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#54489
光明
ゲスト

インターネット連句
ソネット「顔彩の青」(仮称)(平坦韻)
5月31日
 皆様、おまたせしました。3句目の付けに12句を寄せていただき、その中から日和さんの「きつかけは水琴窟の話題から」を採りました。
 水琴窟は庭園に設置する水を利用した音響装置ですね。焼き物の甕などを地中に埋め、その中で水がしたたり落ちる音を響かせ、微かな音を聴いて楽しむものです。それを話題にしたことが、恋のきっかけになったという句に仕立てた点に魅かれました。
 ここで、脚韻の韻の量について確認をさせて頂きます。現在実施しているこのソネットでは拡充二重韻を取り入れています。詳しくは改めて説明しますが、簡単に言えば発句の句末の「晴」と2句目の「ばれ」を分解すれば(bare)と、(子音母音+子音母音)による2音の言葉を脚韻としており、これを拡充二重韻と言います。そして脚韻の量の制限ルールとしています。
 そこで、問題になるのは「ん」の扱いです。炬燵猫さんの句では「喧嘩」が句尾に置かれていますが、「けんか」は(kenka)で、これは三重韻ということになります。つまり制限ルールを超えているので、残念ながら現行では採れないことになります。どうぞお含み置きください。
 次は4句目です。脚韻は「から」(kara)で、秋恋の短句をお詠みください。できれば助詞の「~から」は使わないようにしてください。
 仮名遣いは歴史的仮名遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので現代仮名遣いでも結構です。また、同字は一語一会です。
 それでは、4句目の締切りを6月2日の20時とします。揮ってご投句ください。

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   ソネット「顔彩の青」(平坦韻)   2020.05.28起首

1  顔彩の青買ひ足すや五月晴        芳(夏)a
2   四葩自慢の亭へ御招ばれ       光明(夏)a
3  きつかけは水琴窟の話題から      日和(恋)b
4                       (秋恋)b

5                       (月)c
6                       (秋)c
7                       (雑)d
8                       (冬)d

9                       (冬)e
10                      (恋)e
11                      (恋)f
12                      (春)f

13                      (花)g
14                      (春)g

皆様の付句
おめかしの見合相手は隣りの子     閑坐(恋)b
*実は隣合せに座った人が見合い相手だったと、その時になってわかったという句意ですね。ここで迷うのが、隣の家の子とも取れることです。その原因は「おめかし」という言葉にあるようですね。

叶はずと知りつアタック試みて     遥夢(恋)b
*積極性が局面を打開するという、ある意味精神論的な恋の試みです。

目が合うて妙に騒がし胸の奥     すみれ(恋)b
*「騒がし」は言わなくても、「目が合うてからは妙な胸の奥」で伝わりますね。「目が合ひて」はウ音便変化で「合うて」になります。

恋仇コーディネートも抜かり無く    夕汐(恋)b
*最新通信機器なども駆使する恋の邪魔物ですね。恋そのものではないのが物足りないですね。

不機嫌な口元の訳きけなくて      安庵(恋)b
*交際中の一コマですが、「不機嫌な口調の訳がきけなくて」でスッキリします。

きつかけは水琴窟の話題から      日和(恋)b
*この句をいただきました。

釣書の多芸自慢に見合ひして     しをん(恋)b
*自らだと「資格自慢」でもいいと思います、当たり前過ぎますけど。相手の釣書ならとても面白い。

見交せば涙袋の艶めいて        秋草(恋)b
*相手を見ての表現なら、「見返せば」になりますね。

通訳のキャリアウーマン朗らかに     芳(恋)b
*人物像の表現で、恋は感じられませんね。

お茶会に袖振り合つた縁今に     メロン(恋)b
*過去にも出逢いがあったことが、今の交際に結び付いているという、時間の流れを簡潔に描いています。

笑ひ顔忘れましたと手紙書き      ゆき(恋)b
*このような手紙を貰えば気になりますね。強烈です。

移り気なあの娘といつも痴話喧嘩   炬燵猫(恋)b
*移り気だけどそこが好き、という惚れた弱みが痴話喧嘩に表わされています。脚韻については上にも書きましたが、3音は今のところ採用しないということをご理解ください。

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