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10月11日
お待たせしました。
明日は句会の予定が入っていましたが、台風19号の影響を考え会場の徳島県立文学書道館が休館を報せてきて中止になりました。台風の進路に当たるところにお住みの皆様、どうかくれぐれもお気を付けください。
さて四句目の雑の句、芳さんの「知りたがり屋の犬はクンクン」をいただきます。好奇心旺盛の犬君、なんでもクンクンと嗅ぎまわるという句意とも、或いは「クンクン」は犬の名前とも読めるというユーモアで採りました。
次はウラ一句目です、晩冬以外で冬の長句をお詠み下さい。締切りは13日の20時とさせていただきます。
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月光(獅子) 2019.10.7起首
てのひらに余る月光おすそ分け メロン(月)
黒鍵よりも冷ゆる白鍵 光明(秋)
捨て案山子立ち上がれない哀しさよ 夕汐(秋)
知りたがり屋の犬はクンクン 芳(雑)
ウ (冬)
(冬恋)
(恋)
(新年)
みなさんの付句
村の談合膝突き合はす 今日(雑)
*下句が二・五なので上下入れ替えて「膝付き合はせ村の談合」としてみましょう。その上で次は「村の談合」をもう少し絞り込み、「膝付き合はせ決める忖度」とすれば今風に。
君にあげたいキーホルダー 葵(雑)
*一音足らないようです。特別なキーホルダーなんでしょうね、恋の呼び出しになる句です。
カリスマ主婦とランチ囲みて しをん(雑)
*いろいろなジャンルのカリスマ主婦が居るようで、こちらの主婦は何が得意なんでしょう。判明せずともカリスマという言葉の威力で押し通すこともできますね。この句「囲みて」と「て」留めになっています。『俳諧無言抄』に百韻の表、五句目の留めについて、「三て五らんとて、第三てどまりならば、はね字あらまほしき也、第三て留まりにあらずば、てどまりこのましき也」を心得としてあります。つまり、表には「て・らん」留めが必要とされるということです。その心得からすればこの句は適っていますね。
街に慣れたか笑顔待ちわび 閑坐(雑)
*誰の笑顔か主語がはっきりしない分、句としての読みが深まりませんね。
ゆるキャラらしく少しブサカワ 遥夢(雑)
*前句の「捨て案山子」の説明になっています。いわゆる付き過ぎの句と言えるでしょう。
風を見ていてトースト焦がす 安庵(雑)
*一句目と同じく、この句も句調を整える為に、二五四三を嫌うという縛りに反しています。「風を見ていて焦がすトースト」とすれば解決しますね。付けとしては取りたい句です。
知りたがり屋の犬はクンクン 芳(雑)
*この句をいただきます。