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下記の文章に乱れが有りましたので修正しました。
皆様がお寄せくださった発句候補句に、それぞれ脇句を付けました。
*沖鴎行き交ふ渡船春北風(はるならひ)今日(春)
春北風渡船行き交ふ路閉ざす 今日(春)
白魚汲む網陸に引き揚げ 光明(春)
「鴎」と「渡船」と「春北風」に三段切れの感ありですね。
「春北風渡船行き交ふ路閉ざす」とすれば季語に添っていると思います。
*春兆す核の終りの始まれり ゆき(春)
麦を踏むのも父と暮らせば 光明(春)
この句をいただきます。
*踊り子の太鼓の音や梅見茶屋 芳(春)
残る氷に走る罅割れ 光明(春)
川端康成「伊豆の踊子」を想いました。
*蕗味噌や雑踏に聞く郷里訛り 遥夢(春)
この木と決めて耽る観梅 光明(春)
「蕗味噌」の香ばしい香りから故郷の「訛り」という音を思い出させた。
*満開の白梅薫る局かな 晋山(春)
鴬笛を吹いて戯る 光明(春)
「六条院」の場合は「局」ではなくて「屋敷」「邸」になります。
*おほどかに妻恋ふ鳥の往き交ふや メロン(雑)
不易なるもの育つ梅林 光明(春)
「鳥の妻恋」は三春の季語ですが、「妻恋ふ鳥」が季語になるかどうか、難しいところですね。
*伝説や日本獺祭る魚 日和(春)
吾が机上獺の祭のごとくあり 日和(春)
物憂ひ顔で侍る恋猫 光明(春)
推敲の余地ありですね。まず「伝説」をどう読み取るか、あえて「日本獺」とする理由は、と読み直せば、単に「獺の祭」を言っているだけ。「吾が机上獺の祭のごとくあり」としましょう。
*懊悩の我を残して春動く 炬燵猫(春)
絵踏重ねし像の薄らに 光明(春)
この句も取ろうか悩みました。
*思ひ人ありて麦踏無心なり 秋草(春恋)
色となりたや美しき梅が香 光明(春恋)
恋句に仕立ててみました。