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#54036
光明
ゲスト

インターネット連句
ソネット「仁王門」(抱擁韻)
5月10日
 お待たせしました。8句目は恋句で脚韻は「つき」です。10句付けていただきました。その中から、遥夢さんの「浮気責めてもニクい落着き」を採りました。酒の銘柄の浮気とも読めますね。
 楽之さんの句に関して、使う漢字と別読みのルビを振ることは、実家を「さと」とルビを振られた時に書いたように、ひとつの漢字にふたつの読みを持たすことは、前句を読み説いて付けを案じる連句にとって、付ける人の想像力をセーブしてしまうと私は思いますので、お勧めしないと言う事です。それと今回の韻を踏む形式の場合、その言葉の音韻を全面的に生かし切る形式であることから、「好運」を「つき」と読ませることは押韻としても成立しないのです。
 さて、9句目は冬の恋句を脚韻は自由でお詠み下さい。
 仮名遣いは歴史的仮名遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので現代仮名遣いでも結構です。また、同字は一語一会です。
 それでは、9句目の締切りを12日の20時とします。揮ってご投句ください。

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   ソネット「仁王門」(抱擁韻)   2020.04.28起首

1  葉桜や夕陽溶けゆく仁王門      炬燵猫(夏)a
2   サングラス取り漢佇む        光明(夏)b
3  街角のカフェに読みさすアフォリズム  楽之(雑)b
4   金庫の宝二束三文          秋草(雑)a

5  満ち欠けを諾ひ巡る今日の月     メロン(月)c
6   夢見る朱鷺を起こさないやう     小石(秋)d
7  新酒利く審査員らの無言行       ゆき(秋)d
8   浮気責めてもニクい落着き      遥夢(恋)c

9                       (冬恋)e
10                      (冬)f
11                      (雑)f

12                      (春)e
13                      (花)g
14                      (春)g

皆様の付句
いけない恋に誘ふ腰付き     炬燵猫(恋)c
*ダンシングオールナイッ、という恋のアヴァンチュール。音楽が聞こえてきます。

唇迫り荒い息衝き         閑坐(恋)c
*直接的な恋の衝動もありですが、パロディの様にも取れますね。

待ち焦がれても来ない嘘つき    秋草(恋)c
*嘘つきを好きになった業を感じます。複雑な恋ですね。

赤いルージュに胸は焦げ付き     芳(恋)c
*恋に馴れた年上の女性に惚れた悲喜劇。

デートの君は頬杖をつき     しをん(恋)c
*悩み多き年頃の、深刻過ぎない事情もふたりの絆になるでしょう。

残り香慕ふ君の奥津城       今日(恋)c
*「おくつき」と音はいいのですが、発句に「仁王門」(寺院)があり、墓所をここで出すのは遠輪廻になると思います。

浮気責めてもニクい落着き     遥夢(恋)c
*この句をいただきます。「ニクい」もアクセントになりました。

君の瞳が射ぬくひと突き      ゆき(恋)c
*瞳に射貫かれるという設定に古典を感じます。

デモスクラムに得し恋の付き    楽之(恋)c
*「好運」を「付き」に修正しましたが、句の魅力は半減します。「デモスクラムに恋の好運」として用いたいですね。

語り尽くせず歩く暁        円水(恋)c
*恩田陸の小説「夜のピクニック」を思い出しました。

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