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漕ぎながら落花をうける掌(たなごころ) 日
木橋の杭に掛かる切れ凧 鈴
ナオ
付
さそはれて鮒の巣離れゆれながら 今日
素囃子の音の漏れ来る春障子 紅鯨
春寒のファーマシー迄小走りに 紅鯨
○今のところこんな感じで頂いてますね。「さそはれて」は何に誰にさそわれるのかがもう少し見えるといいと思います。前句が「木橋の杭に」という場所(水辺)ですので、「春障子」はやや違和感あります。「ファーマシー(薬局)」まで走るというのは、破れた凧とどこか通うところはありますが、打越の人情自の仕立てと同じなので、こういうところ変化を付けられたらと思います。転じの法としての「人情自他場」も折に触れてコメントしたいと思います。
ということで、急ぎませんのでどうぞゆっくりお考え下さい。
今日は向島百花園での月見の茶会(大寄せ)に出かけます。句会も連句会も出来るいいところです。でも今日はお月さんは出そうにないですね。(羅)