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#53072
光明
ゲスト

 蜻蛉「京舞」の巻
3月18日
皆様、お待たせしました。
名残表三句目は新年の月をお願いしましたところ、八句お寄せいただきました。新年の句は普通は詠むことは無い上に、月も入れてという注文を熟したそれぞれの句を観ますと、月の扱いが唐突で不自然さが否めないものが見受けられました。その中で、月を上手くわざとらしさを感じさせずに、ごく自然に取り入れたのが秋草さんの「機始月の光を緯糸に」でした。この句を採りました。
次の名残表四句目も新年です。短句を仮名留めでお詠み下さい。
「月」字以外、既に出た文字は使えませんのでご注意ください。一語一会です。
締切りは3月20日の20時とします。

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     蜻蛉「京舞」の巻    2020. 2.15起首

1  京舞の腰落としてや臥龍梅        安庵(春)
2   小石ひとつで割れる薄氷        光明(春)
3  つばくらめ空水平に滑り来て       紋次(春)
4   三角定規あたらしく買ふ        小石(雑)

1  君がゐて僕ゐて貴女ゐて縺れ      メロン(恋)
2   ただ会ふために探す口実        秋草(恋)
3  感染(うつ)されしことも嬉しき夏の風邪 安庵(夏恋)
4   孫目ざとくも虹を指さし        遥夢(夏)

1  オズの魔法使ひだつた過去もあり     光明(雑)自由律
2   うぬぼれ鏡しか見てゐない       秋草(雑) 〃
3  銭湯の脱衣所に忘れ団扇が       炬燵猫(秋) 〃
4   猛烈な勢力の台風           夕汐(秋) 〃
5  月の兎は飛び出して宇宙旅       しをん(月) 〃
6   パティシエに成りたい夢がある      芳(雑) 〃
7  追ひかけたら優男逃げて行つた      ゆき(恋) 〃
8   赤い糸つららで断つてやる       今日(冬恋)〃
名残表
1  クリオネの体透けたるクリスマス     日和(冬)
2   波音を聞く果ての居酒屋        夕汐(雑)
3  機始月の光を緯糸に           秋草(新年月)
4                        (新年)
名残裏
1                        (雑)
2                        (春)
3                        (花)
4                        (春)
 
皆様の付句
月あかり観測隊の初日誌         安庵(新年月)
*南極観測隊でしょうか。南極の一月は夏になり白夜状態です。月も出ますが月明りは届かないと思います。南極に限定せずに読めばいろいろ想像できますね。

振り向けば初富士の背に懸かる月     今日(新年月)
*さて、元日の富士山に月が懸かるでしょうか。

なまはげの背に大きな月あかり       芳(新年月)
*「なまはげは月を背にして威勢よく」とすれば動きが出ますね。

里下がり蔵の真上の細き月        遥夢(新年月)
*奉公人にとって、一月十六日の一日だけのお休みが里下がり或いは藪入りです。その情感を描くもうひと工夫が欲しいですね。

宝船七福神は月の宴           ゆき(新年月)
*「月の宴」は月そのものを賞美するために開く酒宴と言う意味が強く、宝船にあしらうには無理があるように思われます。

初風呂に月影さして清らかに       紋次(新年月)
*「初風呂に月影さしておめでたく」でしょうか。新年は淑気が満ちているので「清らか」は言う必要がないですね。

鰐口の月を呼び込む初詣        しをん(新年月)
*正直言って句意がよく分かりません。鰐口・月・呼び込む・初詣という語句が、どう関係し合うのでしょうか。「月天心鰐口鳴らし初詣」とすれば明解。

機始月の光を緯糸に           秋草(新年月)
*この句をいただきます。

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