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#52904
光明
ゲスト

 蜻蛉「京舞」の巻
3月8日
皆様、お待たせしました。
中六句目、雑の句に一〇句お寄せいただきました。前句の月の座から如何に付けと転じを果すかがここでの課題だと言えます。前句の素材に引きずられず距離を保った付句を詠めるか、それを果せば自然に転じもできていると思います。
そんな視点から選んだのが、芳さんの「パティシエに成りたい夢がある」です。
兎さんの夢がパティシエという意外性のある一面など、連句の醍醐味ですね。
中七句目は恋の句になりますが、引き続き仮名留めにしてください。
自由律ですが長句は十七音、短句は十四音丁度の破調でお詠みください。
「月」字以外、既に出た文字は使えませんのでご注意ください。一語一会です。
締切りは3月10日の20時とします。

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     蜻蛉「京舞」の巻    2020. 2.15起首

1  京舞の腰落としてや臥龍梅        安庵(春)
2   小石ひとつで割れる薄氷        光明(春)
3  つばくらめ空水平に滑り来て       紋次(春)
4   三角定規あたらしく買ふ        小石(雑)

1  君がゐて僕ゐて貴女ゐて縺れ      メロン(恋)
2   ただ会ふために探す口実        秋草(恋)
3  感染(うつ)されしことも嬉しき夏の風邪 安庵(夏恋)
4   孫目ざとくも虹を指さし        遥夢(夏)

1  オズの魔法使ひだつた過去もあり     光明(雑)自由律
2   うぬぼれ鏡しか見てゐない       秋草(雑) 〃
3  銭湯の脱衣所に忘れ団扇が       炬燵猫(秋) 〃
4   猛烈な勢力の台風           夕汐(秋) 〃
5  月の兎は飛び出して宇宙旅       しをん(月) 〃
6   パティシエに成りたい夢がある      芳(雑) 〃
7                        (恋) 〃
8                        (冬恋)〃
名残表
1                        (冬)
2                        (雑)
3                        (新年月)
4                        (新年)
名残裏
1                        (雑)
2                        (春)
3                        (花)
4                        (春)
 
皆様の付句
パティシエに成りたい夢がある      芳(雑) 〃
*この句をいただきます。

おだんごたくさんもつてつてね    炬燵猫(雑) 〃
*月の兎にウエイトが傾いていますね。

御伽噺さうだつたんだね        今日(雑) 〃
*発想の出どころが分かってしまいます。

貯まつたマイルで派手に遊ぼ      遥夢(雑) 〃
*宇宙旅でもマイルが貯まるという発想、直接的ですが使えますね。

団体行動ぼく苦手で          紋次(雑) 〃
*前句の「旅」の呪縛から逃れ切れていないです。

祖母の見舞ひに四日もかかる      日和(雑) 〃
*七七のままですね。「祖母の見舞ひ四日もかかつて」とすれば六・八で破調になります。私の知ってる方は家族も面会禁止です。着替えも看護師に預けるそうです。

アトムの背中に乗つて帰還       安庵(雑) 〃
*「アトム」には人それぞれのイメージが内包されているので、使う難しさがあると思います。話しの流れを創り出すという、ある意味付き過ぎと言えるかもしれません。

臼と杵オークションにかける      夕汐(雑) 〃
*月の言い伝えに乗っかり過ぎてしまいましたね。

舟歌の調べに酔ひしれる        秋草(雑) 〃
*「お酒はぬるめの燗がいい、肴は炙った烏賊でいい」の舟歌だと思います。映画「駅」で高倉健が大晦日に、倍賞千恵子扮する小料理屋の女将と二人、紅白歌合戦を観るシーンで流れるのが、矢代亜紀が歌う「舟歌」でしたね。まさに酔いしれました。

鰐ざめを騙し渡つてきた        ゆき(雑) 〃
*「兎」」からの連想で「因幡の白ウサギ」が浮かびましたね。面白いのですが、もう一捻りして「白波となつて鰐を騙す」なら採りたくなります。

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