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#55248
光明
ゲスト

インターネット連句
ソネット「花火船」(交叉韻)
7月6日
 皆様、おまたせしました。5句目は月の句を脚韻自由でお詠みいただき、9句の投句がありました。
 その中から、秋草さんの「名月の草の戸そつとくぐり来て」を、まず「名月の」の「の」留めが3句目の「力学の」と観音開きなので「名月に」。それと「草の戸」は、奥の細道の最初の句「草の戸も住み替る代ぞ雛の家」を思い浮かべると、単に住居の戸口としてはもったいないので草庵そのものに、さらに恋の呼び出しの要素も含み、「名月に草の戸そつと訪ね来て」とさせていただきます。
 次の6句目は秋恋の短句をお詠み下さい。脚韻はd韻の最初になりますので自由です。
 前回同様、歌仙式の縛りは無く仮名遣いは歴史的仮名遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので現代仮名遣いでも結構です。また、同字は一語一会です。但し一句内なら可。
 それでは、6句目の締切りを7月8日の20時とします。揮ってご投句ください。

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   ソネット「花火船」(交叉韻)   2020.06.29起首

1  花火船屋号半分消えかかり       安庵(夏花)a
2   蕩児いまだに波乗に暮れ       光明(夏)b
3  力学の基礎を学んだ発条秤     マリンバ(雑)a
4   米搗き飛蝗早よ捕つとくれ      今日(秋)b

5 名月に草の戸そつと訪ね来て      秋草(月)c
6                       (秋恋)d
7                       (恋)c
8                       (冬恋)d

9                       (冬)e
10                      (新年)f
11                      (雑)e

12                      (春)f
13                      (春)e
14                      (春)f

皆様の付句
月の船二千里を翔け火山灰に負く   今日(月)c
*「火山灰」は「よな」と読みますね。この「二千里」は白居易の詩の本歌取りですが、「よな」との関係に無理があるように思います。

名月にくつきり浮かぶ天守閣    すみれ(月)c
*切取りが過ぎた感じで余情への物足りなさを覚えます。

月蒼し木霊鎮めて森深く       ゆき(月)c
*言葉を並べただけの感あり。「月蒼し」が抽象的表現になっており、「木魂」を鎮める力が如何にあるかまで結びつかない。

萩焼の夫婦湯呑みと月を待つ    しをん(月)c
*恋の呼び出しになっていますね。情を感じます。

テレワーク名月愛でて一句詠み  マリンバ(月)c
*「一句詠み」ですが、一般的に連句作品中に「句」を詠むとかを入れるのはは、あまり好ましいことではないとされていますね。それは素材に対してワンクッションを置くので句が空疎になりやすいということです。「名月愛でて胸熱く」などとすれば情感が溢れます。

月光の注ぐ天窓開け放す        芳(月)c
*「天窓に入り来る月の光浴び」とすれば、より「月光」が主役になりますね。

月今宵笙の笛聴く池の端       遥夢(月)c
*名月と雅楽の演奏の取り合わせというイベントを思い浮かべました。「池の端」も打ってつけですね。でも整い過ぎの感あり。

名月の草の戸そつとくぐり来て    秋草(月)c
*この句を修正していただきました。

銀の月光溢れる休耕田       炬燵猫(月)c
*「銀の月」があって光が溢れるというのなら、定番ですが「月今宵光溢れる休耕田」としてもいいですね。「銀の月」をいかにパワーアップできるかです。

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