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10月15日
お待たせしました。
みなさん恋句が苦手なんでしょうか、冬恋の句を詠んでいただいたのは4名の方だけでした。
いただいたのは、遥夢さんの「逢ひに行く日は赤いマフラー」。今回は旧仮名に統一してみようと思います。ここから恋はどう展開していくのか、赤いマフラーをするのは彼か彼女か、次の句で恋模様を見せてください。ウラ三句目、恋の長句をお詠み下さい。締切りは17日の20時とさせていただきます。
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月光(獅子) 2019.10.7起首
てのひらに余る月光おすそ分け メロン(月)
黒鍵よりも冷ゆる白鍵 光明(秋)
捨て案山子立ち上がれない哀しさよ 夕汐(秋)
知りたがり屋の犬はクンクン 芳(雑)
ウ 冬浅し無くしたままの耳飾り 秋草(冬)
逢ひに行く日は赤いマフラー 遥夢(冬恋)
(恋)
(新年)
みなさんの付句
逢いに行く日は赤いマフラー 遥夢(冬恋)
*この句をいただきました。
ポインセチアの蔭でくちづけ しをん(冬恋)
*芭蕉の恋句に「しぼるたもとを匂ふ風蘭」というのがあります。「風蘭」の装いに恋を断つ苦しい思いがうまくマッチした句だと思います。これを味わい「ポインセチアの蔭」での「くちづけ」という句を読めば、恋の余情が乏しいように思われます。
人肌恋し初時雨降る 秋草(冬恋)
*一見濃密な恋句とも読めますが、初時雨があっさり感を醸成してくれています。
コートを脱いで不意に誘惑 葵(冬恋)
*季語として使う場合にも「コート」を出す必然性を含ませていただきたいな、と思いました。14音という制限がある中でも、できるだけ恋というものを形作っていただきたいと切に願います。