返信先: インターネット連句を始めます。

ホーム フォーラム インターネット連句 Vol.1 インターネット連句を始めます。 返信先: インターネット連句を始めます。

#50709
光明
ゲスト

10月15日
お待たせしました。
みなさん恋句が苦手なんでしょうか、冬恋の句を詠んでいただいたのは4名の方だけでした。
いただいたのは、遥夢さんの「逢ひに行く日は赤いマフラー」。今回は旧仮名に統一してみようと思います。ここから恋はどう展開していくのか、赤いマフラーをするのは彼か彼女か、次の句で恋模様を見せてください。ウラ三句目、恋の長句をお詠み下さい。締切りは17日の20時とさせていただきます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
     月光(獅子)   2019.10.7起首

   てのひらに余る月光おすそ分け      メロン(月)
    黒鍵よりも冷ゆる白鍵          光明(秋)
   捨て案山子立ち上がれない哀しさよ     夕汐(秋)
    知りたがり屋の犬はクンクン        芳(雑)

ウ  冬浅し無くしたままの耳飾り        秋草(冬)
    逢ひに行く日は赤いマフラー       遥夢(冬恋)
                          (恋)
                          (新年)

みなさんの付句
逢いに行く日は赤いマフラー       遥夢(冬恋)
 *この句をいただきました。

ポインセチアの蔭でくちづけ      しをん(冬恋)
 *芭蕉の恋句に「しぼるたもとを匂ふ風蘭」というのがあります。「風蘭」の装いに恋を断つ苦しい思いがうまくマッチした句だと思います。これを味わい「ポインセチアの蔭」での「くちづけ」という句を読めば、恋の余情が乏しいように思われます。

人肌恋し初時雨降る           秋草(冬恋)
 *一見濃密な恋句とも読めますが、初時雨があっさり感を醸成してくれています。

コートを脱いで不意に誘惑         葵(冬恋)
 *季語として使う場合にも「コート」を出す必然性を含ませていただきたいな、と思いました。14音という制限がある中でも、できるだけ恋というものを形作っていただきたいと切に願います。