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#54594
光明
ゲスト

インターネット連句
ソネット「顔彩の青」(平坦韻)
6月6日
 皆様、おまたせしました。6句目は秋の短句で脚韻が二度目の「たび」ということで、12句が集まりました。脚韻の「たび」は使える語句はあまり多くなく、候補句も大きく分けて3種類になりました。「木天蓼」「度」「芥火」で、そのなかの「度」が「再び」と「たび」に使い分けられ8句もありました。「木天蓼」と「芥火」がそれぞれ2句詠まれるという結果になりました。
 採ったのは安庵さんの「迎へし猫にみやげ木天蓼」です。「猫にまたたび」がうまく嵌まった句作りで、ここらで生類の出番かなという思いにも応えてくれました。それと「たび」音とは無関係の漢字表記によりベールを懸ける、そんな変化もいいかなと思いました。
 次は7句目、雑の句をお詠みください。脚韻は最初のd韻なので自由です。
 仮名遣いは歴史的仮名遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので現代仮名遣いでも結構です。また、同字は一語一会です。
 それでは、7句目の締切りを6月8日の20時とします。揮ってご投句ください。

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   ソネット「顔彩の青」(平坦韻)   2020.05.28起首

1  顔彩の青買ひ足すや五月晴        芳(夏)a
2   四葩自慢の亭へ御招ばれ       光明(夏)a
3  きつかけは水琴窟の話題から      日和(恋)b
4   新絹纏ふ君はハイカラ        ゆき(秋恋)b

5  玉兎連れローカル線の気まま旅    すみれ(月)c
6   迎へし猫にみやげ木天蓼       安庵(秋)c
7                       (雑)d
8                       (冬)d

9                       (冬)e
10                      (恋)e
11                      (恋)f
12                      (春)f

13                      (花)g
14                      (春)g

皆様の付句
迎へし猫にみやげ木天蓼      安庵(秋)c
*この句をいただきました。

今年酒出す蔵へ度々        夕汐(秋)c
*呑み鉄、新作出るたびに見てます。ここらでお酒、すこし早いかな。

幻の古酒夢に再び        すみれ(秋)c
*整っていますが、「幻」と「夢」が並ぶと句を弱めるように思います。

わたしの背へあきつふたたび   しをん(秋)c
*「背ナ」は「背」でいいでしょう。「ふたたび」という時間経過の曖昧さへのひっかかりが残りますね。

木犀香る風の吹くたび       遥夢(秋)c
*「風の吹くたび香る木犀」という、整え方が浮かび出てくるんですよね。

秋の浜辺に煙る芥火        閑坐(秋)c
*「芥火」をうまく取り入れ、自然な句に仕立てています。

渡るかりがねこれで幾度      秋草(秋)c
*不易流行という言葉があります。「不易」は詩の基本である「かわらない永遠性」で、ここでは「渡るかりがね」ですね。その空を飛ぶ「ジェット機」は時々の新しいもので、これが「流行」。共に風雅の誠から出るものとされます。そして、「幾度」が永遠性を生じさせますね。

籾干す苫屋燻す芥火        今日(秋)c
*「籾干す」と「苫屋」と「燻す」と「芥火」が揃いましたが、どうも表現が立ち上がって来ませんね。ジョイントが上手くいっていない理由として、「籾干す」と「燻す」の動詞が二つある点でしょう。上句と下句が別々の句になっているのです。

おどけてみせる檸檬噛むたび     芳(秋)c
*高村光太郎の智恵子抄「レモン哀歌」を一瞬思いました。そこには無いものとしてです。この句、レモンの酸っぱさへの反応がうまく詠まれています。

秋遍路とふ夢を度度       メロン(秋)c
*「気まま旅」から「秋遍路」への「夢」を思いうかべる、少し近いかな。

初孫笑ふちちろ鳴くたび     炬燵猫(秋)c
*この句も整えれば「ちちろ鳴くたび笑ふ初孫」でしょうか。脚韻があろうが、よりよく整った形を求めたいですね。

猫と酔ひゆく猪口のまたたび    円水(秋)c
*円水さん、ご参加ありがとうございます。「またたび」があって句を整えようとした結果、句意が曖昧になりました。「吾に盃猫に木天蓼」とすれば意図は生きますね。

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