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インターネット連句
伊予の湯桁「琴の会」の巻 祝満尾
7月9日
これを清記とします。
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伊予の湯桁「琴の会」 2021.05.04起首 2021.07.07満尾
左 初袷たをやかに座す琴の会 メロン(夏)
風の調べに揺るる葉桜 光明(夏)
夏燕空を自在に遊ぶらん 遥夢(夏)
仕事帰りにフィットネスジム 炬燵猫(雑)
金色の手作りジャムを購うて 秋草(雑)
路面電車が見せる町並み 芳(雑)
月中天魚も眠る水族館 ゆき(月)
お独りさまの集ひ夜長に しをん(秋)
中 地芝居の台詞合はせは白熱し 芳(秋)
のそりと歩く若冲の象 炬燵猫(雑)
ほの一字背になぞり頬を染め 今日(恋)
疑惑の後妻じつは世話焼き 日和(恋)
媾曳の浜辺に寄せる黒い波 遊子(恋)
寝酒の友に誘ふあやかし 秋草(冬)
浄土にも有りや冬月ちちははよ しをん(冬月)
柚子湯の柚子をギュッと抱きしめ 炬燵猫(冬)
定跡を踏まへた上の詰将棋 日和(雑)
蓬莱飾る京の常宿 遊子(新年)
花の春夢は果てなく膨らみぬ メロン(新年花)
全快近し主治医告げ来て ゆき(雑)
キスマーク嬉し恥づかし戻り道 遥夢(恋)
太くて赤い糸を離さず 遊子(恋)
モダンジャズ流れる床屋月覗く 炬燵猫(月)
夕餉の膳に香る栗飯 ゆき(秋)
右 またたびを家苞にして猫の旅 遥夢(秋)
足引つかかる破れジーンズ 秋草(雑)
梅雨晴の物干し竿は満員に 芳(夏)
ラムネ飲みつつビッグ・バン思ふ 揺子(夏)
笑はせるアインシュタインあつかんべ 遊子(雑)
幼きものら陽炎を追ひ しをん(春)
山裾に懐深き花大樹 日和(花)
リアル俳席終始のどらか 光明(春)
健やかな微睡のまま本閉づる 遊子(雑)