ホーム フォーラム インターネット連句 Vol.1 インターネット連句を始めます。

このトピックには1,882件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 時間、 27 分前に  雀羅 さんが最後の更新を行いました。

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    トピック
  • #477 返信

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100件の返信を表示中 - 1 - 100件目 (全1,882件中)
  • 投稿者
    返信
  • #48392 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵
      へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
      牛若丸は甲子園かも             しをん
    恩師への弔辞諳んじてをり             閑坐

    ○閑坐さんの原句は「面白い恩師の弔辞諳んじる」でしたが、「恩師への弔辞」なのか「恩師が読まれた弔辞」なのかをはっきりさせて治定句のようでどうでしょうか。「牛若丸」が平安末期からワープしてきたというのではなく、牛若丸の異名をとった高校球児と見立てると(そんな人いたかどうか思い出せませんが)、恩師はこの少年を育てた指導者となります。亡くなった恩師への誓いのことばがすなわち「弔辞」ともなります。

    この上ない蒸し暑さです。風があるので蒸し風呂の中ほどではありませんが、1時間半ほどiPodつけて汗掻いてあるくとからっぽになって爽快です。(^^)

    ではどうぞ。

    #48387 返信

    閑坐

    さわやかにキャッチボールの捕球音
    牛若丸は甲子園かも

    に付き

    面白い恩師の弔辞諳んじる

    #48384 返信

    雀羅

    ■さあどうですかね。「甲子園」まで「牛若丸」を引っ張って来て、又「今様の竜笛」に戻しますか。このまま突き抜けていった方がいいのでは・・。

    蒸し暑い。運動の不足限りなし。ウォーキングに出かけます。

    #48376 返信

    安庵

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
      牛若丸は甲子園かも             しをん

       付
    今様に竜笛の音の添いながら            庵

    #48335 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵
    へちまを下げる宗匠の路地            桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳
      牛若丸は甲子園かも             しをん

    ○軽いのり、いいですね。「キャッチボール」から「甲子園」だけ見れば付き過ぎですけれど、「牛若丸」が出てきてそこを突き抜けています。

    ではどうぞ。

    #48333 返信

    しをん

     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳

       付け
     牛若丸は甲子園かも               しをん

    #48331 返信

    雀羅

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵
     へちまを下げる宗匠の路地             桃

    さわやかにキャッチボールの捕球音         芳

    ○こんなところで、いい気になってキャッチボールするなんて、とんでもないヤツ、丹精のへちまに当たったらどうしてくれる、と「宗匠」は心穏やかではありません。原句は「朝寒にキャッチボールの捕球音」。打越の「小望月」があって「朝寒」、月は景物であり時分概念とはさわらないという考え方が蕉門にはありますが、打越と似たことは付けないという連句のきまりからすると、「月」に打越の「朝」は避ける方が自然かなと思います。

    「鰯雲遊びし子等の下駄隠し 閑坐」、「子らの下駄かくして遊ぶ鰯雲」とすると少しなめらかになるかと思います。

    「声潰す稽古もありと秋の海 しをん」、となると、前句の「宗匠」は路曲師のお師匠ということですね。潮風に向かって血が出るほど声を上げて喉を潰したもんだ、わしらの頃は、とよく仰いますね。カラオケで一節太郎の「浪曲子守唄」なんかやる時は、つるつる声じゃなくてもっと声が潰れていればと思う時はあります。

    「知らぬまに引き寄せらるる万鬼祭 小石」、「路地の宗匠」、こうなるとちょっと気味わるい人に見えてきますね。

    ではどうぞ。雑の短句です。

    #48320 返信

    小石

    なで肩の影をふみふみ小望月   安庵
     へちまを下げる宗匠の路地   桃

    付け
    知らぬまに引き寄せらるる万鬼祭  小石

    #48319 返信

    しをん

    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵
    へちまを下げる宗匠の路地           桃

       付け
    声潰す稽古もありと秋の海          しをん

    #48318 返信

    閑坐

    なで肩の影をふみふみ小望月
    へちまを下げる宗匠の路地

    に付け

    鰯雲遊びし子等の下駄隠し

    #48317 返信

    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵
    へちまを下げる宗匠の路地           桃

    付け

    朝寒にキャッチボールの捕球音

    宜しくお願いします。
    「ばったを捨てぬべその幼子」、上手くおさまらないと苦心していました。こうすると良いのですね。ありがとうございます。先日読んだ本、ら抜き言葉の頁をフムフムと見ていたところでした。自分で使っていたので驚きました。(^^;

    #48312 返信

    桃太郎

    あの…笑女さんが…

    #48310 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵
    へちまを下げる宗匠の路地           桃

    ○原句は「へちまの下がる宗匠の路地」でしたが、「下がる」とすると自然のまま、治定句のようにすれば路地のしつらえに作意をこらす「宗匠」になります。なんの宗匠でしょうね。「 自然薯おろす関取の膳」、打越に「八枚切りのパン」がありますが、ちょっと食べ過ぎではないでしょうか。

    「ばった捨てれずべその幼子 芳」、らぬき言葉を使われる芳さんはお若い方なんですかね。「捨てられず」というところですが、字余りになるので、「ばったを捨てぬべその幼子」。前句と合わせるといい感じです。

    「寄席の噺の秋深まりぬ 閑坐」、短句は14音だけ、カット出来るものは極力カットします。「寄席の噺の」は「咄家」としてしまい、「急く咄家に秋の深まり」なんてすると、前句「なで肩の影」によく合うのではないでしょうか。

    安庵さん、向島の鰻屋さんで、木歩をしのんで連句、なんてのもいいでしょうね。私たちも毎月小田急線登戸の鰻屋さんの二階で連句の会がありますが、鰻は一年に一回しか出てきません。たまに鰻のかぶと焼きが酒のアテに出ますが、よろこんで食べてます。猫ですね。

    表が終わりました。神祇釈教恋無常地名人名等、そして色々楽しい仕掛け、どん/\出すことが出来ます。秋もう一句です。

    #48304 返信

    安庵

    「なで肩」の句の治定、そして富田木歩と女弟子のことをお教えくださいまして、ありがとうございます。
    木歩が体験した大水災害も含めて墨田川は氾濫が多かったようです。その隅田川沿いに現在防災団地が建っています。大水のときは団地と団地の透き間がすべて閉ざされ、洪水をくい止める巨大な防水壁になります。
    向島に「大和田」という鰻屋があり、行ったことがあります。それが木歩の縁のあるお店なのかまだ確認はしていません。

    #48303 返信

    閑坐

    八枚切りのパンは売り切れ
    なで肩の影をふみふみ小望月

    付き

    寄席の噺の秋深まりぬ

    #48296 返信

    すみません、逆でした。訂正します。

    八枚切りのパンは売り切れ           に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵

    付け
    ばった捨てれずべその幼子

    #48295 返信

    八枚切りのパンは売り切れ           に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵

    付け

    ばった捨てれず幼子のべそ

    宜しくお願いします。

    #48288 返信

    笑女

    笑女

    八枚切りのパンは売り切れ に

    なで肩の影をふみふみ小望月 安庵

    付け

    暮れゆく秋にカスバ彷徨い 笑女

    #48285 返信

    桃太郎

    八枚切りのパンは売り切れ に
    なで肩の影をふみふみ小望月 安庵

    付け
    自然薯おろす関取の膳 桃
    へちまの下がる宗匠の路地 々

    #48282 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
      八枚切りのパンは売り切れ           に
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵

    ○恋句としても読まれそうな付句ですが、「なで方でんなあ」などとおかしがられながら前の人の月影を踏んで歩いている様です。この句を読んでふと思ったのは関東大震災で26歳で死んだ富田木歩のこと。木歩は墨田区向島、あるいは玉の井遊郭のあたりで暮らしていましたが、生涯にひとりだけ女弟子が出来ました。「行く年やわれにもひとり女弟子」と木歩に詠まれている女性で、石川伽羅女、近くの帽子工場で働いている若い女工さん。いきなり「木歩先生」と跳び込んで来た伽羅女(木歩が付けてあげた俳号)に、小学校も出ておらず、貧乏で、両足麻痺のため家の中も這ってしか動けない木歩は、びっくりもし、くぐもってもしまったでしょう。ゆえあって伽羅女が四国へんろに出て、巡礼の途中で果てた荷物の中から「師の影を踏みたいみんな踏みたい夕暮の」という最後の句があったことを知ります(『小説木歩』上田都史)。この句読んで、いきなり私も涙出ました。これはまさに木歩への恋文、と読み、上田氏もそのような描きかたをされています。ただ、今冷静に読むと、これはやはり、お大師様への思慕、ということだと思います。勿論、虚飾を去って、伽羅女が木歩の心に向き合おうとしていたのも間違いないのないところだったと思います。

    木歩は気の毒な人、だけれども頑張った人、という同情をもって支えられる傾向はありますが、重度の身体障害者でありながら、暗い一方ではなく、頑張りの人というより、ユーモアの人で、遊び人の父親の血を引いて、藤八拳、花札が強く、「小梅吟舎」など作って、近所の若者たち、綺麗な娘さんたちも出入りさせ、若い宗匠としてなかなかの才覚ある人だったのだなと思います。たいくつな大学出より、無修学児童木歩(義足の意)のオーラに、人は惹きつけられたのでしょうね。脇道にそれました。

    「リュウグウへ飛びたつ空にクロワッサン(三日月) うに」、米字は四花七月ですので、「クロワッサン」を月にしてしまおうという試みも面白いと思います。(三日月)なんて説明付けなくたっていいですよ。

    では秋の短句どうぞ。まだ表ですので恋句でなないものを。

    #48279 返信

    うに

    九時五時をしっかり守り窓際に
    八枚切りのパンは売り切れ

    付け
    リュウグウへ飛びたつ空にクロワッサン(三日月)

    オ6の治定ありがとうございました。うちも8枚切りです。

    #48277 返信

    安庵

    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
     八枚切りのパンは売り切れ            に

    付け
    なで肩の影をふみふみ小望月           安庵

              

    #48270 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女
      八枚切りのパンは売り切れ            に

    ○一斤のパンは4~8枚にスライスされてますが、うちで買ってくるのは8枚です。こういう些末な生活事象も布石としての付句にはたらきあります。

    「バーのマダムと昔語りの 閑坐」、前句窓際族のおじさん、アフターファイヴ充実してますね。こんな調子でいいですよ。ただ、8句終わるまでは表の内ですので、恋の句そして述懐(=昔語り)はまだ出せません。

    しをんさん、別にどうということないですよ。難しい付句に張り合いを覚える人もいます。連句は気配りが先行するとスリルが薄くなります。お好きに、思ったように、でいいと思います。

    では月をどうぞ。夏以外の他季の月でも。

    #48269 返信

    閑坐

    空気読まない派手な着信
    九時五時をしっかり守り窓際に

    付け

    バーのマダムと昔語りの

    #48267 返信

    うに

    空気読まない派手な着信
    九時五時をしっかり守り窓際に

    付け
    八枚切りのパンは売り切れ

    #48266 返信

    しをん

    次が、「月」なのに、行き届かないことで、失礼しました。しをん

    #48250 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳
    九時五時をしっかり守り窓際に          笑女

    ○笑女さんはじめまして。連句ははずみでどん/\面白くしていくこともいいですが、人生のペーソスがふっと感じられるような付合いも、一巻を豊かにするものだと思います。一句の人物は、しっかり定年間際までサラリーマンを勤め上げ、淡々と窓際族をこなしている人ですね。最近は窓際族という言葉も聞きませんが、企業はもはやこんな温情主義もかなぐりすてている感じします。このおじさん(ということにしまして)にとっても、携帯は唯一世間とつながるツール、でも携帯なんかやってるところ見られるのはいやなんですね。その人に派手なマーク入りメールが届いている・・というところ。「はやぶさ2浦島を乗せリュウグウに」、道具立てが少々ごちゃごちゃしてます。サプライズニュースを伝えたいというのは分かります。

    「告白を飲み込み紅茶かき回す 安庵」、相手の派手なメールに引いているんですね。「言葉を飲み込む」とは言いますが、「告白を飲み込む」ていいますかね・・。うん、言うかな? 「告白のことばを溶かすミルクティー」などとすれば「かき回す」も見えるかと思います。

    「E.Tの月を横切るちゃりんこ 閑坐」、映画『E.T』にはこんな印象的な場面ありましたね。「ちゃりんこ」は4音です。「ち・や・り・ん・こ」と5音には数えません。こういう場合、「E.Tとぼくとで月のちゃりんこに」とすると17音です。

    「雨の日はポイント二倍幟立つ しをん」、こういう生活実感を出すのもいいですね。月も出るのに「雨の日」なんて・・という声もあるでしょうが、そんなことは後の人が苦労すれば(楽しめば)いいことです(^^)

    ではどうぞ。雑でも、夏でなければどの季でも。

    #48244 返信

    しをん

    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳

         付け
    雨の日はポイント二倍幟立つ           しをん

    #48243 返信

    笑女

    はじめての参加です。笑女と申します。宜しくお願い致します。

    笑女

    咳払影絵の舞台整いて に
    空気読まない派手な着信 芳

    付け
    九時五時をしっかり守り窓際に
    はやぶさ2浦島を乗せリュウグウに

    #48242 返信

    閑坐

    咳払影絵の舞台整ひて
    空気読まない派手な着信

    付け

    E.Tの月を横切るちゃりんこ

    #48240 返信

    安庵

    咳払影絵の舞台整ひて              うに
     空気読まない派手な着信             芳

    付け
    告白を飲み込み紅茶かき回す           安庵

    #48234 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて              うに
      空気読まない派手な着信            芳

    ○いまやどんなことでもメールでのやりとりは普通になっています。付句人物は、舞台監督というより、甘やかされた、ちょっとぬるい感じの女優さんという感じします。あまりはっきり言うとヘソ曲げられて困るので、分かるに人には分かるような、そんな前句の「咳払」です。そのように鑑賞するのが正しいというわけではありません。そういうヨミを許容してくれる行間をもった付句です。付かず離れずというのはそういうタメを作ることを言います。 

    「お洒落にカット校長の髭」こういう校長先生、昔はいたように思います。

    「山折り重ね折り紙の傘 しをん」、舞台の小道具を作る人は自分たちで何でもやっちゃいますので、器用です。これも頂ける付けです。

    ではどうぞ。打越に「影絵」がありますから、出来れば月は定座(ここでは七句目)がいいですね。

    #48233 返信

    しをん

     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて               うに

    付け
     山折り重ね折り紙の傘              しをん

    #48230 返信

    ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて               うに

    付け
    お洒落にカット校長の髭

    空気読まない派手な着信

    「カセットの伸びた音源…」修復なんてカッコの良いものではないんです。好きな曲を巻き戻しばかりするせいで伸びてしまい、指で巻いてサランラップでくるんで冷蔵庫に入れてました(´∇`)復活したものもありました。お恥ずかしい。

    #48229 返信

    うに

    第三の一直治定ありがとうございます。
    また、詰めが足りませんでした。発句が旧仮名で詠まれ、こうして三句目に並べて頂くと、やはり揃えるべきでした。

    #48228 返信

    雀羅

    ■♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯(トモシ)入る頃         雀羅
    咳払影絵の舞台整ひて               うに

    ○この「咳払」は何かの合図のためにわざと咳をする「こわづくり」のことですね。今はこういう咳をするとわざとらしさだけが際だってひんしゅく買いますが、昔は「咳払いも男の法」と男子の作法の一つでした。多田道太郎の『しぐさの日本文化』にも「咳払い」の項目が入っておりましたね。第三らしい句姿だと思います。

    「山水の画の夏帯をきゅと締めて 安庵」、もうすこしスッキリ感出るといいですね。「日本画のモデルに夏の帯締めて」。

    「浮きながめ憂き身を思う夜の釣り 閑坐」、連句は表のうち(今回は八句まで)は人生をしみじみと顧みる「述懐」は出さないことになっています。初めからこれが出ると湿っぽくなるってことでしょうね。「夜の海あおむけに寝てあそぶらん」とやれば楽しくなります。

    「素泊りのリュック三和土に転がして しをん」、「三和土」のある宿とはずいぶん古風ですね。「素泊りのリュック枕にほどよくて」くらいでしょうか。

    「カセットの伸びた音源補修して 芳」、こんなことも出来るのですね。「上空の機体へ母娘手を振りて 芳」、ちょっとごちゃごちゃした言い方になってますから、「飛行機の去りたる空に手を挙げて」くらいでいいかと思います。

    次は雑で七七です。四句目は軽く付けます。

    #48216 返信

    うに

    風鈴を見てゐる猫の夕かな
    ほたるぶくろに灯入る頃

    付け
    咳払い影絵の舞台整いて

    #48214 返信

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯入る頃            雀羅

    付け
    カセットの伸びた音源補修して 芳

    上空の機体へ母娘手を振りて 芳

    発句見ていただきありがとうございました。

    #48213 返信

    しをん

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯入る頃            雀羅

        付け
    素泊りのリュック三和土に転がして        しをん

    発句候補全句に懇切な講評を頂きありがとうございました。納得することばかりでした。

    #48211 返信

    閑坐

    風鈴を見ている猫の夕かな
    ほたるぶくろに灯入る頃

    付け

    浮きながめ憂き身を思う夜の釣り

    #48205 返信

    安庵

    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯入る頃            雀羅

    付け
    山水の画の夏帯をきゅと締めて          安庵

    #48198 返信

    桃太郎

    発句、一直治定ありがとうございました。
    確かに「猫の見てゐる」と「見てゐる猫の」では句の深さが違います。
    句を考えるだけでなく、推敲が大切なんですね。
    又新しい勉強の場が始まりました。
    米字の満尾楽しみです。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    #48197 返信

    雀羅

    ■頂きました発句、拝見します。

    ①結葉の触れて離れて風笑ふ      桃太郎
    ②風鈴を猫の見てゐる夕かな       〃
    ③夕星や乾きて軽き小判草        〃
    ④卒婚を決めかねている梅雨の雷    安庵
    ⑤我が鉾と法被を纏ひ鉾の辻       閑坐
    ⑥梅雨明けに耳飾り付け鉾の辻      〃
    ⑦板垣にやっさもっさの梅雨きのこ   うに
    ⑧まれびとの沓を揃へん虹二重     〃
    ⑨七百余の枇杷が採れたと嫁の来る  しをん
    ⑩梅雨寒や躊躇ひがちにインタホン   〃
    ⑪底紅の雨後の雫や全宇宙       〃
    ⑫山鉾やゴブラン織の女神達      安庵
    ⑬水彩の色と戯れ明易し         芳
    ⑭貸し切りのバス賑かに青時雨      〃

    ①「結葉」は「むすびば」と読み、葉が重なって結ばれたようになること。風の戯れにマッチする句材。

    ②もののあはれを解する猫さんのようです。語順を変え「風鈴を見てゐる猫の夕かな」とすると、半ば迄は人の眼差しで、最後で猫の視線に転調し、軽く意表を突く形になります。       」

    ③「夕星」は「ゆうづつ」と読ませるとはっきり「宵の明星」になりますね。「乾きて軽き」は同義反復ですので、「夕星や乾きて風の小判草」でいいのではないでしょうか。

    ④俳句では一句の主人公は我という読まれかたしますので、心配性の捌きはちょっと気になりましたが、「卒婚」にもいろんな意味があるのだということのようで安心しました。私なら、「卒婚の定義や如何に梅雨の雷」なんて。

    ⑤閑坐さんは京都にお住まいとのこと、祇園会での挨拶ですね。沢山の山鉾が出ますが、「我が鉾」というのは担当の鉾があるということですね。一昨年、世話してくれる方があって動き出す前の月鉾の山車の上に乗せて貰いました。

    ⑥ここは切字を使った方発句の力が出ます。「梅雨明や耳飾りして鉾の辻」。こまかく言えば「梅雨明」と「鉾」の季重りのギャップが気になりますが。

    ⑦梅雨茸の生える様を「やっさもっさ」とするゆさぶり、いいですね。上五の「板垣に」はあっさり場面の説明で、ここもう少しありそうです。

    ⑧いい感じですね。発句に食指動きます。

    ⑨「七百余の枇杷」という具体性が利いています。「採れたと嫁の来る」がちょっと散文調ですので、「嫁の手に弾ける枇杷の七百余」とすれば、うちのおよめさんスゴイねという感じで、みんなハッピー。

    ⑩「躊躇ひがちにインタホン」の繊細な感じもうまく伝わらない感じ。逆に、「梅雨寒や思ひ切り鳴るインタフォン」とすると、こちらではためらいがちに押しても向こうではハデに鳴っているおかしみを取れます。高齢者が多くなった住宅地はそんな感じ。

    ⑪「雨の滴」と「全宇宙」の対比を感じさせる場面ですが、どの部分にこの発見があるのか・・。

    ⑫山鉾に鎮座するもろもろの神様の中には女神もいらしゃると思いますので、立派な布を使ってあると思いますが、「ゴブラン織」ということもあるのでしょうか。こういう込み入ったところになると捌きはお手上げです。

    ⑬明け方、東の空の縹色を眺めているとときめきますが、「水彩の色と戯れ」ということなのかと、しみじみ。

    ⑭「青時雨」というのは「青葉時雨」と同じで、街路樹等の葉に溜まった雨が、外を通る人にぱらぱら降ってくることで、雨上がりの晴天の現象。たまにありますね、こんなこと。こちらのバスも発車、楽しい旅が出来ますように。

    ♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤

    米字「風鈴を」           2019.7.13 起首
     
    風鈴を見てゐる猫の夕かな           桃太郎
     ほたるぶくろに灯入る頃            雀羅

    ○「米字」という形式については『十七季』のp551に出てますのでご覧下さい。

    ではどうぞ。

    #48195 返信

    すみません。じゃあもうひとついいですか。

    貸し切りのバス賑かに青時雨

    先ほどのは自の句でしたので。

    #48194 返信

    雀羅

    ■芳さん、大丈夫です。今から選ばせて頂きます。脇を付けますので、そうしたらスタートです。

    #48193 返信

    今回も宜しくお願い致します。
    発句が出来なくて完全に遅刻です。何とか出来たので。
    ちょっとだけ書かせてください。

    水彩の色と戯れ明易し 芳

    #48190 返信

    安庵

    再度発句を送らせていただきます。

    山鉾やゴブラン織の女神達

    よろしくお願いします。

    #48181 返信

    しをん

    今回も参加させて頂きたく、よろしくお願い申し上げます。

    発句候補

    七百余の枇杷が採れたと嫁の来る       しをん

    梅雨寒や躊躇ひがちにインタホン        仝

    底紅の雨後の雫や全宇宙            仝 

    #48161 返信

    うに

    すみません、前便早まりました、、。取り下げます。

    板垣にやっさもっさの梅雨きのこ

    まれびとの沓を揃へん虹二重

    よろしくお願いします。

    #48135 返信

    閑坐

    今回の連句も最後まで参加したいと思います。

    発句を送らしてもらいます。

    ◎我が鉾と法被を纏ひ鉾の辻 閑坐

    ◎梅雨明けに耳飾り付け鉾の辻 閑坐

    私は、京都在住ですので、祇園祭の句を出しました。

    #48094 返信

    うに

    発句のエントリーよろしくお願いします。

    鉢中にインスタレーション(空間芸術)梅雨菌

    #48079 返信

    安庵

    発句送らせていただきます。

    卒婚を決めかねている梅雨の雷

    よろしくお願いいたします。

    #48078 返信

    桃太郎

    次が始まるのを楽しみにしていました。
    そして米字。初めてです。
    発句送らせていただきます。
    よろしくお願いいたします。

    ◎結葉の触れて離れて風笑ふ 桃太郎
    ◎風鈴を猫の見てゐる夕かな 々
    ◎夕星や乾きて軽き小判草 々

    #48072 返信

    雀羅

    ■ではそろそろ・・

    たけをさん、お応え頂き有り難うございます。「新たなインターネット連句」、たのしみにしています。

    連句付合いをして下さってい皆様には率直なご感想を有り難うございます。閑坐さんの「連句が好きになりました」、この言葉、嬉しいですね。捌き冥利に尽きます。

    新しいインターネット連句の動きが出るまでにはもう暫くお時間頂けそうですので、もう少し旅をしましょうか。連句についてのいろんな確かめをしながら、連句の中での“跳び方”の練習が出来ればと思います。

    今度は、名前もめでたい「米字(よねじ)」というものやってみましょうか。一見百韻に似てますが、百韻が八と十四の繰り返しだったのに対してこちらは八と十二の繰り返しです。四折あること、四花七月という点では百韻と同じです。

    今度は皆様から発句を頂き、私が脇を付けまして、それでスタートです。7/13(土)の午前零時締め切りと致します。どうぞ遠慮無くお出し下さい。俳句、でもよいのです。

    #48046 返信

    山中たけを

    佛渕雀羅さま

    前任のサイト管理者松澤龍一さまからはじまったインターネット連句ですが、十巻にわたるお捌きをありがとうございました。佛渕雀羅さまの情熱に支えられて多くの皆様に連句の深さと楽しさを感じていただけたことと思います。私自身も大変勉強になりました。

    インターネット連句にご参加のみなさま

    ご参加をありがとうございました。
    新たなインターネット連句は、準備ができましたらこちらと日本連句協会ツイッターアカウント(https://twitter.com/renku_kyoka)にて周知いたします。今しばらくお待ちくださいまいませ。

    当サイトは今後、初心者でも参加できる連句会の情報や、募吟情報、連句連載などを充実させていきます。これからも日本連句協会公式サイトとインターネット連句をよろしくお願いいたします。

    山中たけを
    info@renku-kyokai.net

    #48043 返信

    しをん

    歌仙「紙舟に」の巻、満尾おめでとうございます。
    連衆に加えて頂きましてありがとうございました。
    最初は躊躇いながら付けを送っていましたが、懇切丁寧な解説に納得。次への励みになりました。
    次回の航海にも楽しみにお待ちしています。

                           しをん

    #48036 返信

    閑坐

    歌仙「紙舟に」の巻、満尾おめでとうございます。

    まだ、連句のなんたるかもわからぬまま、投句してました。句に対する丁寧なご意見ありがとうございました。
    連句が好きになりました。

    また、場の一員に加えてください。
    皆さん、ありがとうございます。

    #48035 返信

    安庵

    歌仙「紙舟に」の巻、満尾おめでとうございます。
    毎日朝一番に「インターネット連句」を明けるのが楽しみなっています。
    それぞれの句に丁寧なご指摘をいただけることがとても励みになります。
    次回の船出楽しみにお待ちしております。

    #48017 返信

    うに

    歌仙「紙船に」の巻、満尾おめでとうございます。
    参加させていただいて半年、実にいろいろな場面を旅させていただいた感あります。
    いつも連句が側にあることが、こんなにも楽しいこと、半年前は知りませんでした。
    どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

    #48016 返信

    歌仙「紙船に」の巻き、満尾おめでとうございます。
    雀羅さま、皆さま、楽しい旅ありがとうございました。先生からご指摘をいただいたり、また、たくさんの句を読ませていただき、自分では全く気付かない方向からの付けやその読解を見せていただきドキドキしました。大変勉強させていただきました。このような機会をもうけて下さりありがとうございました。次の航海を楽しみにしています。

    #48015 返信

    桃太郎

    歌仙「紙舟に」の巻、満尾おめでとうございます。
    ただ採って下さるだけでなく、どういう考えで採ってくださったか、又採られなかったのはなぜなのかということを、毎回言葉を尽くして丁寧に説明してくださり、とても勉強になります。
    次を楽しみにしています。 桃太郎

    #47998 返信

    雀羅

    満尾☆★歌仙「紙舟に」★☆
    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」         

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳
      穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃
    献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
     ポイントカードで財布ぱんぱん       に
    ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
      大綿虫のとんでくる頃          小石
    月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  
      杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
    凪いでなほ丹波の里に花降らせ        に 
      はるの憂いに染まる極楽         百
    ナオ
    重箱に草餅を詰め野点傘           に
     若芝の庭午後の日矢受け          を
    高校のビブリオバトル接戦に          芳
     親子喧嘩の出来る家族も         閑坐
    泣かせてよ目薬入れただけだから 桃
     剃り跡青きゲイに朝蜘蛛          羅
    ふたりにも聞こえ始めた隙間風        坐
     君のテーブルぼくの本棚          に
    翌朝はコパカバーナへひとっ飛び         庵
     覇王樹の傷癒す波音            桃
    乞はれつつ月物語る千一夜          田助 
      色なき風はため息に似て          桃
    ナウ
    特Aじゃなくても美味いことし米         芳
     二点居住の姉たちの秋            を
    米朝の十八番は百年目             坐 
     背中に鍼を打たれながらの          に
    いくたびももろ手に受ける花ふぶき       芳
     山も笑ふか黒ぢょかのつや         執筆

            2019.6.1 起首 
            2019.7.8 満尾

    ○「黒ぢょか」は薩摩焼の酒気で焼酎の燗をする時に使います。「黒千代香」とも書きます。燗酒というと歳時記では冬の季語ですが、鹿児島の焼酎文化では夏でも燗をした焼酎を飲みます。先日司馬遼太郎の『故郷忘じがたく候』のモデルになった14代沈寿官さんが亡くなりましたが、豪放でおおらか、それでいて繊細な方だったようにお見受けしました。私たちの連句もそんな風でありたいと思いました。

    インターネット連句担当の山中たけをさんにはいつも伴走していただき心強いことでした。実は、捌き舵取りをさせて頂いている本欄でのネット連句も百韻を含めもう10巻くらいになったのではと思いますし、そろそろ新しい捌きが出て来るのもいいのではないかとのご相談、希望を申しました。率直なお返事の中で、ネット連句をふくめ、態勢がもう少し調うまではお手伝いをするということのようですので、新しい方も連句を始めておられますし、私ももう少しお手伝いをし、楽しませていただきたく思います。私の個人的な連句サイトではありませんので、かなり抑えてはいるつもりでも相当に私のクセの出ている進行になっているかと思います。又「ここはこうでは」という一直ではかなり踏み込みますので抵抗を覚える方もおられると思います。ネット連句の可能性、ありようを考える材料を提供しているという思いもあります。式目など、気になっていること等、この場はそうしたことのたしかめの場にして頂きたいと思います。満尾した作品のことをむし返すのも勿論結構です。
     
    しばらくしましたら新しい航海に出ます。又その時はどうぞよろしくお願いします。(ら拝)

    #47997 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  月・秋
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳
      穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃
    献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
     ポイントカードで財布ぱんぱん       に
    ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
      大綿虫のとんでくる頃          小石
    月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  月・冬
      杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
    凪いでなほ丹波の里に花降らせ        に 花・春
      はるの憂いに染まる極楽         百
    ナオ
    重箱に草餅を詰め野点傘           に
     若芝の庭午後の日矢受け          を
    高校のビブリオバトル接戦に          芳
     親子喧嘩の出来る家族も         閑坐
    泣かせてよ目薬入れただけだから 桃
     剃り跡青きゲイに朝蜘蛛          羅
    ふたりにも聞こえ始めた隙間風        坐
     君のテーブルぼくの本棚          に
    翌朝はコパカバーナへひとっ飛び         庵
     覇王樹の傷癒す波音            桃
    乞はれつつ月物語る千一夜          田助 月・秋
      色なき風はため息に似て          桃
    ナウ
    特Aじゃなくても美味いことし米         芳
     二点居住の姉たちの秋            を
    米朝の十八番は百年目             坐 
     背中に鍼を打たれながらの          に
    いくたびももろ手に受ける花ふぶき       芳

    ○芳さんの原句は「小さき手の何度も作る花吹雪」でした。「何度も作る」というと舞台の上で散らせる紙の花吹雪を作っているような感じします。鍼の繊細さと花びらの感触を通わせたいという付心はとてもいいと思います。「花守と心通いて花万朶 」「 白髪まで花の声聞く守の人」「満開の花を見届け降りる背な」、「花万朶」という語は花の句の常套語になっている趣きもあり、なるべく出来合いの言葉で片付けない方がよいと思います。「白髪まで」は打越の年取った米朝に通う感じあります。「見届け降りる背な」は、誰が誰の背中から降りるのか分かりにくいです。

    「幹倒れど復興の日の花の縁 閑坐」、「復興の日の花の宴」かとも思いましたが、まだ浮いた気分ではないということで、やはり「えにし」の方なんでしょうね。「幹倒れど」がもう少しすっきり言えるといいですね。「幹を撫す復興の日の花の縁」等。

    「爪織の袈裟翻る花の下 しをん」、「爪織」はYouTubeで見ましたが、凄い技術ですね。「袈裟翻る」は重たいです。「爪織の出来を見てゐる花あかり」くらいでしょうか。

    「人声のとび込んで来る花の窓 うに」、「十牛図」に置ける「入鄽垂手(にってんすいしゅ)」を見るような、日常への帰還を思わせる付けです。これ頂こうかと思いましたが、前句もうにさんで。

    「うたかたの花の盛りを止めおく 桃」、「花の盛り」をとどめおくのに、鍼を打っている芸人でしょうか。イッパンジンではないですね。あはれをかしみがあって、よいですね。

    「散り初めし花の下ゆく白き杖 庵」、鍼と盲人というので繋がっていますが、そこだけに寄りかかってない上五中七です。「散り初めし」と過去形にせず、「散り初める花にあづける白き杖」などとしてみると優しい感じ出せますね。

    「咲けば散り来世想いし花朧 千百」、少し材料が多く、一句が重たくなっています。連句は一人で全部言わなくてよいので、もうちょっと甘えてもいいいと思います。「背中に鍼を打たれながらの/咲けば散る花に来世を思ひゐて」等。 

    「まだやれる奮い立たせる花の意気 芳」、鍼を打って元気になった、という原因・結果の付けです。

    「夜詣りに上る階花の雨 柳下」、背中に鍼を打って、夜詣り、階、花の雨となると、匂いの花としては少々(相当)マイナーです。お百度のようでもありますが、明るい部分があるといかなと思います。

    「覚めぎはに花の匂ひのいづくより うに」、鍼打ってもらって、いい気持ちで寝込んで仕舞えば、こんな花が待っています。

    挙句は執筆として私付けさせて頂きます。これはあした。

    #47993 返信

    うに

    すみません、表記を間違えました。

    付け
    覚めぎはに花の匂ひのいづくより

    #47991 返信

    うに

    再度、、。

    米朝の十八番は百年目
    背中に鍼を打たれながらの

    付け
    覚めぎはに花の匂いのいづくより

    よろしくお願いします。

    #47988 返信

    米朝の十八番は百年目            坐 
    背中に鍼を打たれながらの        に
    付け

    小さき手の何度も作る花吹雪

    まだ開いているようなので。
    背中と小さき手なので他に何かと思ったのですが…
    鍼って手先の感触でうつので。ふわふわの花びらの感触を楽しみながらとイメージしました。

    #47978 返信

    柳下

    米朝の十八番は百年目            坐 
     背中に鍼を打たれながらの        に
    付け
    夜詣りに上る階花の雨           柳下

    #47968 返信

    米朝の十八番は百年目            坐 
    背中に鍼を打たれながらの        に
    付け

    まだやれる奮い立たせる花の意気

    まだ開いているようなので考え直しました。
    宜しくお願いします。

    #47960 返信

    千百

    米朝の十八番は百年目 坐
    背中に鍼を打たれながらの に

    付け
    咲けば散り来世想いし花朧

    よろしくお願いいたします。

    #47954 返信

    安庵

    米朝の十八番は百年目            坐 
     背中に鍼を打たれながらの         に
    付け
    散り初めし花の下ゆく白き杖         庵

    よろしくお願いします。

    #47951 返信

    桃太郎

    米朝の十八番は百年目 坐
    背中に鍼を打たれながらの に

    付け
    うたかたの花の盛りを止めおく 桃

    #47950 返信

    うに

    米朝の十八番は百年目
    背中に鍼を打たれながらの

    付け
    人声のとび込んで来る花の窓

    #47941 返信

    米朝の十八番は百年目            坐 
    背中に鍼を打たれながらの        に
    付け
    花守と心通いて花万朶 芳
    白髪まで花の声聞く守の人 芳
    満開の花を見届け降りる背な 芳

    宜しくお願い致します。

    #47938 返信

    しをん

    米朝の十八番は百年目            坐 
     背中に鍼を打たれながらの        に

       付け
    爪織の袈裟翻る花の下          しをん

    #47937 返信

    閑坐

    米朝の十八番は百年目
    背中に鍼を打たれながらの

    付け

    幹倒れど復興の日の花の縁

    #47935 返信

    うに

    花前の治定ありがとうございます。確信の持てない言いまわし、客観性を欠いたもの言いになっていないか、毎回のこちらでの鑑賞と解説がどんなに勉強になりますことか、励みになりますことか。この学習の場がずっと続きますことを。

    #47930 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  月・秋
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳
      穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃
    献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
     ポイントカードで財布ぱんぱん       に
    ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
      大綿虫のとんでくる頃          小石
    月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  月・冬
      杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
    凪いでなほ丹波の里に花降らせ        に 花・春
      はるの憂いに染まる極楽         百
    ナオ
    重箱に草餅を詰め野点傘           に
     若芝の庭午後の日矢受け          を
    高校のビブリオバトル接戦に          芳
     親子喧嘩の出来る家族も         閑坐
    泣かせてよ目薬入れただけだから 桃
     剃り跡青きゲイに朝蜘蛛          羅
    ふたりにも聞こえ始めた隙間風        坐
     君のテーブルぼくの本棚          に
    翌朝はコパカバーナへひとっ飛び         庵
     覇王樹の傷癒す波音            桃
    乞はれつつ月物語る千一夜          田助 月・秋
      色なき風はため息に似て          桃
    ナウ
    特Aじゃなくても美味いことし米          芳
     二点居住の姉たちの秋           を
    米朝の十八番は百年目            坐 
    背中に鍼を打たれながらの        に

    ○前句との関係性を「の」で言いきって、ちぎれそうで千切れない蝶番のような「の」です。いい実験されましたね。頂門の一針のように利く「の」です。

    「社長に隠れヒラで祝杯 閑坐」、これは前句の「百年目」の話そのものですから、同じことを繰り返さない方がよいですね。

    「古酒の逸品いまぞ飲みごろ  庵」、こういう人の咄は、まさに「古酒の逸品」と言いたいところですね。ちなみに日本酒の古酒には3年、5年、10年なんてありますが、古ければいいというものではなく、私は3年ものくらいが丁度いいです。10年ものは、これは酢だなあと思いました。もっと素敵な10年もの飲んでいる方いたらご免なさい。

    「羽織の裏に春を匂わせ 芳」「 羽裏にちょいと粋なこだわり」、咄家さんの羽織、だんさんの羽織、遊び人の羽織、前句の世界に通い合う小道具です。「新社員への粋な挨拶」、差し替えたこの句ですが、ちょっと素っ気なくなって、付き過ぎと言われようが、余情を汲んだ前の付句の方が、付けになっていると思います。

    「膝を揃えて座るお茶席  桃」、前句の米朝さんにベタな感じしませんかね。「象の鼻芸獅子の火くぐり 々」、寄席にこういう大きなのは連れて来れませんから、咄の中のことに受け取らせるのでしょうね。「 啖呵をきって竹光を抜く  々」、柳家小さん師匠は剣道が達者ということでしたね。「啖呵をきって」がうるさくないですか。「朝な夕なに竹光を抜く」なんてしますと、安っぽい居合いをしてるみたいでおかしみ出ますね。

    このところの九州の大雨、気にしながら見ていました。まだまだ気が抜けませんね。私も関係者多いですが、ご無事お祈りします。

    では花の句、付句を頂くのも、いよいよこれでお仕舞いです。

    #47927 返信

    うに

    まだのようですので、、。

    二点居住の姉たちの秋
    米朝の十八番は百年目

    付け
    背中に鍼を打たれながらの

    実体験思い出しました。鍼灸院の治療台の上で米朝を聴きながら「米朝さんは下ネタ喋っても品があるよね」と先生と話していたのを。最後の「の」の扱い方、気にかかります。
    よろしくお願いします。

    #47911 返信

    桃太郎

    二点居住の姉たちの秋 を
    米朝の十八番は百年目 坐

    付け
    膝を揃えて座るお茶席 桃
    象の鼻芸獅子の火くぐり 々
    啖呵をきって竹光を抜く 々

    #47904 返信

    二点居住の姉たちの秋           を
    米朝の十八番は百年目            坐 
    付け

    新社員への粋な挨拶

    こちらに訂正させてください。宜しくお願いします。

    #47900 返信

    うに

    二点居住の姉たちの秋
    米朝の十八番は百年目

    付け
    両の袂も小道具とする

    #47892 返信

    二点居住の姉たちの秋           を
    米朝の十八番は百年目            坐 
    付け
    羽織の裏に春を匂わせ 芳
    羽裏にちょいと粋なこだわり

    宜しくお願いします。

    しをんさま
    ありがとうございます。さっそくトライさせていただきます!

    #47891 返信

    安庵

    二点居住の姉たちの秋           を
    米朝の十八番は百年目            坐 

    付け
    古酒の逸品いまぞ飲みごろ 庵

    よろしくお願いします。

    #47890 返信

    閑坐

    二点居住の姉たちの秋
    米朝の十八番は百年目

    付け

    社長に隠れヒラで祝杯

    #47888 返信

    しをん

    芳さま

    まだ在庫があるかどうか、など、わかると思います。
    以下に出版社のURLを貼っておきます。
    よろしかったらトライなさってみて下さいませ。
                            しをん

    ショップURL:https://shironekosha.thebase.in

    #47879 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  月・秋
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳
      穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃
    献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
     ポイントカードで財布ぱんぱん       に
    ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
      大綿虫のとんでくる頃          小石
    月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  月・冬
      杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
    凪いでなほ丹波の里に花降らせ        に 花・春
      はるの憂いに染まる極楽         百
    ナオ
    重箱に草餅を詰め野点傘           に
     若芝の庭午後の日矢受け          を
    高校のビブリオバトル接戦に          芳
     親子喧嘩の出来る家族も         閑坐
    泣かせてよ目薬入れただけだから 桃
     剃り跡青きゲイに朝蜘蛛          羅
    ふたりにも聞こえ始めた隙間風        坐
     君のテーブルぼくの本棚          に
    翌朝はコパカバーナへひとっ飛び         庵
     覇王樹の傷癒す波音            桃
    乞はれつつ月物語る千一夜          田助 月・秋
      色なき風はため息に似て          桃
    ナウ
    特Aじゃなくても美味いことし米          芳
     二点居住の姉たちの秋           を
    米朝の十八番は百年目            坐 

    ○タイミング的に、「米朝」は一瞬アメリカと北朝鮮の話かと思ってしまいますが、桂米朝ですね。米朝の「百年目」という落語、聞かせますね。いつでもYouTubeで聞ける便利な時代です。「百年目」とカギ括弧付けなかったのはよく辛抱されました。打越の「今年米」と同字になっていますので「今年米」→「ことし米」とさせて頂きます。演目は奉公人の悲哀とおかしみがたっぷりですが、その辺り前句に通うものあります。

    「奉公に出るのが普通だった頃 芳」、散文とも韻文ともつかない線で17音に自然に押し込んで、こういう調子もいいと思います。姉たちのそれぞれの人生に思いを馳せる付けになっていると思います。

    では花前になりました。どうぞ。

    #47877 返信

    特Aじゃなくても美味い今年米          芳
     二点居住の姉たちの秋           しをん
    付け
    奉公に出るのが普通だった頃

    「二点居住」と言う言葉をはじめて知りました。詩集読ませていただきたいと思いました。
    「二点居住」センシティブでどう付けたら…
    母がよく話してくれたこと思い出して付けました。ズレてたらすみません。

    #47875 返信

    雀羅

    ■しをんさん、「二点居住」という言葉、オリジナルという意識ありませんでしたが、早速に付句のことを作者の木村氏にお伝え下さり、こうした用法を快く了解下さった由、嬉しく思います。こんな句でこんな使われ方するのいやだなということだってありうるところ、有難いです。よほど丁寧にお話下さったのだと思います。感謝します。連句が他ジャンルの方々とも気持ちを通わせ合うことができると、いいですね。

    「二重生活」という言葉があります。本宅と別宅と言ったような、ウエットでそれなりに人間味のある語感を持っていますが、「二点居住」はそれとも違い、ドライで、機械的で、意に染まぬ、強いられた居住、といったニュアンスが強いです。ふるさとから引き剥がされている悲しみや憤りを反映する語として木村氏の見出された言葉なのではないかと思います。ナマの強いメッセージではなくさりげなく嵌めこまれているのがいいと思います。

    #47871 返信

    しをん

    雀羅先生
    「二点居住」の語句を連句の付けに使わせてもらったことを木村氏に伝えましたら「ご自由にお使い下さい。使っていただいた方がとても嬉しいです。ありがとうございます」とメッセージを頂きました。
    雀羅先生が「連句は連句のやりかたで」と仰って下さったこと、とても嬉しく存じました。ありがとうございました。

    #47869 返信

    閑坐

    特Aじゃなくても美味い今年米
    二点居住の姉たちの秋

    付け

    米朝の十八番は百年目

    #47868 返信

    雀羅

    ■しをんさん、「二点居住」句の一直ご了解有り難うございます。はからずも、ご紹介下さった福島在住の詩人木村孝夫氏の作品のタイトルが入ることになったのもよかったです。東電原発事故による「避難者」のおもたい現実は依然として続いていること、知らないといけないことだと思います。連句には「時事句」という分類語がありますが、よそよそしい客観語や標語めいた言い方はすぐに色褪せてしまいます。血の通った生きた付句で刻印されることで、こうした悲しみを風化させない手だてを尽くしていることになるのだろうと思います。連句は連句のやりかたで。

    特Aじゃなくても美味い今年米          芳
     二点居住の姉たちの秋           しをん

    #47863 返信

    しをん

    ナウ2 ご一直の上、治定頂き有難うございました。「避難者」という語を使わずに作者の気持ちを汲み取って頂きましたこと、ありがとうございます。
    「二点居住について少し長くなりますが、書き込みさせて頂いてよろしいでしょうか。

    木村孝夫詩集「六号線」-140文字+&の世界ーより

       二点居住
    震災後には
    たくさんの言葉が生まれた
    そして使われてきた

    離れた場所に二つの居住地がある
    地図上からみると小さな点だ

    戻れない古里にある家
    新しく生活を始めた家
    それでも避難者と呼ぶべきなのだろう
    一点に集約できるまでは

    まだ八年目、いやもう八年目
    心の重石は軽くなることはない

    「二点居住」
    今、この言葉をかみしめている

    木村孝夫氏は福島在住の詩人。
    ずっと福島の詩を書き続けています。
    詩集「六号線」は前作「私は考える人でありたい」と一対になるものですが、140字という、ツィッターの制限字数内に収められています。

    六号線とは東京電力福島第一原子力発電所と福島第二原子力発電所の「十基の原子力発電所」の側を通る南と北との大動脈路です(この説明は木村氏の詩集の後の「ご挨拶」による)

    私はあの震災後、ツィッターで木村氏の詩に出合い、ずっと読み続けています。
    あの日受けた衝撃を風化させてはならない、何か、自分にできることはないか、そんなことを問い続けながら今もツィッターで彼の詩に出合うと避けて通れないのです。

    震災直後に雀羅先生は、被災者・被災地と<倶に在ること>の思いの一端がつたわれば、と「わたつみき」をたちあげられました。そこに参加させて頂いた時の気持ちをずっと持ち続けて行きたい、と私は今も思っています。

    #47860 返信

    安庵

    特Aじゃなくても美味い今年米           芳
     二点居住の姉たちの秋             を
    付け
    ボス格の猿来て犬は固まりぬ           庵

    よろしくお願いします。

    #47856 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  月・秋
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳
      穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃
    献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
     ポイントカードで財布ぱんぱん       に
    ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
      大綿虫のとんでくる頃          小石
    月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  月・冬
      杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
    凪いでなほ丹波の里に花降らせ        に 花・春
      はるの憂いに染まる極楽         百
    ナオ
    重箱に草餅を詰め野点傘           に
     若芝の庭午後の日矢受け          を
    高校のビブリオバトル接戦に          芳
     親子喧嘩の出来る家族も         閑坐
    泣かせてよ目薬入れただけだから 桃
     剃り跡青きゲイに朝蜘蛛          羅
    ふたりにも聞こえ始めた隙間風        坐
     君のテーブルぼくの本棚          に
    翌朝はコパカバーナへひとっ飛び         庵
     覇王樹の傷癒す波音            桃
    乞はれつつ月物語る千一夜          田助 月・秋
      色なき風はため息に似て          桃
    ナウ
    特Aじゃなくても美味い今年米          芳
    二点居住の姉たちの秋           を

    ○しをんさんの原句は「二点居住の避難者に秋」でした。「二点居住」という言葉はネットを見ていますと、福島原発事故以来避難者が「避難先」と「避難元」に引き裂かれた生活を続けていることを指しているようです。福島県会津若松のこしひかりは我が家でも愛用の米でした。米が戻ってくる、人々にも元の生活が戻ってくる、そんな願いも籠められた付句になっていると思います。「避難者」という言葉を使わず、このあたりの微妙な意味合いを伝えられれば、日本の米のめしのように連句になります。

    「バングラデシュから嫁御迎へる うに」、日本の農家に嫁いでくるバングラデシュの女性ということで、日本の農村の現状を捉えた一コマです。ただ、「金髪美女がやって来る村」とやってもいいわけで(俗調ですが)、なんで「バングラデシュ」なのか、という批評眼も要りますね。連句は先入観(きれいに言えば本情)をベースにおくけれど、先入観によりかかってはいけない、とも思います。

    「歳を経るごと格差社会に 閑坐」、七七の呼吸が決まってきましたね。前句にいいテンポで響きます。

    ではお次をどうぞ。雑です。

    #47850 返信

    しをん

    色なき風はため息に似て
    特Aじゃなくてもうまい今年米
       付け 
    二点居住の避難者に秋   しをん

    #47844 返信

    閑坐

    色なき風はため息に似て
    特Aじゃなくても美味い今年米

    付け

    歳を経るごと格差社会に

    #47836 返信

    うに

    色なき風はため息に似て
    ナウ
    特Aじゃなくても美味い今年米

    付け
    バングラデシュから嫁御迎へる

    #47832 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  月・秋
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳
      穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃
    献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
     ポイントカードで財布ぱんぱん       に
    ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
      大綿虫のとんでくる頃          小石
    月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  月・冬
      杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
    凪いでなほ丹波の里に花降らせ        に 花・春
      はるの憂いに染まる極楽         百
    ナオ
    重箱に草餅を詰め野点傘           に
     若芝の庭午後の日矢受け          を
    高校のビブリオバトル接戦に          芳
     親子喧嘩の出来る家族も         閑坐
    泣かせてよ目薬入れただけだから 桃
     剃り跡青きゲイに朝蜘蛛          羅
    ふたりにも聞こえ始めた隙間風        坐
     君のテーブルぼくの本棚          に
    翌朝はコパカバーナへひとっ飛び         庵
     覇王樹の傷癒す波音            桃
    乞はれつつ月物語る千一夜          田助 月・秋
      色なき風はため息に似て          桃
    ナウ
    特Aじゃなくても美味い今年米          芳

    ○前句の情調に対していささか飛躍のある情景ですが、これもありうる範囲と思います。「特A」などといった煽りをする流通事情は農家の米作りをゆがめているのではないかという「ため息」に、農家の落胆と矜持をかすめています。芳さん、都会には住んでいても私も家が農家ですから農民のうめき、わかるつもりですよ(^^) 

    「紅葉踏む山道険し水清く 閑坐」、前句に通ういい材料が沢山入っています。一句として少々材料過多ですので、もうちょっと刈り込んでみるといいですね。「路険しいよよ濃くなる山もみぢ」等とトリミングするとすっきりします。「色亡なき風」に「紅葉」と色立てになっているのも付句としての効果を挙げています。

    「古酒新酒密造まじる芋煮会  庵」、これも具沢山ですが、「密造の酒も出て来る芋煮会」でよろしいのでは。むかし、「内密に願いますが・・」とこうした秘密の酒をいただき、酒税法に潜む文化破壊というものは、などとおだあげて、妙な酔い方したことありました。

    はい、悪酔いしませんよう、お次をどうぞ。雑でも結構です。

    #47831 返信

    安庵

    乞はれつつ月物語る千一夜          田助 月・秋
    色なき風はため息に似て          桃
    ナウ

    付け
    古酒新酒密造まじる芋煮会 庵

    よろしくお願いします。

    #47822 返信

    閑坐

    乞はれつつ月物語る千一夜
    色なき風はため息に似て

    付け

    紅葉踏む山道険し水清く

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