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#43407 返信

雀羅

■⑪歌仙「浅春の」5治定         2019.3.32 起首
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キーンドナルド氏に
浅春の過客閲(ケミ)する月日かな           雀羅
 書棚に馨る梅の一輪                 摩悠
名残雪虹色の夢手に受けて             あげは
  彼方の空に煙上れる                 不映
有明の水脈(みお)を曳きゆく漁舟          田助

○漁村での生活感の出た月の句にして頂きました。打越に「月」があり、同字を意識されての「有明」で、同字三句去とは言え、蕉門には「表に同字せぬ」ということも言いますので、これで結構だと思います。前句の「煙」とうまく調和しました。

「追いかけて取らんとすれど水の月 安庵」。昨年ある方の観月の茶会に伺った日、雨で文字通りの雨月、ご亭主もお困りだろうと思いながら席に入り、床の軸を見ましたら、「掬水月在手」とかかっていました。月は空にかかるものばかりではありません、月を待つ心、月を思う心が、この水指に掬う水のゆらぎに月を見させてくれるのではありませんか・・と仰りたいのだと、うれしくなりました。そのことを思い出しました。安庵さんの付けは、「でもわたしはまだその月が見えません・・」とも読めますね。

「暁の水城に浮かぶ月の舟」、ととのったいい句です。月という字を使わないで月を詠む、ということを予め言ってもよかったのですが、この辺りはぼちぼちということで。

では六句目どうぞ。秋です。