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#32263
雀羅
ゲスト

■⑨歌仙「頭上より」ウ1治定     2018.12.3 起首
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頭上より普化の鈴鳴る師走かな           雀羅
 温糟粥の煮ゆる次の間             和嘉子
著者近影思いのほかによく撮れて           桃
 トラックの爺小銭数える            すいか
空腹を月に覚えて歩き出す             小波
 あきつつんつん群なした土手           柳下

うそ寒の江口の君の歌碑に佇つ           麦子

○麦子さん、「江口の君堂前」なんて風流なバス停あるんですね。大阪東淀川区は行ったことありませんが、いつかそこに立つ機会もあるといいなと思います。こういう句が出ると、謡曲の『江口』などめくります。旅をしている西行が江口の君(遊女)に宿を断られ、「世の中を厭ふまでこそ難からぬ仮の宿りを惜しむ君かな」と、世を捨てるのは難しいかもしれないけれど、一晩泊めるだけのことを断るなんて心の狭いあなただ、とちょっと捨てぜりふっぽい歌を詠みます。歌に仮託はしても、西行の心に、どうせ誰とでも寝る身過ぎなのに、なぜ自分の時だけそんな固いことをいうのだ、部屋の隅に寝かして欲しいと言ってるだけなのに・・という気持ち、あるでしょうね。これに対し江口の君は、「世を厭ふ人とし聞けば仮の宿に心とむなと思ふばかりぞ」と返歌します。この世を放下したあなた様ならば尚更、こんなところの仮のやどり(私のようなものの拒絶)などにこころをお留めなさいますな、という気持ちです。西行はデリカシーに富んだ作者ですが、やはり盲点もあり、1本取られました。でも西行は遊女ではなく一人の人間と出会ったのですね。

一日の書き初めに「江口」が出て来て有り難うございました。

ではどうぞ。雑の短句です。

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