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#54324
光明
ゲスト

インターネット連句
ソネット「仁王門」(抱擁韻)祝満尾!
5月22日
 お待たせしました。挙句には12人の連衆が付句を寄せてくれました。押韻連句に果敢に挑戦していただいたこと、大変嬉しく思います。特に難題となった挙句の脚韻に、これだけの付けが生まれたことを共に喜びましょう。
 その脚韻の「くも」は、主に「~く+も」しか無いかのような制約の中、下句が四三ではありますが、この新型コロナ感染症の蔓延する状況下、先駆けとも言える新しい言葉を取り入れた夕汐さんの「うららに癒えて外れしECMO」
を採りました。「ECMO」(エクモ)は命を護る最後の砦とも言える医療機器であり、一巻を締め括る挙句に相応しい明るく希望に満ちた句になりました。
 本日で、ソネット「仁王門」の巻は無事に満尾となりました。これまでに付けを出して頂いたすべてのご連衆に心より感謝を申し上げます。
 残り、ソネット形式での興行は二巻となりました。次は「平坦韻」を巻きますので、発句を新たに募集します。季語は仲夏を用いてお詠み下さい。締切は5月28日20時とします。揮ってご投句ください。
 ソネット「平坦韻」は、aabb/ccdd/eeff/ggという韻の順番になります。
 
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   ソネット「仁王門」(抱擁韻)   2020.04.28起首 05.22満尾

1  葉桜や夕陽溶けゆく仁王門      炬燵猫(夏)a
2   サングラス取り漢佇む        光明(夏)b
3  街角のカフェに読みさすアフォリズム  楽之(雑)b
4   金庫の宝二束三文          秋草(雑)a

5  満ち欠けを諾ひ巡る今日の月     メロン(月)c
6   夢見る朱鷺を起こさないやう     小石(秋)d
7  新酒利く審査員らの無言行       ゆき(秋)d
8   浮気責めてもニクい落着き      遥夢(恋)c

9  帰るなと抱き留めるかに雪しまく    夕汐(冬恋)e
10  閉ぢ籠もるのも飽きた寒鯉      安庵(冬)f
11 天目の茶碗救へと命乞ひ         葵(雑)f

12  曲水の宴風雅にて幕         閑坐(春)e
13 誘はれ丘に上れば花の雲       しをん(花)g
14  うららに癒えて外れしECMO    夕汐(春)g

皆様の付句
煙る一すじ干潟の焚く藻       閑坐(春)g
*「煙る一すじ干潟に焚く藻」ではないでしょうか。工夫をされた句ですね。

ふらここ競ふ子供つぽくも       芳(春)g
*「子供つぽくも競ふふらここ」のように整えたくなる余地があるのが気になります。

春泥分けて芽生え早くも       遥夢(春)g
*よく整っていると思います。

春の興には和歌も連句も       今日(春)g
*御自分でもお分かりのことと思いますが、曲水の宴は和歌を用いたの御遊びですね。それが先に出ているのが残念ですね。

春野にほどく背負ふ荷の苦も     安庵(春)g
*「春野にほどく背負ふ荷と苦も」とすればどうでしょう。この句も挙句になりますね。

揚ひばり啼き且つ消えゆくも    しをん(春)g
*「且つ」より「また」のほうがワンクッション置いて、柔らかく感じると思います。

五色の凧の空に早くも         葵(春)g
*この句だと「辛くも」が使えるのではないでしょうか。

栄螺大漁磯の記録も         ゆき(春)g
*前句の「丘」から「磯」は離れ過ぎのようにも思えますね。「記録も」はいいですね。

トコトコ走る仔馬早くも       秋草(春)g
*「早くも」が弱いですね。「奇しくも」でどうでしょう。

詩にしたたむ惜春の思ひ      メロン(春)g
*脚韻をお忘れでしたね。

うららに癒えて外れしECMO    夕汐(春)g
*この句をいただきます。まさに時宜に適った挙句になりました。

春告鳥の声は高くも         日和(春)g
*6句目に同じ鳥類の「朱鷺」が出てましたので、14句中に「鳥類」が2句は贅沢ですね。

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