■タッチの違い、田助さん、申し訳ないです。
大綿虫のとんでくる頃 小石
月の道もどれば牡丹鍋が待ち 桃太郎
冬の花火の揚がる洋上 田助
数へ日となる街の華やぎ
箸に杓文字にかかる華やぎ
和平結びし卓のはなやぐ
○「華やぎ」は雑の正花ですが、冬の季語に結んだ時は「冬の正花」になるという、これについての公式な式目はありませんが、現代の正花論に一石を投じるものです。花の句は型通りに進んでしまいがちですが、花の句についてのするどい問いかけを持った付句です。
【5時~6時治定】と書いていながら勝手な動きをしてしまう捌きです。ご面倒おかけします(^^;)