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百韻「日月は」 2019.4.16 起首
日月は旅人なりぬ花に雪 雀羅
雀の子らの集う軒先 古柏
○古柏さん、初めまして(でしょうか)。脇句頂きます。ちょっと気張った(気取った)発句を出しましたが、これはまあ随分可愛らしく受けた脇ですね。花見もする雀たち、春の雪とはいえ、ぶるぶる。風流にも意地が要ります。
では第三をどうぞ。春の季語を入れ(初春・仲春では季戻りになりますので三春か晩春で)、「に・にて・て・もなし・らん」等で留めます。表八句の内は「神祇釈教恋無常地名人名病態」等のけざやかな材料は避けます。それと、発句・脇の境地から転じる、というのがポイントです。連句をする時歳時記は必携です。どんな歳時記でもよいのですが、たとえば春ならば「三春・初春・仲春・晩春」などに季別されているもの(合わせると“十七季”)をお選び下さい。