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■②歌仙「足摺や」ウ4 治定
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②歌仙「足摺や」 2017.12.1 起首
足摺や師走一日(いっぴ)の空の色 雀羅
貝はまどろむ寒凪の下 柳下
知らぬどち小さき飲み屋の相席に 鞠鈴
手相によれば子供運よし 麦子
走らせて月に翻びたき青インク 紅鯨
文豪こもる萩の古民家 鮎並
ウ
新藁の狼煙にむせる十勇士 小石
牝鹿小牡鹿呼応するかに 鈴
ばったりと井筒に出会う幼どち 麦
袴姿の後追った日も 晴
(袴姿の後を追い掛け) 原句
○「出会う幼どち」に「追いかけ」とすると、そしてそれから、と前句に続く形になります。連句は、“切れて付く”という繋がり方をします。その「幼どち」の袴姿をかつて追っかけたものだった、という形にしますと「離れて付」きます。
昨日は野田連句会の「芭蕉七部集を読む」ではお世話さまでした。あのあとイッパイの席での野田の蕎麦はとても美味しかったです(^^) 「余り迷わず」と言いますか、付句のアイデアをじっと自分の中に抱きしめてないで、手離れよくどんどん出してみて、捌きとのやりとりの中で、「そうだ、この形だったのだ」という一句を発見するプロセスが連句の楽しみでもあると思います。
前便「筒井部屋」と書きましたが「井筒部屋」です。「連句は現代語のイキのいいところと古典の素材をうまくミックスさせて楽しむあそびです」としたところも舌足らずでした。これも又大事な切り口の一つではありますが、これが全てではありません。
ではもう一つ恋の句どうぞ。