/ 最終更新日時 : 6月 11, 2018
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6月 11, 2018 5:26 pm
#16674
雀羅
ゲスト
■⑤歌仙「ポケットの」ウ1治定
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⑤歌仙「ポケットの」 2018.6.2 起首
ポケットの中に景色や更衣 雀羅
卯波を蔵うコインロッカー 桃
大陸に版画の行方追ひかけて 小波
丘にのぼれば街の灯が見え 田助
町をあげ歌へ踊れの月の宴 富士
背中に眠る児へは秋風 晴
ウ
不受不施の寺の団栗転がり来 にゃん子
(不受不施の寺の団栗転がって)原句
○「不受不施(派)」というのはネットで調べますと日蓮宗の中でも原理主義的な厳しさを持ったがんこな人々のようですが、世俗・権力と上手にお付き合いしている宗派のふるまいに首をかしげることの多い昨今、いっそ清々しい感じします。「転がって」の「て」留めは第三の留めと言われるものですので、治定句のようにさせて下さい。
「ゆさゆさと呵々大笑の石榴の実」、「石榴」が「呵々大笑」するとは奇抜な描写です。割れた石榴の中を真っ赤な口中に見立てることも出来ますね。かなりシュールですが。「地芝居の濡れ場に携帯電話鳴り」、仰るように、打越の「歌へ踊れの月の宴」ぬい通うところあります。「瓜坊も大縄跳びにはいどうぞ 小石」、たのしい句です。
どうぞ。雑の短句です。