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#47358
雀羅
ゲスト

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歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
 橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
 薪棚を薪いっぱいにする         うに
女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  月・秋
 藻に住む虫の立てる聞き耳        優

この時と韋駄天走り茸番          芳
  穴あき銭を鳴らす親分          千百
寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
 星占いで相性を決め            桃
献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
 ポイントカードで財布ぱんぱん       に
ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
  大綿虫のとんでくる頃          小石
月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  月・冬
  杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
凪いでなほ丹波の里に花降らせ に
  はるの憂いに染まる極楽         百
ナオ
重箱に草餅を詰め野点傘           に

○野点の風流を楽しんでいる最中の心模様。俗っぽい大寄せをちょっと重たく感じてしまったのは、「重箱の草餅」にもたれる感じが出るからですね。連句付合の面白さはことばの取り合わせの中にいろいろ化学反応を見られることで、連句鑑賞のポイントはそこに明快な化学式が見つかるかどうか、ということでしょうね。「紫雲英田にすこしばかりの童心を」、打越に花あり、紫雲英は避けたいところ。

「アスファルト数珠子見かけることもなし 芳」、「見かけることもなし」では話が進まないので「アスファルト道路に数珠子こぼれをり」とする方が発展形が得られると思います。

「半襟を刺繡に替えて針供養 しをん」、「半襟を刺繡に替えて」がわからないです。裁縫される方にはなんてことないことかも知れませんが・・。

ではどうぞ。