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#51267
光明
ゲスト

非懐紙十八韻「百代」 -尻取り押韻
11月20日
お待たせしました。
昼の気温も上がらなくなり冬めいてきましたが、週末からは昼間も二十度台に戻るとの事、体調の維持が大変です。
さて、恋離れが求められる七句目となりました。押韻は(もく)で、「黙」「沐」「木」「藻屑」の四種類で詠んでいただきました。
その中から、芳さんの「木曜は休診と決め朝寝する」を採りました。原句の「木曜日」には休診の急な決意を強調する働きがありますが、それだと上五で切れてしまい、「朝寝する」ゆったり感が生まれないと思いました。どちらにしても「休診」が恋煩いから上手く離れさせてくれましたね。
次の八句目は(する)から始まる押韻で、春の短句を仮名留めでお詠みください。花前になります。
締切りは22日の20時とさせていただきます。

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     非懐紙十八韻「百代」 ―尻取り押韻   2019.11.9起首

1   百代を巡る季節や芭蕉の忌         夕汐(冬)
2    軒の宿りのしぐれ世に降り        光明(冬)
3   振り向けば言の葉どもの賑やかに      麻子(雑)
4    蟹座のおんな初御籤ひく         遥夢(新年)
5   低く鳴る独楽近づきて触れあわず      三吉(新年恋)
6    煩う恋の岡目八目            夕汐(恋)
7   木曜は休診と決め朝寝する          芳(春)
8                          (春)
9                          (花)
10                          (雑)
11                          (雑)
12                          (夏)
13                          (夏)
14                          (雑)
15                          (雑)
16                          (秋)
17                          (月)
18                          (秋)

みなさんの付句
黙々と父祖の畑を春耕す          遥夢(春)
 *恋には目もくれず労働に勤しむところが、「黙々」句の特徴です。

黙々と畑鋤く背(せな)に夕日差し        しをん(春)
 *前の「春耕」と類想句になりましたね。

沐浴の盥の水に風光り           紋次(春)
 *「盥の水」に「風光り」ではなくて、「沐浴」という行為に対しての天象であることに重きを置いた方が良いと思います。「沐浴をやさしく称え風光る」を例に。

木蓮をやや上に見て散歩筋         今日(春)
 *ここで「木蓮」は障りますね。九句目が花になりますから。

藻屑にも海胆の隠れる潮の満つ       閑坐(春)
 *「潮の満つ」に無理があるようですね。「藻屑」と「海胆」と「潮」がうまく噛み合っていないように思います。

黙々とガラス窓ふく春日向         秋草(春)
 *「黙々」に引っ張られてしまい、句としてはあっさりしすぎています。

木曜日休診と決め朝寝する          芳(春)
 *この句、「木曜は休診と決め朝寝する」としていただきました。

木蓮が咲き始めたと里便り         麻子(春)
 *この句も、花が打越になる位置で植物を出してしまいました。

木喰のほとけ背負いて春の山        安庵(春)
 *遊行僧である木喰五行が彫った木彫仏のことでしょうか、面白い発想ですが、「春の山」が取って付けた感があるのが残念です。

黙礼の父の背広に涅槃西風         三吉(春)
 *この「黙礼」だといまは亡き人ということになりますね。その場合、「背広」に対しての思いがいかなるものかという点が気になります。「父の位牌に」だとストレート過ぎますか。