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#55588
光明
ゲスト

インターネット連句
祝満尾 ソネット「花火船」(交叉韻)
7月25日

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   ソネット「花火船」(交叉韻)   2020.06.29起首 07.24満尾

1  花火船屋号半分消えかかり       安庵(夏花)a
2   蕩児いまだに波乗に暮れ       光明(夏)b
3  力学の基礎を学んだ発条秤     マリンバ(雑)a
4   米搗き飛蝗早よ捕つとくれ      今日(秋)b

5  名月に草の戸そつと訪ね来て      秋草(月)c
6   思ひの丈を競ふコスモス       小石(秋恋)d
7  恋敵抜駆け無しといふ掟       メロン(恋)c
8   甘く切ない古日記燃す         芳(冬恋)d

9  今生は夢のつづきか浮寝鳥      しをん(冬)e
10  破魔矢の鈴がはねる石段       安庵(新年)f
11 縄のれん帰宅途中の雨宿り      すみれ(雑)e

12  目刺を狙ふ猫の密談        炬燵猫(春)f
13 賑やかに桜まつりの笠踊り       ゆき(春)e
14  黄蝶軽やか国を横断         遥夢(春)f

付記
 この巻の特徴としては「飛蝗」「浮き寝鳥」「猫」「蝶」と、生類の句が4句も有るということから、補足説明をしますと、同生類を続けて出す場合は間に2句挟むという2句去りの決まりがあります。そこで問題は12句目の「猫」から14句目の「蝶」は、1句去りの打越になっていることです。これを解消する考えとして「異生類の打越は嫌わない」というものがあり、それを適用しました。猫は「哺乳類」ですが蝶は「昆虫」なので異生類になります。この典拠は『貞享式海印録』(原田曲斎著)です。その中に作例として次の付け合いがあります。
    猫かはゆがる人ぞ恋しき     野坡
   あの花の散らぬ工夫があるならば  芭蕉
    箒目のうへに色々の蝶      野坡
       「五人ぶち」の巻(続寒菊)
正に今回と同じ「猫」と「蝶」を詠んでいます。

 以上、私は近い物は出さないということを鉄則にしていますが、賦物としての意味合いも含むような、遊びの興も湧く場合には外すことも有りとします。
 
 再度ご案内します。次の興行に向けての発句の募集です。季は先取りをする形になります「初秋」でお詠み下さい。締切は7月31日の20時とします。形式はお楽しみに。

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