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インターネット連句
本宝塚「雪螢」の巻
12月11日
皆様おまたせしました。雪の連の七句目は雑の句で、6句の付け句が集まりました。
六句目の「村」というキーワードに、特に反応された句が多かったように思います。挙げれば、半数の3句が「田舎住まひ」「郷土料理」「移り住み」をテーマとしての付けになっていました。これらは前句に添い過ぎという思いが私はしました。
それ以外にも、反応気味の句として晋山さんの「笛太鼓東京音頭の傘のなみ」
があります。そこで、この句の「傘のなみ」が曖昧な表現なので、ここは音を前面に出す「笛太鼓東京音頭繰返し」と修正し、「村」に捉われないようにして採りました。
星の連の一句目は、雑の短句をお詠み下さい。
「宝塚」には表・裏はございませんが、基本的な式目は歌仙式に倣って進めたいと思います。なお仮名遣いは歴史的仮名遣いとさせていただきます。不馴れな方はこちらで直しますので現代仮名遣いでも結構です。また、同字は月・花以外は一語一会です。
それでは、星の連一句目の締切りを12月13日の20時とします。揮ってご投句ください。
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本宝塚「雪螢」 2020.12.01起首
雪 行く先を風に任せて雪蛍 芳(冬)
紫キャベツサラダ彩り 光明(冬)
君笑めば凍てる心も溶くるらん 遥夢(冬恋)
在宅ワーク募る逢ひたさ 炬燵猫(恋)
センサーで手水オン・オフ初社 日和(新年)
毬杖打ちの村は賑はひ マリンバ(新年)
笛太鼓東京音頭繰返し 晋山(雑)
星 (雑)
(恋)
(夏恋)
(夏)
( )
( )
皆様の付句
あこがれの田舎住ひも町おこし しをん(雑)
*前句に「村」があるので、「町おこし」では語句の整合性が崩れると思います。「あこがれの田舎住ひで貢献し」としましょう。
おばば等の郷土料理が評判に すみれ(雑)
*「村の賑はひ」から導き出された答えになっています。「おばば等の郷土料理が本になり」とすれば、転じたことになりますね。
山を買ふ若い家族の移り住み 芳(雑)
*この句も「村の賑はひ」は「若い家族が移り住」んだからという、ストーリーが生まれます。「山を買ひ若い家族は炭を焼き」で、より積極性が窺えますね。
好き嫌ひ無くて語れる食文化 マリンバ(雑)
*「食文化」には多様性が伴うと思うので、語り切れるのかなと、ふと思いました。
八十の爺も現役網を曳く 遥夢(雑)
*海辺を出していただきました。いい転じだと思います。
笛太鼓東京音頭の傘のなみ 晋山(雑)
*「傘のなみ」はやはり「波」の表記が適っています。しかし、仮名留めをお願いしているので、「なみ」にされたと思います。それを解消するためにも、この句を「笛太鼓東京音頭繰返し」としていただきます。元句は18音になるので、先にも申しましたが、字余りは避けましょう。