「清流の国ぎふ」文化祭2024に合わせた岐阜・大垣散策ガイド

岐阜の街、散策 (下記ⒶⒷのウェブサイトのマップをご覧ください)

「長良川の鵜飼で有名な岐阜は、道三・信長の城下町、そして松尾芭蕉ゆかりの街です。

長良川河畔コース

長良川に架かる長良橋の北岸鵜飼屋の旅館街、南岸の風情を残す古い街並みの川原町や岐阜公園界隈には、芭蕉など著名な俳人の句碑が立ち並んでおり、川原町広場には芭蕉付句「蓮池の」連句碑(岐阜県連句協会建立)があり、また芭蕉の句碑がある旅館十八楼の少し下流の河畔に芭蕉が「十八楼」と名付け「十八楼ノ記」を記した賀島鷗歩邸がありました。

金華山コース

岐阜公園からロープウェーイで金華山に上り、信長や戦国時代を偲びつつ山頂の岐阜城から濃尾平野を一望するのも一興かと思います。

観光文化施設コース

岐阜公園にある「岐阜市歴史博物館」で信長時代の岐阜の町を知り、鵜飼の鵜匠の家が点在する鵜飼屋の長良川の右岸(北岸)を、長良川に映える金華山を望みながら散策し、鵜飼のようすを知ることができる「長良川うかいミュージアム」を見学されたらどうでしょうか。

◼︎交通:JR岐阜駅(12番 13番バス乗り場)よりバス約15分。運賃・大人230円
「岐阜公園歴史博物館前」バス停下車、南岸の川原町界隈に行くには「長良橋」バス停下車、北岸に行くには「鵜飼屋」バス停下車。

〈芭蕉と岐阜〉 おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉

芭蕉は、貞享5年(1688)6月8日、大津より岐阜に来訪、「十八楼ノ記」などを記し、六吟表六句、十五吟五十韻などを巻き、幾つかの句を残しています。8月11日には美濃を去り木曽路に向かいます。「更科紀行」の旅です。

大垣の街、散策 (下記Ⓒのウェブサイトのマップをご覧ください)

水都・大垣は戸田氏10万石大垣城下として、また美濃路の宿場町として栄え、芭蕉が3度も訪れています。

水門川コース

JR大垣駅から関ヶ原の戦いで知られる大垣城を見学し、かつて大垣城の堀の役目があった水門川沿いに立ち並んでいる句碑を巡られたらどうでしょうか。その中には芭蕉発句の「はよう咲」連句碑(岐阜県連句協会建立)も観ることができます。

奥の細道むすびの地記念館コース

水門川の船町港跡にある「史跡奥の細道むすびの地」の碑や芭蕉と谷木因の像で当時を偲び、この前にある全国でも珍しい、「おくのほそ道」にほぼ特化したⒹ「奥の細道むすびの地記念館」(Ⓒマップ左下)で、芭蕉たちの深川より大垣までの旅に想いを寄せられたらどうでしょうか。

◼︎交通:JR大垣駅よりバス約7分「奥のむすびの地記念館前」バス停下車。運賃210円。
( ※JR岐阜駅とJR大垣駅間の所要時間は約12分。約15分間隔で運転 )

〈芭蕉と大垣〉 蛤のふたみにわかれ行秋ぞ

芭蕉は大垣に貞享元年(1684)(野ざらし紀行)、元禄2年(1689)(おくのほそ道)、そして元禄4年と3回、いずれも西から来訪しています。「紙衾の記」を記し、十二吟など幾つかの歌仙を巻き、多くの句を残しています。なかでも元禄2年の「おくのほそ道」は有名で、いつしか大垣は「奥の細道むすびの地」として知られるようになりました。

松尾一(一歩)

観光マップや詳しい情報は、下記ウェブサイト等でご覧ください。

Ⓐ岐阜市句碑マップ
Ⓑ岐阜公園マップ(左上⑫川原町広場に連句碑あり)
Ⓒ奥の細道むすびの地 大垣城下町大垣観光マップ(左下⑤全昌寺北、総合福祉会館北の水門川南岸に連句碑あり)
Ⓓ奥の細道むすびの地記念館

http://www.basho-ogaki.jp/

(※他の施設等はそれぞれウェブで検索願います。)

宿泊のご案内

「清流の国ぎふ」文化祭2024のウェブサイトの「トラベルセンター」をご覧の上、お申し込みください。これは岐阜県からJTB岐阜支店に委託された国文祭全体の宿泊案内です。

https://gifu-bunkasai2024.pref.gifu.lg.jp/koku-shou-bunsai/

問・「清流の国ぎふ」文化祭2024トラベルセンター(JTB岐阜支店)

TEL:058ー265ー4831
E‐mail:bunkasai@bsec.jp

日本連句協会主催 交流会のご案内

10月26日夜、岐阜市内において交流会(懇親会)を開催します。参加申し込み方法など仔細は「会報連句」8月号同封の「日本連句協会主催 交流会のご案内」をご覧ください。参加をお待ちしています。