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#45648
雀羅
ゲスト

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百韻「日月は」         2019.4.16 起首

日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅
 雀の子らの集う軒先              古柏
春の朝川柳欄を食卓に             不映
 上司と似た名いつも見つける          芳
潮の香の導く先に海と空            村宅
 丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ
 萩散る庵に残る足跡              優

銀杏と君の残したイヤリング         五帳面

○五帳面さんの原句は「銀杏と君の残した恋を一粒」でしたが、577ですので、治定句のようにさせて下さいませんか。恋の句は出来るだけ「恋」の字を使わずに詠みたいです。芭蕉『猿蓑』に「さまざまに品かわりたる恋をして」なんてありますけれど。

うにさん、寝ている間に出航してしまいましたか(^^) 百韻の長丁場ですので、好きなところで、どこからでも乗船出来ます。「落葉衣の濡れもこそすれ」は「小倉百人一首」の文句取りですが(「音にきくたかしの浜のあだ波はかけじや袖のぬれもこそすれ」)、前句「謫仙は飛鏡に杯を傾けて」によく付きますね。落葉をつづりあわせた「落葉衣」、面白い言葉です。ただこうすると「謫仙」は詩人きました。「謫仙」が普通の風流人に見えます。

どうぞ。恋句です。雑で。