ホーム › フォーラム › インターネット連句 Vol.1 › インターネット連句を始めます。
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ホームページ担当 松澤龍一皆さま、インターネット連句を始めます。どなたでも自由に参加できます。捌には佛淵雀羅さんをお迎えしました。
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雀羅■④歌仙「飛行船」ウ6 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭
春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
初雪を連れてきそうな月の顔 小波 月・冬
煤竹売りに寄って来る犬 桃
ウ
喧騒を逸れし辺りに家を借り 和嘉子
土を友とし風と語らふ 冨
雀荘に誘われサボる中国語 可不可
二時間目には食べる弁当 にゃん子
海のつくしこ名をすでに決めていて 羅
いろこの宮へ帰るクリオネ 桃○「いろこ」は魚の古名ですね。「いろくづ」とも言います。この句が付くと、前句の不思議な見立て替えが起こりますね。採取されたクリオネはお相撲さんのような愛称が付けられていて、でもやはり元の海に帰してあげようということになったのでしょう。拙句「湖」を「海」に替えます。先日いわき市小名浜で素晴らしく大きく充実し田水族館の見学をしましたが、1メートルくらいの縦の水槽に100匹ほどのクリオネが游いでいて見飽きませんでした。
では秋でどうぞ。
桃付け
いろこの宮へ帰るクリオネ 桃
スマホをかざす沿道の人
雀羅■④歌仙「飛行船」ウ5 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭
春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
初雪を連れてきそうな月の顔 小波 月・冬
煤竹売りに寄って来る犬 桃
ウ
喧騒を逸れし辺りに家を借り 和嘉子
土を友とし風と語らふ 冨
雀荘に誘われサボる中国語 可不可
二時間目には食べる弁当 にゃん子
湖のつくしこ名をすでに決めていて 羅○にゃん子さん、初めまして。どうぞゆっくり遊んで下さい。付句のような生徒は、二時間目に持参の弁当を食べ、昼食時には学校給食あるいは二つめの弁当も食べるのでしょうね。こんなにお腹がすくというのはよほど体の大きく、将来大相撲に進むような生徒であろうと想像しました。お相撲さんのしこ名というのは大抵部屋の親方が考えるものですが、本人がずっと思って来た名前を付けてもいいんだろうと思います。「睡眠不足は昼に居眠り」は、ちょっと当たり前の句です。山椒は小粒でもピリリと辛いと言いますが、短句であっても長句に負けない切れ味を出しましょう。
次は短句、雑でも、春以外ならその季節でも結構です。
石見にゃん子はじめて投句させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。ウ3 雀荘に誘われサボる中国語
4 睡眠不足は昼に居眠り
二時間目には食べる弁当
雀羅■④歌仙「飛行船」ウ3治定 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭
春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
初雪を連れてきそうな月の顔 小波 月・冬
煤竹売りに寄って来る犬 桃
ウ
喧騒を逸れし辺りに家を借り 和嘉子
土を友とし風と語らふ 冨
雀荘に誘われサボる中国語 可不可○自然を相手に清雅な暮らしをしている前句人物でしたが、急に人間臭くなりました。麻雀してると中国語に親しんでいる感じしますね。私も夕べ無事にいわき市小名浜の「麻雀合宿」から帰りました。2人羽織で2日間教えて貰いました。横浜方面から蟻の巣のような首都高を抜け三郷から常磐自動車道の往復、アッシーくんもちょっと疲れました。
次は短句でどうぞ。
可不可すみません。また575を外しました。どうお身体に合わないようです。
雀荘に誘われサボる中国語
にします。
可不可前句の「風と語らう」で麻雀が想い起されました。それと言うのも、麻雀は対戦の局面にそれぞれ東風、西風、南風、北風という風が設定されています。五七五でしたね。失礼をしました。
雀荘に誘われ今日もサボるドイツ語
雀羅■可不可さん、長句でお願いしますね。「リーチ一発つもる三色(さんしき)」ですか、実はわたし麻雀出来ないのです(^^;) すてきな麻雀の句を出されてもその良し悪しを判定出来ない捌き、というのもなさけないですが、こういうのは相談しながら、教えて貰いながらということなんでしょうね。いわきの旅の私の役目はアッシーです。大震災以後いわきも色々大変なところでしたので、少しでもにぎやかしに・・という思いもあります。
可不可リーチ一発つもる三色(さんしき) 可不可
雀羅■④歌仙「飛行船」ウ2治定 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭
春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
初雪を連れてきそうな月の顔 小波 月・冬
煤竹売りに寄って来る犬 桃
ウ
喧騒を逸れし辺りに家を借り 和嘉子
土を友とし風と語らふ 冨○赤穂浪士からすっかり別筋に入ってしまいましたが、連句でいう「転じの面白さ」というのはこうしたことを言いますね。人によっては「もどき」と言い、私は「反転図形」のような・・という喩えを使います。エッシャーの「昼と夜」などご覧になると、連句で何故この現象(解釈が変わる重心移動)が起きるかということについてのひらめきが得られるかも知れません。
「寄る年波に勝てぬ足腰」、富士さんちょっとコレ常套句ですね。富士さんらしくない(^^) 「クラシック聴き鋭気養ふ」、も「鋭気養ふ」がイマイチかな。
頂いた付句、「風」がありますが、“発句同字不再出”というのはいわゆる式目ではありませんので、ここでは気にしないでお続け下さい。次は雑です。
いわき市(小名浜)まで、鋭気養いに行ってきます(麻雀合宿)。私は海の音を聴きながらぼんやりしているのが好きなんですが。21日に帰ります。
富士煤竹売りに寄って来る犬 桃
ウ
喧騒を逸れし辺りに家を借り 和嘉子付け
寄る年波に勝てぬ足腰 富士
クラシック聴き鋭気養ふ
土を友とし風と語らふ宜しくお願いいたします。
雀羅■④歌仙「飛行船」ウ1治定 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
初雪を連れてきそうな月の顔 小波 月・冬
煤竹売りに寄って来る犬 桃
ウ
喧騒を逸れし辺りに家を借り 和嘉子
(喧騒を逸れて現る一軒家)原句○「煤竹売り」が「爆竹売り」に見えてしまいましたね。中国の旧正月にはそんな商いが出て来そうです。犬はこわがって寄らないと思いますが、「爆竹売りにAIBO寄り来る」とすればありそうです。AIBOの首にゴム輪でお札をつけて「花火ください」と行かせるわけですね。「煤竹売り」は師走十三日が大掃除と決まっていて、それの傍題です。煤竹売りに身をやつした赤穂浪士大高源吾が両国橋で榎本其角と発句・脇の応酬をするのは歌舞伎の場面です。そんなところ、「煤竹売り」と言えば大高源吾、仇討ちのために世を忍ぶ姿を出して治定句のようでどうでしょう。原句にもその感じはありますが。
「存分に上げる音量街の中」は、前句を「爆竹」として付けていますね。
では、お次雑でどうぞ。
和嘉子訂正
爆竹→煤竹 煤竹売りに寄って来る犬 桃ごめんなさい。和嘉子
和嘉子初めまして。宜しくお願い致します。
爆竹売りに寄って来る犬 桃
付
和嘉子 喧騒を逸れて現る一軒家存分に上げる音量街の中 和嘉子
雀羅■④歌仙「飛行船」6治定 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
初雪を連れてきそうな月の顔 小波 月・冬
煤竹売りに寄って来る犬 桃
(煤竹売りに寄り添える犬)原句
ウ○「寄って来る犬」とすっきり言ってみましょう。鼻のいいわんちゃん、「なに、あした討ち入りかい」、なんて
顔してるんでしょうかね。「お巡りさんと探す手袋」、こんなに面倒見のいいお巡りさんいるでしょうか。相手はてぶくろ買いに出たごんぎつねかな?次は雑でどうぞ。裏ですから題材何でも。
桃付け
煤竹売りに寄り添える犬 桃
お巡りさんと探す手袋
雀羅■④歌仙「飛行船」4治定 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
初雪を連れてきそうな月の顔 小波○「初雪」は「その年初めて」ではなく「その冬初めて」降る雪ということで「仲冬」になります。「あられ切り」から「初雪」という言葉のつながりもありますが、一句の味わいはそれのみに寄りかかってはいません。
小石さんの付け「賽の目に切る」では馴染みがありすぎるかと、少し変わった言い方を求めて「あられ切りする」と変えさせてもらいましたが、「もめん豆腐」でこんな切り方するかなあと、気になってきました。こんなに小さく(5ミリ)切るなら絹漉しでしょうか。この豆腐後で変わるかも知れません。暮らしのディテールが反映されるという点でも連句は面白く勉強になりますね。
冬での短句でどうぞ。
小波のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石付
寒月に聞かせるやうなひとり言 小波
初雪を連れてきそうな月の顔 〃
雀羅■④歌仙「飛行船」4治定 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
(もめん豆腐を賽の目に切る)原句○「あられ切り」は「賽の目」よりもっと小さく切ることですが、少しでも変わった言い回しを使ってみましょう。
パッチワークに凝る人は豆腐切るのにも面白いことをする、という感じに見えてきます。「豆腐があればご機嫌な父」、パッチワークに夢中になり、お父さんの食事は豆腐一丁でほっとくわけでしょうか。「健康食でいいのよ」という感じですね(^^)では月の句をどうぞ。出来れば夏か冬で。
小石春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代付け
豆腐があればご機嫌な父
もめん豆腐を賽の目に切る
雀羅■④歌仙「飛行船」第三治定 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代○丘に広がる「はなつめくさ(芝桜)」の絨毯から「パッチワーク」を連想する、というところですね。「復習ふこと楽しみてゐる日永にて」は、何を「復習ふ」のかが見えた方がよいですね。「首振りの尺八復習ふ日永にて」等。
では四句目をどうぞ。
鈴代春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅付け
復習ふこと楽しみてゐる日永にて 鈴代
のどらかにパッチワークの針持ちて宜しくご指導お願い致します。
雀羅■④歌仙「飛行船」脇 2018.4.13 起首
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅○富士さん、むちゃな注文にもかかわらず早速お応え下さって有難うございます。「足こぎ人力飛行船」のゆったりした気分に惹かれました。「青柳や上り下りの水夫(かこ)の唄」は、北原白秋の柳川で船頭さんの舟唄を聴きながらの川下りですね。「 行春や褪せゆく色も生るる彩も」、座五6音に違和感感じさせないのは流石と思います。
拙句「はなつめくさ」は「芝桜」のことです。第三はもう一句春です。どうぞご自由にお付け下さい。
付ける画面はず~っと下にあります。
富士歌仙「我村や」の満尾おめでとうございます。
雀羅様・龍一様有難うございます。お世話になりました。しばらく静かに
学ばせていただくつもりでしたが、ご指名を賜りましたので、僭越ながら
未熟な発句候補を出させていただきますので、ご指導をお願いいたします。青柳や上り下りの水夫(かこ)の唄 富士
春風や空を漕ぎ出す飛行船
行春や褪せゆく色も生るる彩も
雀羅■満尾☆★③歌仙「我村や」★☆
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃
亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
テニスコートに見初めあふ秋 柳
ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃
起き上り小法師倒れてそのままに 波
めくるページに挟む未来図 富
花と舞うサルサ・マカレナ・チャチャ・ルンバ 龍一
鉢巻きをした仔猫抱くひと 執筆2018.2.7 起首
2018・4・13 満尾○歌仙「我村や」の巻満尾お目出度うございます。富士さん、大丈夫ですよ。こうしたネット連句ではいい風が吹き続けるときと、凪になってしまうときと、色々です。まったく気になさることはありません。どうぞ皆さん気分本位で関わって頂きたいと思います。そして、大体、花の句というのは出にくいものではあります。それですから、もうここから後花を零してはいけません(遠慮してはいけません)という意味で「花の定座」というものがあります。そして、どうぞ「独り占め」して下さい(^^) それで富士さん、はずみと次いでですので、発句下さいませんか。春の季語です。たのしみにしています。いつでも結構です。 雀羅
龍一花と舞うサルサ、マカレナ、チャチャ、ルンバ 龍一
富士さん、インターネット連句を活性化して頂きありがとうございます。この調子です。
富士すみません、私の解り辛い投稿文のせいで皆様が付けを遠慮されているのではないかと心配しています。
連句に興味を抱いてまだ日が浅く、マナーも知らず、つい夢中になり過ぎました。
雀羅様のご厚意に甘え、沢山の付を送り、先生を独り占めしたような結果になってしまい、ご迷惑をおかけしましたこと、猛省しております。申し訳ありませんでした。
花の長句を楽しみにお待ちいたします。
富士雀羅様
ナウ3 ご治定下さいまして有難うございます。
付けは前の句に付きすぎず離れすぎず、打越などにも注意しながら
展開させていくのですね。本当に良い勉強をさせていただきました。
最後の二句を楽しみにこれからも楽しく学ばせていただきますので
どうぞ宜しくお願いいたします。
雀羅■③歌仙「我村や」ナウ3治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃
亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
テニスコートに見初めあふ秋 柳
ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃
起き上り小法師倒れてそのままに 波
( 起き上り小法師を揺らす指の先)原句
めくるページに挟む未来図 富○富士さん沢山句を出して頂き有難うございます。「主演女優にうっすらと髭」、面白すぎる句です。どかこで使いたい句です。「鳴らす琵琶の音時に激しく」、大打越に「着信音」と音があり、「飾りのままの薩摩琵琶なり」のような使い方をするといいですね(ちなみに明後日杉並公会堂に薩摩琵琶を聴きにいきます)。「香炉に残る麝香白檀」、場面としては前句に無理のない付句です。「めくるページ」はさり気ない花前になり、いいですね。体言がずっと続き、形の上での停滞感ありますので、ナウ3「 起き上り小法師を揺らす指の先」→「 起き上り小法師倒れてそのままに」とさせて頂きましょうか。だるまさんゴメンなさい。富士さん、ごくろう様でした(^^)
では花の句をどうぞ。
富士….あきらめないで。。。
ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃
起き上り小法師を揺らす指の先 波
めくるページに挟む未来図 富士しつこく続投お許しください。
気になって一日が始まりません、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが
ご指導宜しくお願いいたします。
富士ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃
起き上り小法師を揺らす指の先 波付け
主演女優にうっすらと髭 富士
鳴らす琵琶の音時に激しく
香炉に残る麝香白檀すみません、考えましたが、達磨、中国、 爪弾くしか連想できません。
ご指導くださいませ。
雀羅■もうすこし・・
玉露一滴しぼり切るとき 桃
起き上り小法師を揺らす指の先 波安いお酒はノーと言われて 富士
ダイヤのリング実は偽物○富士さん、上のように頂いてますが、打越に「玉露」があり「お酒」では、戻りますね。「ダイヤのリング」は前句に「指の先」があり、ここにからめたわけですね。一句としては、前句にどう付くか、色んな筋立てがありすぎ、二句間の闇が深いですね・・。前句をどう受け止めるかという方針がしっかり見えてないと、付筋もぼんやりしてきます。もう一度トライしてみて下さいませんか。
富士ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃
起き上り小法師を揺らす指の先 波付け
安いお酒はノーと言われて 富士
ダイヤのリング実は偽物ナウ1ご一直とご治定を戴き有難うございます!
いとどとは思いもつきませんでしたが、面白いですね
またご指導お願いいたします。
雀羅■③歌仙「我村や」ナウ3治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃
亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
テニスコートに見初めあふ秋 柳
ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃
起き上り小法師を揺らす指の先 波○「七転び八起き」のだるまさんの不退転の決意を、さりげない指の動きで伝えています。
「然らばと女人禁制踏み越えて 鈴代」、相撲協会の行事で土俵上で倒れた市長さんを助けようと、近くにいた女性(看護師)が駆け上がり救命措置を施しているところに、行司さんや協会側が女性に土俵を降りるよう放送を入れ、そのあと沢山の塩を撒いたということが報道され、国内外からの反発を招くということがありました。そんなニュースに触れている付句ですね。塩を撒いたのは女性が土俵に上がったことに対してではなく、事故など不測の出来事に対するもので相撲の世界では常識なのだという反論もありますが、女性に土俵を降りるように言い直後に塩を撒けばどう見えるかに気配り出来ないようでは、塩を撒いた方がよいのは協会の頭かも知れませんね。常在戦場のフットワークのよさと言う点では土俵に駆け上がった女性(看護師)に軍配です。
いよいよ花前になりました。雑で短句どうぞ。
鈴代ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃付け
然らばと女人禁制踏み越えて 鈴代
小波ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃
付
立ち上がる後ろ姿に迷ひ無し 波
起き上り小法師を揺らす指の先 〃 〃
雀羅■灰汁桶の?
桃さん、「灰汁桶の雫やみけりきぎりす 凡兆」を念頭においたということですね。
なるほど、前句が「当てのない着信音を待ついとど」ですからね。「いとど」は江戸時代は「こおろぎ」あるいは「きりぎりす」にも見立てられます。頂いた句は「最後の一滴玉露香らす」ですが、これで凡兆の発句の連想を誘うのはかなりの飛躍に思えます。「いとど」句から「猿蓑」の「灰汁桶の」巻の発句のおもかげを出そうとしたら、
当てのない着信音を待ついとど
したたりやまぬ闇の灰汁桶くらいの作り方にすれば何とかオーケーかと思います。連句も何度も空振りしているうちにパチッとジャストミートするポイントがつかめます。どんどんトライして下さい。
桃灰汁桶の滴のことを考えていました。
なんだかもたついてしまった句でしたが
一直してくださってありがとうございました。
雀羅雀羅
■③歌仙「我村や」ナウ1治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃
亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
テニスコートに見初めあふ秋 柳
ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
玉露一滴しぼり切るとき 桃
(最後の一滴玉露香らす)原句○髭の長いいとどさんは、案外余裕で煮え切らない時間をこなしてるんですね。そして何かを決断したみたいな感じも・・。
どうぞ。
桃付け
最後の一滴玉露香らす 桃
雀羅■訂正。前便、「無季の長句を」と書きましたが「無季の短句」です。
雀羅■③歌仙「我村や」ナウ1治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃
亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
テニスコートに見初めあふ秋 柳
ナウ
当てのない着信音を待ついとど 富士
(当ての無き着信音を待つ夜長)原句○富士さんさっそくのお出まし有難うございます。俳句と連句の違い、そして似たところ、沢山感じ取って頂きたいと思います。ちょっと直させて頂きましたのは、打越と「夜」の同字があることと、「十六夜」は夜分で「夜長」は障るということで、同じ秋の季語「いとど」など如何でしょううか。「いとど」は別名「かまどうま」「はだかこおろぎ」などと呼ばれるバッタの類です。「張り残す窓に鳴き入るいとどかな 惟然」という句等もあり鳴く虫のように思われていますが、翅もなく発声器官もないので鳴かない虫です。ふとももが張っていて馬のようによく跳ねる虫ですが、「べんじょこおろぎ」などとも言われ、モテそうもないですし、着信音を待っていてもずっと来ないかもしれませんね。かわいそうに・・。
「幸せは行李ひとつの四畳半 鈴代」、鈴代さんも付句有難うございます。はい、ここは秋の句を付けて頂くところでしたが、季語が入ってませんでした。秋は三句は続ける、でしたね。付味もよく、よく転じています。打越に「十六夜」と数字が出ていますので「四畳半」のところ、「幸せを行李につめてダットサン」なんてどうです? 脱兎さん、ではないダットサンなんてとしが知れますが・・。
「テニスコートに見初めあふ秋」というのはいとどクンの錯覚だったんですね。寂しい恋句になりましたが、お次をどうぞフォローして下さい。無季の長句です。
鈴代
富士ナウ1
当ての無き着信音を待つ夜長初めまして!雀羅様よりご案内を戴き訪ねさせていただきました。
連句は俳句より難しそうですが、勉強させて頂ければ幸せに存じます。富士の名で参加させて頂きますのでよろしくお願いいたします。 富士
雀羅■③歌仙「我村や」ナオ10 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃
亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
テニスコートに見初めあふ秋 柳
ナウ○元号から、よく言われる、天皇皇后がお互い強い印象を持たれたという軽井沢でのテニスコートでの出会いを付けられました(そのものではなく暗示するものとして)。前句にある少し不安な気分に軟らかく肯定的なメッセージを発しているところに働きがあるように思います。
もう一句恋の句です。別な場面に転じて下さい。
柳下人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
付け
テニスコートに見初めあふ秋 柳
柳下人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
付け
テニスコートに見初めあふ草 柳
雀羅■③歌仙「我村や」ナオ11治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃
亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅
元号のいつまであるや十六夜 麦
(元号のいつまで続く十六夜子)○元号はいつまで続くのか、あるいは続かないのか・・という思いを句にしています。付けられている前句が「人形は未だ首を振ってる」ですので、明るい未来とばかりは思えないという感じにもなりますが、さりとて肯定出来ないと言っているわけでもありません。時代に対する複雑な心情を句にするのはなかなか難しいですが、連句は人が生きている様々な場面に向き合うことが出来るといういみでも「現代の詩」ということが出来ます。一句、「元号のいつまであるや十六夜」として頂きます。「や」は勿論切字ではなく疑問。
秋でどうぞ。恋句を譲り合って見合っている感じです。「恋句」は捌きに指示されてやるものではありませんので、いつでもどこでも自由に付けて下さい。
麦子亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅
ナオ11付け
元号のいつまで続く十六夜 麦子
雀羅■③歌仙「我村や」ナオ10 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃
亡命の積荷を隠す独裁者 波
人形は未だ首を振ってる 羅○月の長句(秋)を詠んで下さい。
柳下さん、「染卵」について込み入ったところまでお話頂き有難うございます。
小波ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃付
亡命の積荷を隠す独裁者 波
柳下人気者というか、イースターはキリストの蘇生を祝う祝日です。正教会(ギリシャ・ロシア正教)では、生誕(クリスマス)より大きなお祝いの日(この日曜日)です。ドイツの祝い方は、キリスト教伝来以前から春の始めに元々あった地神信仰の祭と結びついたもの、と言われています。ですから、自然の中(庭や野原)に染卵が隠されます。卵は新しい生命の象徴です。
染卵は、ゆで卵に絵を描くのでなく一色に一様に染色するのです。50個にいちいち絵を描いていたら大変ですし、水彩なので、雨が降れば流れてしまいますから。大抵、赤、黄、緑、青、紫といった色で、「染める」のです。子供向きではありませんが、紅茶で斑をつけて染める人もいます。家でもいま、兎さんが台所で卵をゆで、食用色素を水に溶かして色素を固定させる酢を加えた5つの容器に熱い卵をそれぞれ10個入れて着色しているところです。
雀羅■柳下さん、イースターの「染卵」は人気者ですね。いろんな顔を持っていることが分かりました。全部中身を抜いた殻に描くものを思っていましたが茹で卵にも描くんですね。
柳下雀羅さん、今日は移動日で、ケルンから南ドイツに来ました。
丁寧に絵付けしたものは、室内に入れることで早く咲き出した林檎や連翹の枝に飾るための卵です。兎がイースターの日曜の早朝に隠す40~50個の染卵は、夫々一色に染めた、全部で5~6色のゆで卵で、それを子供たちが庭で探すのです。
見つけたカラフルな卵をイースターの朝食の食卓の籠に入れ、自分の卵を決め、卵と卵をぶつけ合って、割れずに勝ち抜いた卵の主がイースターの王様か女王様になります。そこでやっと、レーズンや砂糖の塊を入れて焼いた甘いイースターのパンにたっぷりバターをつけ、ロースハムを乗せて、イースターの朝食が始まります。南ドイツの風習です。
雀羅■③歌仙「我村や」ナオ9治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
貿易風の大波に乗り 桃○「貿易風」は大洋上を赤道方向に向かって一年中吹いている風ですが、水辺に転じたところが変化だと思います。ここからどんな話・場面に展開できるでしょうか。
柳下さん、ドイツのイースターの雰囲気をお話下さって有難うございます。歳時記には「染卵」(晩春)と出ていますが、こちらでは実感的にイメージ出来る人は限られていると思います。卵の殻に綺麗に絵付けした染卵を庭のあちこちに隠しておき、子どもたちがそれを嬉しそうに探している楽しい様子がよく伝わってきました。
桃貿易風の大波に乗り 桃
柳下ご治定・ご一直、感謝。
「つばくろ」を引っ張らない、そして「残像」、よく分ります。文法のご指摘もありがとうございました。こちらは学校もイースターのお休みです。我が家では、少し大きな家族が、ベルリン、ミュンヘン、ヘルシンキから南ドイツに子連れで集り、中身を出した本当の卵の殻に一人一個ずつその年の絵を水彩で描きます(数週間前から、今年はどんな色や絵にしようか、と考えて)。背景にはベートーベンの「田園」が流れ(ベーム/ウィーンフィル)、小さな子も黙って暫く集中して描きます。そんな過去数十年のカラフルな卵(亡くなった義父母の卵も)が、数日前に入れて咲き始めた連翹や林檎の枝に下げられ、室内のあちこちに飾られています。
イースターの日曜の朝、子どもたちは(兎が庭に隠した)染卵を嬉々として探します。冬の長いドイツでは、町中が春を迎えた喜びに満ちる季節です。
皆さんにも日本の素敵な春を。
雀羅■③歌仙「我村や」ナオ7 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
ゆらゆらと夕立の後に動くもの 柳
(激しかる夕立の後に動くもの)原句○「夕立」は夕方急に曇って激しく起こる風雨をといいますから、「激し」はこの季語に含まれる要素ですね。ここはむしろ、前句の「つばくろ」を引っ張らない「ゆらゆら」でどうでしょうか。「激しかる夕立」は「激しき夕立」ならありますが、「激しかるべき・・」と助動詞につながる形容詞ですね。
「四句前、気になりますか。。。」ですが、植物が出るのはよいのですが、「蔦」のような「雑草と呼ばれし草」と親近性の強いものでなければ・・と思います。こういう残像はもう少し(といってもかなり主観が入りますが)離しておきたい感じです。
柳下四句前、気になりますか。。。では、再考案です:
照準をしぼれぬままのスナイパー 石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
付け
激しかる夕立の後に動くもの 柳
雀羅■もう少し・・
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅いつの世も玉巻く葛は覆ひけり 柳
○前句とよい取り合わせになっていますが、三句前にある「雑草と呼ばれし草」は生命力強くはびこる「葛」とどうでしょう。「植物(うえもの)二句去」ということで式目に障るわけではないですが、もう少し離してみたい感じします。ここでの切字「けり」の使用は、切字があっても「切れ」がなければ平句ですので、これは問題ないと思います。
「巻く葛」は葛の若芽のことですが、天ぷらやおひたしにいいという人いますね。
もう少しどうぞ。
柳下照準をしぼれぬままのスナイパー 石
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅
付け
いつの世も玉巻く葛は覆ひけり 柳
小石☆ご治定ありがとうございます。
沈着冷静なスナイパーが恋をした心の揺れを、と思ったのですが
たしかに肝心なのは引き金でした。
そして 瓦礫の街 しびれる~。
雀羅■③歌仙「我村や」ナオ6 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳 花・月・秋
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
引金を引けないままのスナイパー 小石
(照準をしぼれぬままのスナイパー)原句
瓦礫の街を夏のつばくろ 羅○標的をスコープの中に捉えるところまでは難しくないと思います。後はクールに引金を引けるかどうか、ですね。小石さん、スナイパーが主人公になった映画は数多く観ましたが、このシーンはドラマの山ですね。治定句のようでどうでしょうか。
雑でどうぞ。
小石雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波付け
照準をしぼれぬままのスナイパー 小石
雀羅■③歌仙「我村や」ナオ4治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
ゆかしき人に似たる風情よ 小波○「雑草と呼ばれし草」を鄙に埋もれて生きる「ゆかしき人」に見立て替えしました。別案「地味で謙虚で耐えて咲く人」は、「雑草と呼ばれし草(人)」を繰り返す形のように思えます。
小石さん、付句を頂いていたのにうっかり見落としました。申し訳ありません。
スイッチバック二飛び四飛び 桃
鳴かぬまま佃煮となり冬蝗 小石とても面白いと思います。「スイッチバック」→「スイッチョ(馬追)」→「冬蝗」といった連想かなと思いました。こうした遊びも楽しいです。めげずにお願いします。
次は恋句でどうぞ。秋以外季節は何でも。
小波スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦
付
ゆかしき人に似たる風情よ 小波
地味で謙虚で耐えて咲く人 〃♢初めての参加です。迷いながら投句します。よろしくご指導ください。
よく分かりませんが、この巻にはまだ恋句は出ていませんよね?
雀羅■③歌仙「我村や」ナオ3治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
雑草と呼ばれし草にある名前 麦子
元(雑草と呼ばれる草にある学名)○ナオをナウを間違って書いてしまいました。麦子さん、そんなこともお構いなくきちっと付句頂き有難うございます。
フロイトは間違いには意味があると言います。私の“ナウ”の間違いは早く片付けたいと思ってるのかなと思われかねませんが、そんなことはありません。連句実作はどんな場面でもやるきイッパイです(^^) でも付句来ないと眠り込みますので(ほんとです)、ここで連句遊びをする方もう少しいるといいかなと思います。麦子さん、元句下五の「ある学名」は六音ですのでここは「ある名前」にさせて下さい。ではどうぞ。雑です。
小石ナオ 旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃付け
鳴かぬまま佃煮となり冬蝗 小石
麦子ナオ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
今、ナオでした~・花の座はナウの5句目が定座ですから、ここで雑草は許されますね?
麦子あ、ごめんなさい。打越に花の座ですね。花前なら許されることもあるでしょうがここで草はまずかったです。
取り下げます。
麦子ナウ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃
付け
雑草と呼ばれる草にある学名 麦子
桃ありがとうございました。
それにしても、まあ。発句同字。。。
目の前しかみてませんでした。一茶様、ご無礼申しました。
雀羅■③歌仙「我村や」ナウ2治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナウ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留
スイッチバック二飛び四飛び 桃○「スイッチバック」というのは箱根登山鉄道のように、高いところに登っていくのに、ある地点でバックして又進むジグザク走行を繰り返すことですね。男坂でもジグザグに歩けば女坂になります。「二飛び四飛び」というのは連句用語で、四人で連句する時膝送り(順番に詠むこと)しますと長句・短句を同じ人が詠むことになりますので、そうならないように、abcdーbadcーabcd…..と2種類の詠み順を繰り返すことを言います。スイッチバックの電車にのって「二飛び四飛び」を思い出す人がいるとは恐れ入りました(^^) 「三鬼」の「三」に「二」「四」と調子を合わせて遊びを入れましたね。直前に「三」の字がありますが、同字三句去りということで問題ありません。発句に「二」の字があるではないか、とうご意見もあるかと思います。発句を大事に思うという美学の発露ですが、ここではそこまでナーバスになることはありませんので、前句に生き生きと関わる付句ということに集中していただきたいと思います。
次は雑でも冬でも夏でもどうぞ。
桃ナウ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留付け
スイッチバック二飛び四飛び 桃
よろしくお願いします。
雀羅雀羅
■③歌仙「我村や」ウ12 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナウ
旅鞄三鬼句集をポケットに 去戸留○前句の「露人」から「露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す」という句を詠んだ西東三鬼を連想されたんですね。 去戸留さんどうぞよろしくお願いします。
お次は雑の短句です。
去戸留旅鞄三鬼句集をポケットに
柳下ご治定ありがとうございました。盆花などを描いてあっても、とても淋しい盆燈籠、思い出しました。
トラッキングをした霧島はまた入山禁止でしょうね。せめて桜島によろしくお伝え下さい、そして猴酒などお楽しみください!
雀羅■③歌仙「我村や」ウ12 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
花灯籠かすかになりて月の舟 柳
わらう露人と猿酒を酌み 羅
ナウ
○柳下さん、難しい花と月、一気に解決して下さいました(^^) 「花灯籠(はなどうろ・はなどうろう)」は「灯籠」の傍題で初秋の季語、そして正花とされます。蓮華などの飾り花を付けた灯籠で、精霊祭(お盆)に用いますので秋の季語になります。カタカナのことは、満尾してからもう一度景色を見わたしてみて下さい。
次は雑でも秋でも。明日(もう今日)から鹿児島に4日間帰っております。
柳下曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴
付け
花灯籠かすかになりて月の舟 柳京都の花灯路は春とありますが、「花灯籠」はなぜ秋の季語なのでしょう?「花相撲」は打越に戻ると思い、こちらを初めて使ってみました。
~ ~ ~ ~
カタカナ語に関してご教示有難うございました。確かに、一巻の終り頃に見ると気にならないかもしれません。
雀羅■③歌仙「我村や」ウ10治定 2018.2.7 起首
&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
靴紐解けば秋の夕焼 晴○晴さん、味わいのある秋の句、有難うございます。さて、花も詠まないといけない、未だ月(秋)も詠んでないということになりましたが、どうしましょうか。
井上晴・靴紐解けば秋の夕焼 ・呼び出し音にちちろ鳴き止み ・家族揃ってだんだら祭 晴
雀羅■柳下様
ご意見ありがとうございます。進行中の「我村や」の巻の、「ウ7~9の三句にカタカナ語4つ」と、カタカナが多いのではないかというご懸念ですね。カタカナ語を使った句の視覚的な印象(効果)というのは、懐紙面(かいしづら)を大事にする連句では、無頓着であってはよくない要素です。芭蕉作品でも、カタカナではありませんが、「加茂のやしろは能き社なり 芭蕉」と、一句中でも同字を変化させて用いるなど懐紙面への配慮が随処に認められます。カタカナ語にも同じような気遣いがあっていいと思います。
一般論としては、カタカナ語の打越は避けたい、一巻に何句ぐらいならうるさい感じはないようであるといった論はありますし(昔は六句くらいまではよいという指針を示された先達もいました)というのは首肯できるところですが、さて実際の付合い場面は、作法や覚え書きを闇夜のちょうちんのように掲げて進むというものではありませんので、勢いやハズミでいろんなことが起きてきます。
ご指摘のことは一巻の流れのなかで見ないといけないところですが、確かに、カタカナがまとまって出ていて、もっと少ない方がすっきりしていいのでは・・という印象もあるかも知れませんね。でも例えば、「コウノトリ」→「こうのとり」と一直すれば改善になるのかというと、余りこうした懐紙面にとらわれるのもどこか不自由な感じします。優先するべきは、一句の姿、内容、付味ということで、カタカナ語の溢れる言語環境の中では、カタカナ語を特別扱いするのもほどほどに・・という感じでおります。雅語・やまとことばの連ね歌である連歌では漢字・熟語さえも注意深く排除されますが、わたしたちがやっている俳諧は、雅語以外の様々な俳言・言語表現も自在に駆使するハイブリッド文芸であり、カタカナもそうした俳言の一要素と捉えていいと思います。
この辺りは個人的な嗜好もあります。私も意識しないわけではありませんが、カタカナ語の使い方に余り強い縛りをかけることもないと思っています。今から言ってしまってはなんですが、ナオ以降、こんな風にカタカナがまとまって出て来る場面は、もうないかも知れません。
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歌仙「我村や」我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦
柳下まず、オ5とウ5ご治定感謝。そしてウ5は素敵な付けを喜んでおります。
お捌き様、今回は付け句なしの途中質問させて下さい:
ウ7と9にカタカナの打越があります。以前の巻ではそのような付け句は一直されたか、再考を促されたかだったと思いましたが、打越を嫌うお捌きと割合寛容なお捌きと色々おられ、漢語が外国語だった頃のこと、現代のカタカナ乱用時代などの背景を鑑みると、色々考えて分らなくなってしまいます。ウ7~9の三句にカタカナ語4つとなると、字面で煩いような気もされます。こちらでのご治定時のお考えをお聞かせいただけますか?
雀羅■晴さま
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦○「曲馬団」句に秋の季語を入れて詠んで下さい。打越(前々句)にもどらないようにですね。二三句候補句あると採用確率高いですよ(^^) それと、作者名「晴」だけでいいです。わかりますから。
井上晴┌我村」の歌仙は2月に始まっていたのですね。今回も参加させて下さいませ。 ウ10 夫と妻との誓いの詞 晴
麦子治定ありがとうございました。_(._.)
月は自由に、まなびました。
雀羅■③歌仙「我村や」ウ9治定 2018.2.7 起首
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歌仙「我村や」我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦○麦子さん、取り下げなくてもいいですよ(^^) 前便、「月」をお願いしましたが、目安をして書いているだけのこともありますので、指示通りに詠まなくても場合もあります。連句には「標準季題配置表」というものがいろんな張り出されていますが、定石に縛られずに詠むこともが大事と思います。その点月などは自由にアレンジ出来ます。
ではどうぞ。秋を。
麦子すみません、月でしたね。とりけします。
麦子ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃
付け
曲馬団カーテンコールは三度まで 麦子
雀羅■桃さん、「おやつの時は豚のカンカン」の「カンカン」が「フレンチカンカン」とは思わずに直しさせて頂きましたが、「可笑しさがこみあげております」「最大限よいところを見つけてくださって」と書いて下さり、捌き、以て瞑すべしでございます。捌きも豚と一緒で、登れない木も褒められれば登ります(^^)
桃カンカンを一直治定していただいてありがとうございます。
たいへんうれしく、また、可笑しさがこみあげております。
うまく七七に作れませんでしたが、実はフレンチカンカンのつもりでした。(カステラ一番の)
困った句でしたのに
最大限よいところを見つけてくださって、ほんとにうれしいです。
雀羅■③歌仙「我村や」ウ4 2018.2.7 起首
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歌仙「我村や」我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃 夏・月
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅
おやつの時は豚のカンカン 桃○原句は、「小豚のカンカン三時のオヤツ」でした。「小豚のカンカン」は童話の主人公なのか、クッキーの名前なのかと迷いました。「三時のオヤツ」も四三と言われる韻律で、避けた方がよいとされるものです(ゼッタイではありません)。「三時」にも「おやつ」の意味があり、「おやつ」には昔の時計で午後二時頃を言いますから、どちらかを取ればいいですね。で、上のようでどうでしょう。前句とセットで童画風になってきました。
では月(長句)お願いします。
桃まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅付け
小豚のカンカン三時のオヤツ
雀羅■③歌仙「我村や」ウ4 2018.2.7 起首
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歌仙「我村や」我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅○上空で脚を触れ合うんでしょうかね。コウノトリたちは。
次は冬でどうぞ。
紅鯨裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅付
ハイタッチして舞い降りるコウノトリ 紅鯨
雀羅■③歌仙「我村や」ウ4 2018.2.7 起首
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歌仙「我村や」我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳
まぶたの母は世間知りすぎ 羅○番場の忠太郎で行ってみました。
どうぞ。
柳下原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
付け
裏町をちょっとぶらぶらしてただけ 柳失礼。善財童子も固有名詞だったのでした。。。
麦子原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂
教務課からの急な呼び出し 桃
付け
入学式性別わからぬ名の多く 麦子
雀羅■桃さん、了解です。
善財童子の旅も終わりに 麦子
原語にてマルテの手記を読み了える 華美憂で、「終わりに」「読み了える」「エンドロール」と三句続くことですね。そうですね、三句がらみというんでしょうね。私の方こそ勘が働かなくですみません。連句は以心伝心の部分もありますが、創作の機微をあえて言葉にして行くということも大事ですので、分かりきったようなことでもお聞きしていくことあると思います。またよろしくお願いします。
桃雀羅さん
ありがとうございました。そして、あのう、リルケですね、きっと。
二句とか三句とか自分でも不確かなことを書いたのは
終わりに、読み了える
と、「終り」が二句続いたので、エンドロールのような「終り」関連の付けをもう一句
付けて三句にするのはどうでしょうかという気持ちでした。
なにか別の問題と混同していたような気がします。
お騒がせしました。 -
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