬、室戸岬の辺りを通っていくように見えますが、気になります。太平洋を目の前にR.55沿
    いのお遍路宿に泊まった時、「海から台風が直撃してきたらたいへんですね」聞きますと、「まあそうですね」と答えたご主人。言ってもどうにもならないという思いだったのでしょう。このご主人は翌日、私の忘れ物を車で追いかけて届けてくれました。今でもお遍路の伝統と一緒に生きている遍路宿です。大雨で遍路道はダメージを受けますが、そんなことも思われます。

    #49449 返信

    勝負する前に勝負がついてをり            芳
      朝がくるのか夜になるのか            石

    付け

    ベテランの助産師の飲む梅干し茶 芳

    宜しくお願いします。

    #49447 返信

    安庵

    勝負する前に勝負がついてをり            芳
      朝がくるのか夜になるのか            石


    流し目のブルーボーイに秋扇 庵

    お願いします。

    #49446 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
    石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
      走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
      風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳
      朝がくるのか夜になるのか            石

    ○「おらが村さの小百合ばあちゃん  庵」「タマゴタケかなテングタケかも」、頂いた付、どれも面白いですね。こういうときは「付合三箇条」の「出合遠近、但声先」という基準に従って小石さんの付けを頂きます。誰が、どんな種類の闘いをしたのか、ほんとに決着をついているのかさえ定かではありません。こういう「勝負」があってよいのかどうか、どこか人生にも似ていますね。

    次はどんな句が来るでしょうか。季節も適当に入れて下さい。恋の句も、指示など待たず、いつでも、どこでも。

    #49437 返信

    うに

    お約束ならここでカツ丼
    勝負する前に勝負がついてをり

    付け
    タマゴタケかなテングタケかも

    #49417 返信

    安庵

     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳

       付
     おらが村さの小百合ばあちゃん           庵

    お願いします。

    #49416 返信

    小石

     お約束ならここでカツ丼    桃
    勝負する前に勝負がついてをり  芳

    付け
     朝がくるのか夜になるのか  石

    #49404 返信

    勝負の句一直治定ありがとうございました。
    そうですね。「胃薬常備」ですと先を言い近い感じになりますね。頃合いが難しいです。たくさん読んでたくさん詠みます。

    #49401 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
    石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
      走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
      風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼              桃
    勝負する前に勝負がついてをり            芳

    ○芳さんの原句は「勝負前つねに胃薬常備して」でしたが、「カツ丼」という胃にもたれるような食べ物の後に「胃薬常備して」は、その先を言う形になって、2句間のふくらみが生まれにくいかと思います。前句のきっぱりした感じに治定句のように勢いで付けたらどうでしょう。

    「太文字の経費削減ちらついて」、「カツ丼」句からは離れた感じありますが、改革断行に取り組む気合いを感じ取ろうを
    しているところ、出ていると思います。

    ではどうぞ。

    #49391 返信

    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼             桃

    付け
    勝負前つねに胃薬常備して 芳
    太文字の経費削減ちらついて 芳

    宜しくお願いします。

    #49380 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵 月・秋
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
     牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞を諳んじてをりぬ            閑坐
     花に雪ふる昼の邂逅               羅 花・春
    佐保姫はお菓子のように化粧して           桃
     髪をバッサリ切って卒業              坐
    半刻をいけない人と蛍舟               女
     夏の霜にはゆため息が溶け             庵 月・夏
    ペン先のインク固まる文机              芳
     金運上げる風水に凝り               桃
    あの頃も今も聞く耳もたぬ父             女
    石垣崩すガジュマルの木は            上里
    二オ
    床の間に人形をおく初景色              羅
     膳のさびしき雨の正月              庵
    おとづれはメトロノームの鳴りてより         に
     目覚めた猫の手足のびやか            小石
    くたびれた営業マンのいるベンチ          芳
     今は昔の孟母三遷                を
    針金の家を出てゆく鴉の仔             羅
      夕べの虹をひとは見届け             に
    端とはじ耳にあてれば水の音             庵
     湖畔と犬と若き女性と              坐
    明日からのシニア講座に上り月           を 月・秋
     ホームの底にすだくがちゃがちゃ         坐
    二ウ
    露寒の故郷に住む人のこと              桃
    縁談十組纏めると言う               を
    痛い目にあえば分かるさ本気度が           女
     白村江からずっとこのかた            羅
    穫れすぎた茄子の料理を四品ほど           に
      走り書きには昼寝起こすな            芳
    馬肥えてお仙ころがる秋を待つ            庵
      風ニモマケズ凛と磯菊               芳
    銀鉤のめぐり来るとき熱を出す            に 月・秋
     イザナミ追えば逃げるイザナギ           女
    おぞましき姿を花にかえ給え              庵 花・春
     鏡の中も抱卵期なり                羅
    三オ
    猫の子を窺っている恋がたき             坐
     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳
     お約束ならここでカツ丼             桃

    ○省略を利かせ、よくここまで寄せたものと感服。一句だけで意味が通るか通らないかのぎりぎりのところですが、前句に当てると、事件の取り調べの場面になります。「お約束なら」は、事件モノのテレビや映画なら、普通ここでお被疑者の気持ちを軟化させるのにカツ丼を出すところだが、の意。

    「会うてもみたいドッぺルゲンガー」、ドッぺルゲンガーというドイツ語はうまい訳語が見つかりませんが、自分の分身のようなもので、本人がそれを見たり、第三者が見たりすることが、混乱を引き起こす素になるものです。どちらかというと凶兆で、芥川龍之介も死ぬ前に見ていたと言われます。完全犯罪に「ドッぺルゲンガーでもいるのか・・」の思いですね。「水に流して乾杯をする」、あっさり水に流し、これはちょっと拍子抜け。

    「三日経っても消えぬ山火事 しをん」、山火事に放火の疑いがある、ということをほのめかしているわけですね。あるいは、事件に対する疑い、募る不審が山火事のように抑え難いものになっていく、という寓意としての「山火事」にも取れます。

    お次をどうぞ。

    超大型台風に育った台風10号が接近中です。通過が予測されるところ、お盆帰省の方々には落ち着かない日が続くかと思います。情報をよく見、被害がないことを祈ります。

    #49364 返信

    桃太郎

    少し言葉の多すぎた夜 桃
    完璧なアリバイが生む不信感 芳

    付け
    会うてもみたいドッぺルゲンガー 桃
    水に流して乾杯をする 々
    お約束ならここでカツ丼 々

    #49362 返信

    しをん

     少し言葉の多すぎた夜                桃
    完璧なアリバイが生む不信感              芳

        付け

     三日経っても消えぬ山火事             しをん

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