ホーム フォーラム インターネット連句 Vol.1 インターネット連句を始めます。

このトピックには1,765件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。6 時間、 10 分前に  芳 さんが最後の更新を行いました。

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    皆さま、インターネット連句を始めます。捌には佛渕雀羅さんをお迎えしました。どなたでも投稿フォームより自由に参加できます。

    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首

    紙舟に風待月の潮路かな
    雀羅
    橋の彼方にはまなすの島
    桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて
    薪棚を薪いっぱいにする
    うに
    女子寮の語らひさやに十三夜
    しをん
    藻に住む虫の立てる聞き耳
    この時と韋駄天走り茸番
    穴あき銭を鳴らす親分
    千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ
    星占いで相性を決め
    献血が趣味だと笑う人といる
    ゆかり
    ポイントカードで財布ぱんぱん
    ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす
    大綿虫のとんでくる頃
    小石
    月の道もどれば牡丹鍋が待ち
    杜氏の嫁の好きな舟唄
    凪いでなほ丹波の里に花降らせ
    はるの憂いに染まる極楽
    重箱に草餅を詰め野点傘
    若芝の庭午後の日矢受け
    高校のビブリオバトル接戦に
    親子喧嘩の出来る家族も
    閑坐
    泣かせてよ目薬入れただけだから
    剃り跡青きゲイに朝蜘蛛
    ふたりにも聞こえ始めた隙間風
    君のテーブルぼくの本棚
    翌朝はコパカバーナへひとっ飛び
    覇王樹の傷癒す波音

     

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100件の返信を表示中 - 101 - 200件目 (全1,765件中)
  • 投稿者
    返信
  • #47093 返信

    雀羅

    ■人名と俤

    おもかげの付けは人名をダイレクトに用いるより上等である、というのはケース・バイ・ケースで、いろんな場合があります。

      居あひぬき霰の玉やみだすらん     信徳
       拙者名字は風の篠原         桃青

    芭蕉が桃青と言っていた頃の百韻「あら何共なや」の付合いですが、名告りが生き生きとしています。俤付のよさもあり、人名を生かす場面もあり、ということですね。

    #47083 返信

    安庵

    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃

    付け
    清明の井戸できよめる脛のきず 安庵

    #47079 返信

    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃
    付け
    いっとうに輝く笑顔くれる君

    韋駄天の句、ありがとうございました。
    面影付け、よくわかりました。こんど挑戦したいです。
    宜しくお願い致します。

    #47071 返信

    三島ゆかり

    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃

    献血が趣味だと笑う人といる      ゆかり

     いかがでしょうか。

    #47069 返信

    桃太郎

    雀羅さま
    細やかに丁寧に説明してくださって本当にありがたく思います。
    連句の風は走ってないと聞こえないとおっしやるのは実感しています。
    採用されてもされなくても、風がささやいてくれている時には勢いを止めないで作ってみようと思います。

    #47068 返信

    千百

    雀羅さん
    初めてまして。
    ご丁寧な解説をありがとうございました。
    一直も有り難く、このように言い換えていくことで
    「直接的な表現を避けることによって、想像の余地を残す」
    ということがよくわかりました。
    「間で語る」「面影の付け」
    しっかり学んでいきたいです。
    ありがとうございました!

    #47067 返信

    雀羅

    ■シンクロしました(^^;) 自分で言った【5時~6時治定】ルールを守らないとこんなことになりますね。

     穴あき銭を鳴らす親分
    寅年に猫を預けるめいわくさ
     上と下とで家を住み分け

    ○よく付いていると思います。用言留めになさっているのも流れが見えていますね。

    歳時記は編集者によって季別の違う季語もあります。ただこれは明治以後新しく参入して来ている季語がほとんどで、伝統的な季の詞・季題にはブレはありません。それなりに理由のある季別の違いですが、最後は実作者の見識とセンスに任されるところもあります。

    #47066 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳
      穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
     星占いで相性を決め            桃

    ○桃太郎さんの原句は「星占いで決める相性」でしたが、体言で決める形が続いていますので、てには留めにして変化を付けたいですね。それにしても「コロラトゥーラのおねだりの声」とは! こういうのもどこかで使ってみたい気がします。

    「招く招かぬ旦那顔立て 五」、打越の「親分」も“顔役”みたいですので、人物が変わった方が転じるように思います。

    【5時~6時治定】ルールを破って出て来ました。耳許にうずまく連句の風は走ってないと聞こえない、立ち止まると消えてしまう、といううながしにあって、いつも走っていたいと思う捌きです。

    前便最後の行「手遊びしていたのでは・・という私の付句でした」は「手遊びしていたのでは・・という一直案でした」と訂正します。

    どうぞ。

    #47063 返信

    うに

    改めまして。

    穴あき銭を鳴らす親分
    寅年に猫を預けるめいわくさ

    付け
    上と下とで家を住み分け

    #47062 返信

    うに

    「鶴来る」の回答と丁寧な説明をありがとうございます。どうしても、気になって通り過ぎることができませんでした。晩秋でも初冬でもさほど季感に差はないように思いましたが、、。江戸時代には雑の季語だったとは驚きでした。時代や編纂者によって季語の扱われ方もいろいろなのですね。

    #47060 返信

    雀羅

    ■説明が分かりにくかったのではと思います。千百さんから頂いた、「この時と韋駄天走り茸番/銭形親分捕り物征す」の付けに、

    「出来れば「銭形親分・捕り物」といった言葉を直接に使わずそれを感じさせると言葉があるといいと思います。たとえば、銭形平次が投げているものは寛永通宝の穴空きの一文銭です。こんなところに着目して「穴あき銭を鳴らす親分」としてみたらどうでしょうか。前句との関係からこれだけで「銭形平次」と読む人にも伝わります」

    と書きましたが、やさしく書いたつもりで却って分かりにくくしてますね。はっきり言いますと、「銭形親分」と言いきってしまうと、読み手の想像する余地がせまくなって、おいしい部分が少なくなるという意味でした。これを例えば「穴あき銭を鳴らす親分」としてみると、銭形平次のことだなと想像する楽しみが生まれ、人物名を直接出すよりほのめかしで付ける方が、「間で語る」連句としてはこのましい、という意味でした。こういう付け方を「面影の付け」と言います。

    それにしても、銭形平次はたった一枚の一文銭(寛永通宝と分かっています)でテキを仕留めるのですから、すばらしい命中率ですが、それでも一応は穴空き銭を何枚ももっていて、出番がない時には時にはちゃらちゃらと鳴らして手遊びしていたのでは・・という私の付句でした。

    #47058 返信

    桃太郎

    穴あき銭を鳴らす親分 千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ 羅

    付け
    誘われていくヅカのステージ
    星占いで決める相性
    コロラトゥーラのおねだりの声

    #47056 返信

    五帳面

    穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅

    招く招かぬ旦那顔立て 五

    #47054 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳
    穴あき銭を鳴らす親分          千百
    寅年に猫を預けるめいわくさ        羅

    ○千百さん初めまして。連句楽しんで下さい。連句には味わい方と詠み方に決め事があります。それが飲み込めますとずいぶん風通しがよくなって、味わうにしても読むにしてもラクになります。付句をしながら理解するのが一番の近道です。
    頂いた付句は、一句としての言い回しと前後の兼ね合いで手を入れさせて頂くこともあります。それを「一直(いっちょく)」と言います。納得出来ない時は遠慮無く何度でもお確かめ下さい。

    頂いた付句は「銭形親分捕り物征す」でしたが、前句の「韋駄天走り」から銭形親分の捕物帖を連想するというのは自然な流れだと思います。出来れば「銭形親分・捕り物」といった言葉を直接に使わずそれを感じさせると言葉があるといいと
    思います。たとえば、銭形平次が投げているものは寛永通宝の穴空きの一文銭です。こんなところに着目して「穴あき銭を
    鳴らす親分」としてみたらどうでしょうか。前句との関係からこれだけで「銭形平次」と読む人にも伝わります。それに私が付けました「寅年に」です。寅年は猫と相性悪いと分かっているはずなのに、このオレに猫を預けて行きやがって・・というぼやきです。その後この「寅年」句に付ける時は、今度は「穴空き銭」句(前々の句を打越と言います)に似たようことを詠みません。銭形平次が猫を飼っていたかどうか、そういう事実関係は取り敢えずは気にしません。

    うにさんのご質問に。

    >季語「鶴来る」は手元の十七季、山本健吉編の歳時記(文藝春秋)では初冬ですが、角川と講談社大歳時記では晩秋になっ
    ています。ここは十七季に依ったほうが良いのでしょうか?

    「鶴来る(鶴渡る)」という季語は、うにさんご指摘のように角川、講談社の大歳時記では「晩秋」としてあります。一方、『俳句歳時記』(平凡社)、『俳句歳時記』(水原秋桜子/講談社文庫)、『季寄せ』(山本健吉/文藝春秋社)等では「初冬」に季別しており、季別が割れています。ちなみに江戸時代「鶴来る」は雑です。鳥類の季語に関して中西悟堂氏や山谷春潮氏らの見識を反映させた『俳句歳時記』(平凡社)や『俳句歳時記』(水原秋桜子/講談社文庫)に添って、『十七季』も初冬で通してあります。

    「ここは十七季に依ったほうが良いのでしょうか?」という言い方は少々心細く、歳時記のどちらの言い分を採るかも、付句作者自身が決めて欲しいと思います。捌きは、いい句であれば、採れる理屈を一所懸命考えます。

    【5時~6時治定】ですが、大事なテーマでもあり、早めに出て来ました。

    ではお次をどうぞ。

    #47041 返信

    うに

    質問です。
    季語「鶴来る」は手元の十七季、山本健吉編の歳時記(文藝春秋)では初冬ですが、角川と講談社大歳時記では晩秋になっています。ここは十七季に依ったほうが良いのでしょうか?

    #47040 返信

    千百

    藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳

    付け
    銭形親分捕り物征す

    超初心者です。よろしくお願いいたします。
    連句、楽しみたいです☆

    #47033 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    この時と韋駄天走り茸番          芳

    ○何を思ってこんな突飛な動きをしているかというと、なにかのカンが働いて、大事にしている茸山への侵入者を察知したのすね。相手は猪かも知れませんが。「藻に住む虫」は地上のとよもしを聞き止めています。

    「ぐんぐんと青空を抜け鶴来る ゆかり」、一般的に「鳥渡る」は三秋の季語ですが、「鶴来る(鶴渡る)」だけは初冬の季語ですので、ここは秋は三句続けるという約束に添ってもう一句秋で詠んで頂きたいところでした。又トライして下さい。

    「草紅葉揺るるに任せ偲び逢ふ しをん」、恋句にしましたのは、前句の「藻に住む虫の聞き耳」のあえかさに応じた付けで、とてもよいと思います。ここは反対の「韋駄天走り」の扉を開けてみました。

    「菓子折に小判忍ばす菊の宴」「どこからか松茸飯の香り来て 桃太郎」、菓子折に小判など詰める小判臭は「藻に住む虫」でさえ聞きとがめるような独特な空気感あるのでしょうね。「忍ばす」は「忍ばする」というところですね。「松茸飯」もよほど美味しく炊けたようで。

    「ピーマンに密会のメモ折り込んで 安庵」、ずいぶん可愛らしいというかあぶなっかしいというか、逢瀬の手管もいろんな知恵を使いますね。「堰(せ)かれてつのる恋の情」と言いますが、ひょっとすると恋の醍醐味とは越えられないハードルにこそあるのかも知れませんね。「どうぞお好きに」と言われたら途端に張り合いなくしちゃうんじゃないですかね。

    どうぞ。もう季語は要りません。

    #47028 返信

    安庵

    女子寮の語らひさやに十三夜   しをん
     藻に住む虫の立てる聞き耳         優

     
    付け
    ピーマンに密会のメモ折り込んで      安庵

    #47011 返信

    桃太郎

    女子寮の語らひさやに十三夜
    藻に住む虫の立てる聞き耳

    付け
    菓子折に小判忍ばす菊の宴
    どこからか松茸飯の香り来て

    #47008 返信

    しをん

    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    付け
    草紅葉揺るるに任せ偲び逢ふ        しをん

    #46990 返信

    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    付け

    この時と韋駄天走り茸番

    宜しくお願い致します。

    #46982 返信

    三島ゆかり

    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    ぐんぐんと青空を抜け鶴来る        ゆかり

    いかがでしょうか。

    #46969 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん
     藻に住む虫の立てる聞き耳        優

    ○面白い季語を見つけましたね。「藻に住む虫」は「われから」の傍題で三秋の季語。われからはネットでもそのふしぎな姿を見ることが出来ます。鼓膜を使った耳はないですが、もっと別な耳はもっているかも知れません。原句は「虫が」でしたが、「虫の」のほうがなめらかで、この場合はこちらがよいと思います。

    「教科書のうえ飛蝗とび乗り 芳」、開けた女子寮の窓から、白馬の王子ではなくこめつきバッタがやって来たのですね。ほんとの幸せはどちらにあるのでしょう・・・なんてやりとりも聞こえて来そうです。芳さん、取れた差し歯はまだ財布の中です。歯医者さんにいくタイミングありません。顔がこんなだとお勉強に専念できます(^^)

    「借りたシャツ着て人違いされ うに」、女子寮での着回し、こういうことあるでしょうね。前句が秋で始まっていますので秋三句は続けるところです。

    裏に入ります。もう一句秋でどうぞ。表の禁忌はありませんのでどんな材料でも。

    #46953 返信

    うに

    薪棚を薪いっぱいにする
    女子寮の語らひさやに十三夜

    付け
    借りたシャツ着て人違いされ

    #46945 返信

    遅くなりましたが、百韻「日月は」満尾おめでとうございました。
    また引き続き少しずつですが参加させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

    薪棚を薪いっぱいにする         
    女子寮の語らひさやに十三夜        

    付け
    藻に住む虫が立てる聞き耳

    #46944 返信

    薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん

    付け

    教科書のうえ飛蝗とび乗り

    宜しくお願い致します。
    友人は銀歯のかぶせもの呑み込みました。
    無事に…(^^;

    #46935 返信

    雀羅

    ■一直

     ウ むくろじは母の形見でありにけり       孝
        南方で散る人の涙は            羅
       秘めたまま私の中で生きる詩(うた)     孝
        落ちくる雪に舌を出す母          羅

    ○昨晩の付合い、同字三句去をまもってない「母」の字ありました。それでいいのかという例になってはいけませんので、一直します。「落ちくる雪に舌を出す母」→「降り来る雪を舌で受け止め」。

    差し歯、呑み込まなくてよかったです(^^;) 

    #46929 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん

    ○月の句をと申しましたとき、ここは発句に「月」の字ありますので異名の月でということになります。そう書けばよいものをちょっと意地悪だったかも知れません。治定句、女子寮らしからざる(?)清談の夜です。

    「旅立ちの満つとき眺む月ひとつ 五」、説明をせず申し訳なかったですが、ここは「月」の字を用いずに月を詠むところでした。「旅立ちのその時となる良夜なり」くらいでよいのではと思います。ご友人を見送られたというのは、どこまで行かれたのでしょうか。どこに行かれようと「しばらくの旅」ではあります。

    「寝待月早送りにて観る映画 うに」、上のような事情ですので、「臥待に早送りにて観る映画」ですとオーケーですね。

    「うす煙まといて昇りゆく玉兎」「 有明の頃には町を出るつもり」、異名の月を踏まえて流石です。「有明」句、なんだか寂しいですね。

    今夜は東京で途中下車という大阪の平良さんと5:30~8:30、イッパイ&連句させて頂きました。鹿児島出身の平良さん新宿高田馬場の「薩摩の里」での連句を楽しんで頂けたようでよかったです。どなた様も高田馬場お寄りの時はお相手させて頂きます。その時は発句のご用意を。

       美(うま)しもの薩摩焼酎国言葉       孝子
        ころころとある青梅の色         雀羅
       こどもらの歓声空に突き抜けて        孝
        コンクリの象生乾きなり          羅
       月あかり浴びてものみな踊り出す       孝
        虫飼い初める抽斗の中           羅
     ウ むくろじは母の形見でありにけり       孝
        南方で散る人の涙は            羅
       秘めたまま私の中で生きる詩(うた)     孝
        落ちくる雪に舌を出す母          羅
       ヘンゼルとグレーテルいた森の奥       同
        吉か凶かは出たとこ勝負          孝
       明日からの瓜泥棒たちの夢          羅
        コンチキチンの祇園囃子に         孝
       ひきこもりにも美しい女文字         羅
        時を戻して愛し愛され           孝
       ぐらぐらの差歯に月と花の閨         羅
        めぐりめぐりて新しき春          孝

          令和元年六月四日 首尾 
          新宿高田馬場「薩摩の里」

     ○イッパイ&連句の最中下の差し歯が抜けてしまい、れれれの叔父さん状態でした。たく。

    歌仙「紙舟に」の方、秋の短句でどうぞ。

    5時~6時には書けないと思いますので今のうちに治定句決めておきます。

    #46928 返信

    桃太郎

    ふる里の夢を青磁に染め付けて
    薪棚を薪いっぱいにする

    付け

    うす煙まといて昇りゆく玉兎
    有明の頃には町を出るつもり

    #46925 返信

    うに

    ふる里の夢を青磁に染めつけて
    薪棚を薪いっぱいにする

    付け
    寝待月早送りにて観る映画

    オ4の一直治定ありがとうございます。助詞、詰めが足りませんでした。

    #46924 返信

    しをん

    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに

       付け
    女子寮の語らひさやに十三夜        しをん

    宜しくお願いします。

    #46911 返信

    五帳面

    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに

    旅立ちの満つとき眺む月ひとつ 五

    初夏になりました。こちらすっかり暑いです。
    先日は、しばらくの旅に出る友を見送りました。
    月夜に遊んだり、散歩したり、楽しい春夏だったなと。

    #46907 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
     薪棚を薪いっぱいにする         うに

    ○窯に高温を生む赤松の薪でしょうね。原句「薪棚に薪いっぱいにする」ですが、「薪棚を」あるいは「薪棚の」では。一見逆付け(その前の場面・原因)のように見えますが、前句人物が陶芸家であることを示しています。

    「返礼品はこのしろの魚 安庵」、芭蕉「冬の日」にも「箕に鮗の魚をいたゞき 杜國」とこの魚が出て来ます。出世魚ですが出世しないほうが重宝ですね。鮓のコハダ、そして一番小さいシンコ、絶品です。

    「着信音の賑やかに鳴り 芳」、生活感のある、動の要素を出したいという気持ちを感じ取れる付けです。

    「にじり口より蹲の音」「 作品展に並ぶ力作」「 酢の香のしるき調理場に立つ 桃太郎」、いずれも前句「染め付けの青磁」の活躍の場をイメージした付けです。この時期、自作青磁の水指を使った茶席、いいですね。

    では月の句をどうぞ。

    #46903 返信

    桃太郎

    橋の彼方にはまなすの島 桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて 芳

    四句目 付け
    にじり口より蹲の音
    作品展に並ぶ力作
    酢の香のしるき調理場に立つ 桃太郎

    #46902 返信

    橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳

    付け
    着信音の賑やかに鳴り

    三句目、一直ありがとうございました。句の流れを良くしていただきました。青磁に、全く頭の中にありませんでした。またひとつ覚えました。

    #46901 返信

    うに

    橋の彼方にはまなすの島
    ふる里の夢を青磁に染めつけて

    付け
    薪棚に薪いっぱいにする

    「積まれある」>「子供会」への直しと大山体の説明、具体的でよくわかりました。ありがとうございます。

    #46895 返信

    安庵

     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて        芳
     
    付け
    返礼品はこのしろの魚           安庵

    #46893 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳

    ○芳さんの原句は「ふる里を画題に布を染め付けて」でしたが、治定句のようにすれば中七すっきりすると思いますがいかがでしょうか。布から磁器に変わってしまいましたが。

    「お小遣い木彫りの熊につぎこみて 香」、第三らしい形を意識されていますが、「休日は木彫りの熊に取り組みて」等とすればもう少し自然になると思います。

    「お印のボンボニエール賜りて  安庵」、皇室の行事に参加して引き出物を頂いたということでしょうか。お菓子はお腹の中に消えますが、ボンボニエール(菓子器)だといつまでも記念に残りますからいいお品ですね。

    「積まれある箱の中から声のして うに」、「箱の中から声のして」は使えますね。こういう場合「積まれある」は弱いので、「子供会箱の中から声のして」等と取り合わせで作られますと第三らしい“丈高さ”が得られます。

    では四句目をどうぞ。あまり趣向懲らさず軽く付けるところです。

    #46892 返信

    うに

    紙舟に風待月の潮路かな 雀羅
    橋の彼方にはまなすの島 桃太郎

    付け
    積まれある箱の中から声のして

    今回も同船させて下さい。よろしくお願いいたします。

    #46891 返信

    安庵

    歌仙「紙舟に」に乗せていただきたくお願いします。

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎

    付け
    お印のボンボニエール賜りて 安庵

    #46890 返信

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
    付け
    お小遣い木彫りの熊につぎこみて

    百韻の際にはありがとうございました。
    今回もどうぞよろしくお願いします。

    #46889 返信

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎

    付け
    感動を描いた葉書友に宛て

    ふる里を画題に布を染め付けて

    歌仙「紙舟に」乗船させてください。昨夜は脇の句を考えているうちに寝落ちしてしまい乗り遅れました。
    この旅もどうぞ宜しくお願い致します。

    #46876 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
     橋の彼方にはまなすの島         桃太郎

    ○いくつもの橋をくぐって紙舟が「はまなすの島」に到達する、というイメージですね。先日出かけた鳥取県の白兎海岸には「ハマナス自生南限の地」という標識がありました。白いハマナスが咲いていました。ハマナスは漢字では「玖瑰」と書きますが、難読文字ですね。桃太郎さんはじめまして。きじさんさるさんわんちゃんたちにも連句をお勧め下さい。

    「島を結んで朝の虹立つ」、幸先のいい朝の虹も、紙の舟の旅立ちへの無事と成就を祈る挨拶になっていると思います。

    第三をどうぞ。雑(ぞう=無季)です。下五を「に・にて・て・もなし・らん」で留めます。

    例  二番草取りも果さず穂に出(いで)て   去来

    #46862 返信

    桃太郎

    はじめてお邪魔します。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    歌仙「紙舟に」の巻

    紙舟に風待ち月の潮路かな 雀羅

    付け

    橋の彼方にはまなすの島 桃太郎
    島を結んで朝の虹立つ

    #46860 返信

    雀羅

    ■~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首

    紙舟に風待月の潮路かな          雀羅

    ○夜の出航です。「風待月」は(陰暦)六月の異名です。紙の舟にみんなで乗って沈まないのだろうかという心配もあるでしょうけれど、沈まないと思って乗れば大丈夫と思います。

    六月は仲夏ですが、陰暦六月の異名としての風待月は晩夏になります。まだ梅雨入りもしてないのに晩夏かという気持ちもあるかと思いますが、このところは天候の方も真夏日(晩夏)が続いてくれたりなど、季別の掟やぶりも意に介さないといった諷ですので、早取りではありますが爽やかな語感を持つこの季語を使わせて頂きました。

    これまで時間まちまちに治定していまして、折角付けを考えていても目前ピシャッでガッカリというのもあったかと思いますが、これからは午前5時~6時の間に治定するようにしてみます。

    では脇の句をどうぞ。

    #46855 返信

    雀羅

    ■夜の出航

    百韻の余韻の残っているうちに、今度は歌仙をやってみたいと思います。連句作者というものは朝鮮独楽(ペンイ)と同じで、いつも叩かれていないと倒れてしまうものです。連句(連歌ももちろんですが)は百韻が本式で歌仙は略式のものです。芭蕉が百韻よりも歌仙をよくしたというのは、忙しい時代の反映もありますが、自在な式目運用に道を拓くという動機もあったのではと思います。歌仙がいかによく出来た形かということを、これも体感したいと思います。

    では夜にまた。

    #46843 返信

    村宅

    百韻「日月は」満尾、おめでとうございます。
    百韻の経験機会は滅多にあることではないです。加えていただきありがとうございました。

    #46841 返信

    あさ

    百韻「日月は」、満尾おめでとうございます。
    雀羅様、連中の皆様、そして進行の整理をしてくださった山中様、どうもありがとうございました。
    はじめての百韻、皆様のおかげでこの2ヶ月、ほんとうに楽しく、さまざまな学びを得ることができました。
    雀羅様の自在の捌きの中で、実際に旅をしているようなぜいたくな時間でした。
    またあらためてはじめからやりとりなどを振り返って、新たな気づきにできたらと思います。
    皆様のおかげでますます連句が好きになりました。
    またの機会がありましたら、どうぞよろしくお願いします。

    #46839 返信

    安庵

    百韻「日月は」の巻満尾おめでとうございます。
    佛渕雀羅さま、連衆のみなさま、山中たけをさま、ありがとうございました。
    百韻は初めてだったので、ニオとか三オとか知らない言葉が出てきて、おもしろかったです。
    また、ナウが始まってから満尾までの速さに驚きました。
    船に乗っていたというより縁にしがみついていたような観がありますが、たいへん勉強になりました。

    #46833 返信

    山中たけを

    百韻「日月は」満尾おめでとうございます。

    佛渕雀羅さま、約一ヶ月半の長丁場、わかりやすく、深く、楽しくご解説頂きましたこと日本連句協会を代表して御礼申し上げます。皆さま、大きな拍手をお願いいたします。

    皆さま、佛渕雀羅さまも合わせて総勢16名による平成と令和を跨ぐ百韻、ご参加をありがとうございました。インターネット連句はこれからも続きますので、引き続き日本連句協会公式サイトにご訪問いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

    #46832 返信

    うに

    百韻「日月は」の満尾おめでとうございます。
    約一ヶ月半の船旅、どこを漂っているのかわからない時もありました。
    毎回学ばせて頂くことが数え切れないほどあります。このような場を提供して下さっている協会はじめ管理人さん、雀羅様ありがとうございます。新しい個性との出会いも楽しみです。次回もよろしくお願いいたします。

    #46828 返信

    三島ゆかり

    満尾おめでとうございます。
    百韻は初めて参加しましたが、すごいものですね。
    お酒の句、「下戸と上戸を足して二で割る」が謎のカクテルを目の前でシェイクしているみたいで面白かったです。

    #46827 返信

    百韻「日月は」の巻、満尾おめでとうございます。
    雀羅さま、連衆の皆さま、ありがとうございました。
    初めてのインターネット連句で初めての百韻、お顔も知らない連衆の皆さまとの初めての旅、初めてづくしでした。刺激的な旅、とても楽しくて夢中になっていました。十七季ボロボロになりました。名言からも、たくさん勉強させていただきました。ありがとうございました。また、このような席で皆さまとお会いしたいです。
    最後になりましたが、ネット進行に関わって下さった山中さまありがとうございました。

    #46825 返信

    雀羅

     

      満尾☆★百韻「日月は」★☆

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

     百韻「日月は」         

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々
    花道の先にかすんでいる希林          羅 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅
      朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳
     故なく笑いその内に泣き            庵
    ナウ
    同じ歳重ねた友が生む子ども         優
    三段ベットペンキ塗り替え          芳
    聞き慣れぬ言葉飛び交うドミトリー      優
     糖衣で包む征露丸なり           羅
    私儀絶対氷菓主義者にて           り
      退職願い出してスキップ          芳
    うつせみの世に花の戸の開くとき       さ
    百千鳥聴く昼のぶどう酒         執筆

           2019.4.16 起首
           2019.5.31 満尾

    ○百韻「日月は」の巻、満尾いたしました。あささんの花の句、日常気分から急に居ずまい正した形ですが、人生一大事の瞬間をかるくいい留める前句の健気さに応え、花を以て慰撫しています。さてここまで見わたすと、酒の句ありませんね。私の捌かせて頂いている巻ではたいへん珍しいです。けっこうストイックだったんですね、おたがい。というわけで祝言の意もこめ、昼酒で。

    百韻の連句は初めてという方も多かったのではと思いますが、百韻形式を体感することで、芭蕉が磨きをかけた歌仙がどれほどよく出来た形式かということも実感出来るかと思います。百韻のネット連句にご乗船下さいました皆様、見守ってくださった皆様、有り難うございました。いきおいに乗って、調子コイて、気持ちを害してしまった方もおられたのではと思います。テンション上がる体質、どうにも変えようありませんが、今後屹度、他のお手伝いも約して、おゆるし頂ければと思います。

    この間ずっと、日本連句協会理事のサイト担当山中たけをさんが進行を整理して下さり、文字通り縁の下の力持ちして下さいました。心強いことでした。

    直したいところ、お気づきのところありましたら、遠慮無く仰って下さい。 雀羅

    #46820 返信

    あさ

    すみません。転記した芳さんの句の「退職」の「退」が抜けていました。

    #46819 返信

    あさ

    いよいよ巻き上がりが近づいてきましたね。「百段坂」は、はじめての百韻、みなさんとよくここまで登ってきたと感慨に浸ってのものでした^^ 挙げ句前の花の句、これではちょっと漠然としてしまうでしょうか?

    私儀絶対氷菓主義者にて   り
     職願い出してスキップ   芳

    付け
    うつせみの世に花の戸の開くとき

    #46818 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
      朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳
     故なく笑いその内に泣き            庵
    ナウ
    同じ歳重ねた友が生む子ども         優
    三段ベットペンキ塗り替え         芳
    聞き慣れぬ言葉飛び交うドミトリー      優
     糖衣で包む征露丸なり           羅
    私儀絶対氷菓主義者にて           り
      退職願い出してスキップ          芳

    ○「絶対氷菓主義者」というしゃきっとしたところから、「退職願い」の勢いも出てくるのですね。「スキップ」の軽さが救いです。最近は自分で退職願いを出せず(緊張に耐えられず)、これを代行してくれる会社まであるそうです。どんなにみっともないことになっても、自分で立ってないと、次も大変です。でもこの主人公は、ぜんぜんヘイキって感じですね。

    花の句、どうぞ。思い切ってお出し下さい。挙句は執筆名でわたし付けますので、皆様方はこの花の句でお仕舞いです。

    #46816 返信

    糖衣で包む征露丸なり          羅
    私儀絶対氷菓主義者にて           り

    付け
    退職願い出してスキップ

    三段ベットの句ありがとうございました。
    バイオリンソナタ(チボー/コルトー)初めて聞きました。モノクロの映画を思い出していました。レコードの針音も懐かしい気持ちがしました。

    #46815 返信

    雀羅

    ■打越に「征露丸」があるのに、「冷え性なのにアイス食べたい」という考えが浮かぶというのは、こういうのなんて言うんでしょう、天の邪鬼? 連句の文音(このネット連句も一応そうです)は普通は3句~5句候補句を出します。ここの付合いのような“イッパツ入魂付け”は思いもしないドつぼに嵌ってしまうことあります。

    付句にしがみついてくる天の邪鬼対策ですが、やはり2、3句付けてみるというのが一番いいようです。一つは思い切って天の邪鬼にしたいようにさせてみる、も一つは天の邪鬼がよそ見しているとき詠んでみる、最後は前句とも打越とも涼しい関係で泳いでみる、そんな詠み分けが出来るといいです。何度もやっているうちには、テキの出方が目を瞑っていても見えますので、そうなると付句も随分ラクで、連句が遊びに境地に入って行きます。

    #46812 返信

    うに

    雀羅さま

    はい、非常に気になるところでした。ただ、どうしても冷え性なのにアイス食べたいという絵にしたくて、、。撤回します。

    #46810 返信

    雀羅

    ■うにさん、打越に「征露丸」があって「腹巻、頭寒足熱」はどうですか。

    #46808 返信

    あさ

    あ、ほんとだ、2句前に「段」がありましたね。すっかり抜けていました^^;

    #46806 返信

    うに

    糖衣で包む征露丸なり
    私儀絶対氷菓主義者にて

    付け
    腹巻をして頭寒足熱

    #46805 返信

    雀羅

    ■あささん、失礼しました。積み残ししてしまいました。

    ナウ
    同じ歳重ねた友が生む子ども         優
    三段ベットペンキ塗り替え         芳
    聞き慣れぬ言葉飛び交うドミトリー      優
     糖衣で包む征露丸なり           羅

    袖時雨百段坂を見下ろして         あさ

    ○夫が日露戦争に出ていて、毎日お百度を踏んでいる若き妻の孤独と不安を思います。「見下ろして」なんて、何かあったらダイビングしそうで見ている方もはらはらです。「 袖時雨」は「涙の時雨」同様、「似せ物の時雨」ではありますが、連歌時代から冬季として扱われる語です。二句先に「段」の同字があり、連句の式目は「同字三句去」ですので、こういうところも気を付けます。こまかいこと言ってすみませんね。

    どうぞ。花前(短句)です。   

    #46804 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
      朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳
     故なく笑いその内に泣き            庵
    ナウ
    同じ歳重ねた友が生む子ども         優
    三段ベットペンキ塗り替え         芳
    聞き慣れぬ言葉飛び交うドミトリー      優
     糖衣で包む征露丸なり           羅
    私儀絶対氷菓主義者にて           り

    ○「私儀」なんて入り方、「征露丸」にもよく響き、たいへん結構ですね。ひょっとして、ゆかりさんは学校の先生でいらして、相対評価より一人ひとりの個性を大事にする絶対評価を重視する方か・・と捌き特権の妄想をたくましゅうしております(^^) 連句も、杓子定規な相対評価ではなく、一句一句固有のメッセージを大事しないと、と思っていますが、運不運もありまして・・。

    ではどうぞ。雑です。

    #46803 返信

    三島ゆかり

    私儀絶対氷菓主義者にて り

    いかがでしょうか。

    #46802 返信

    あさ

    聞き慣れぬ言葉飛び交うドミトリー   優
     糖衣で包む征露丸なり        羅

    付け
    袖時雨百段坂を見下ろして

    #46798 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
      朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳
     故なく笑いその内に泣き            庵
    ナウ
    同じ歳重ねた友が生む子ども         優
    三段ベットペンキ塗り替え         芳
    聞き慣れぬ言葉飛び交うドミトリー      優
     糖衣で包む征露丸なり           羅

    ○優さんの付句、外国人旅行者が増えて来た昨今どこでもこういう光景見られますね。拙句、ネットで見ましたら、もとは「忠勇征露丸」だったものを1949年、「中島正露丸」に名称変更したとあります。ところで正露丸は外国人にも利くんでしょうか。日本人には懐かしく親しみぶかい薬です。メーカーさんは、昔の名前で言わないで下さいと思うかも知れませんが、これが正露丸では意味ないのですよね。連句も、表現の自由度が狭まっています。芭蕉さんは、連句はけがなく楽しくやれればそれでよいではないか、とは言っておらず、むしろ「(俳諧は)あやふきにあそぶ」と言ったように思います。時代とのせめぎあいという薄氷を足許に感じさせない連句は、気のぬけたサイダーのようなものかも知れない、と捌きのつぶやきです。

    そろそろこの百韻も港を遠望するところまで来ました。次は長句、夏か冬でどうでしょう。

    #46795 返信

    同じ歳重ねた友が生む子ども
     三段ベットペンキ塗り替え

    付け
    聞き慣れぬ言葉飛び交うドミトリー

    ナウ一ありがとうございました。
    「述懐」というのですね。いろいろ句から読み取り、汲み取って読んでいただいてうれしいです。
    ありがとうござます。

    #46789 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
      朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳
     故なく笑いその内に泣き            庵
    ナウ
    同じ歳重ねた友が生む子ども         優
     三段ベットペンキ塗り替え         芳

    ○室内家具をペンキで塗るということは日本人はあまりしませんが、外国の人は違和感ないようですね。学生時代アパートの一つだけの大きな本棚を白いペンキで塗り、白いカーテンにしたことがありました(気分がすっきりするかと思っただけのことですが)。同じアパートにいる年上の読書会仲間の男性が、私の部屋に入ってくるや、「こわいね」と言ったのを覚えています。結核療養所に長くいたひとで、こまやかな人でした。誕生日にフランクのバイオリン・ソナタ(チボー/コルトー)を貰いました。https://www.youtube.com/watch?v=YCp5XC2rsEMで聴けます。音楽を聴くと当時にワープしますので、それこそ「こわいね」です。YouTubeではチボー/コルトーはレコード音源しかないようです。プライベートを書きすぎですかね、ここの捌きは(^^)

    ではどうぞ。

    #46788 返信

    故なく笑いその内に泣き            庵
    ナウ
    同じ歳重ねた友が生む子ども         優

    付け
    三段ベットペンキ塗り替え

    茸の句ありがとうございました。「述懐」どういうふうに詠むのかなと思っていました。少しくぐもったような言い方…難しそうですが、また詠んでみたいと思いました。
    ベットペンキが気になりますが他うかびませんでした。
    宜しくお願い致します。

    #46784 返信

    雀羅

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
      朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳
     故なく笑いその内に泣き            庵
    ナウ
    同じ歳重ねた友が生む子ども         優

    ○「同級生が生む子ども」と言えばすっきりするのに、どうしてこんなもって廻った言い方するんだろう・・とも言えますが、これが俳句のように一句だけで話を片付けない連句の持ち味です。少しくぐもったようなこの言い方は「述懐」と言われるものですが、前句と一緒に読んだ時、不妊治療で苦労しあった(時には抜け駆けも思い)友だちなのだろうか・・といったことも想像しました。

    あささん、気まぐれな料理屋の亭主みたいですみませんですね。

    ではどうぞ。雑です。

    #46778 返信

    あさ

    あ、すみません。
    扉はもう閉まっていたようで……^^;

    #46777 返信

    あさ

     朝露に文たたみ直して     に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら   芳

    付け
    甲斐の深山は冬遠からず

    #46776 返信

    裏木戸に籠いっぱいの茸やら       
     故なく笑いその内に泣き

    付け
    同じ歳重ねた友が生む子ども

    前回は失礼いたしました。

    #46775 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
      朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳
     故なく笑いその内に泣き            庵
    ナウ

    ○泣いたり笑ったりする茸、籠にはどういう茸がはいっていたのでしょうか。

    ぞうでも秋でもどうぞ。いよいよ名残裏にはいります。

    #46774 返信

    安庵

    朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳
    故なく笑いその内に泣き   庵

    #46771 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
      朝露に文たたみ直して           に
    裏木戸に籠いっぱいの茸やら         芳

    ○誰が持って来てくれた茸かごでしょう。朝露に濡れたメモも入って。90句くらい先にある「軒先」の同字を見つけたんですね。すごい! 連句は前後に気を使うことも大事ですが、あんまり気を使い過ぎては楽しめなくなりますし、くたびれます。もっと力を注がないといけないところは他にあるように思います。どういう気の使い方が必要かという目安になるのが「式目」でありその中心は「句数・去嫌」です。

    昨日は新鮮なラッキョウがスーパーにあり(鹿児島産と書いてあるのでうれしくなり)大笊いっぱい買ってきて自分で大量の甘酢漬けしました。張り切ってやっている私にかみさんが、「ちゃんと計量しないでやってるの?」と言いますので、「軽量なんかしないよ」と言いました。料理できちんと計量する人と計量しない人居ますが、私は後者です。多分私の連句もそうなんだと思います。

    ではどうぞ、秋でも雑でも。

    #46770 返信

    すみません。脇句が軒先でした。訂正します。

    裏木戸に籠いっぱいの茸やら

    #46769 返信

    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
     朝露に文たたみ直して           に

    付け

    軒下に籠いっぱいの茸やら

    よろしくお願い致します。

    #46760 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋
    朝露に文たたみ直して           に

    ○打越に「ほうたる」があって「朝露」は障るのではないか、という意見もあるべきところ、主観で捌くのではなくて、それなりの根拠(式目)にもとづいて了解しあうところ、と思います。「ほうたる」は夜分ですが、「朝露」は朝時分、蕉風では異時分の打越は問題にしないという考え方です。蕉門の“ローカルルール”と言えばその通りで、芭蕉のひりひりする掟破りを思います。

    「開きて匂ふ忘れ扇よ あさ」、いいですね。こういう匂い、一体阿何年もつものでしょう。「開けば匂ふ忘れ扇よ」、でもいいですね。

    「鳩吹く音は消えて月の野 優」、前句の「嫦娥」は月ですのでもう月を出す必要はないです。「鳩吹く真似をすればせつなく」、でもいいですね。
     
    次も秋です。

    #46757 返信

    久しぶりに投句いたします。
    こうして時間があいてしまっても、気軽に参加させていただけるのが良いですね。
    よろしくお願いいたします。

    見えぬ絆に惑うほうたる
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥

    付け
    鳩吹く音は消えて月の野

    #46755 返信

    あさ

    すてきなおみやげ話、どうもありがとうございます。全国いろいろなところで連句の集いが催されているのですね。旅をしながら、その先々で出会った方々と歌仙を巻く、まさに芭蕉のような生き方に憧れを抱きます。

     見えぬ絆に惑うほうたる      石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥   羅

    付け
    開きて匂ふ忘れ扇よ

    #46752 返信

    うに

    見えぬ絆に惑うほうたる
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥

    付け
    朝露に文たたみ直して

    #46750 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵
     見えぬ絆に惑うほうたる          石 
    ひとたびは燃えた記憶のある嫦娥       羅 月・秋

    ○秋の蛍のことを「病蛍」とも言いますので、蛍から秋への季移りには好都合な句材です。

    「美人ナースの注射暑き夜 芳」、前句が情熱的ですから、ニンニク注射でもしてるのでしょうか。ナースでもこの注射は出来るんですよね。

    「西瓜冷して黒髪を待つ うに」、今外もたいへんに暑いですが、「西瓜」、「黒髪」、「赤い薔薇」、まとわりつくような熱感ありますね(^^) 西瓜だけは食べたいですが、「おい、もうかよ」と内臓がびっくりしそうです。付句にも意外性は大事ですが、びっくりさせるというのとは違うかもしれない、と思います。

    ではどうぞ、秋です。

    #46748 返信

    小石

      フラメンコならちょっと自信が    に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇      庵

    付け

     見えぬ絆に惑うほうたる   石

    お帰りなさい。好天に恵まれよいご旅行でしたね。砂丘を歩くと靴に砂が、、、裸足、思いつきませんでした。まだ砂は熱くなくて気持ちよさそうですね。経験してみたいです。

    #46746 返信

    うに

    フラメンコならちょっと自信が
    常連の客が投げ込む赤い薔薇

    付け
    西瓜冷して黒髪を待つ

    朝歩きしてきました。鳥取砂丘もこの時間だと、もう暑いでしょうね。お帰りなさい。

    #46745 返信

    安庵

    「昴連句会」の「ノリがよく、いつも地をあるく動物ではなく、風を捉まえて鳥になる、軽くなるすべを知っている、そんな感じです」は素敵だなと感じました。

    「常連の…」治定ありがとうございました。「物付け」「匂い付け」場面場面で意識できたらと思います。

    #46727 返信

    フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵

    付け
    美人ナースの注射暑き夜

    雀羅さま、おかえりなさい。宜しくお願いします。
    たそがれときの鳥取大砂丘を裸足で歩く。ステキです。連句会の皆さんすごいバイタリティありますね。
    私たちの連句会も頑張っているのですが地方ですし高齢化が心配です。

    #46725 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に
    常連の客が投げこむ赤い薔薇          庵

    ○「フラメンコ」ー「赤い薔薇」と付け筋の見えやすい句、物付も、読み手が疲れないという利点があります。芭蕉の匂い付け(余情付け)が開発されて物付・心付が淘汰されたというわけではありませんから、色々な付け方を適宜・臨機応変に使い分けていきたいと思います。

    「絶唱し掃除機かける老婦人 芳」、凄い景色です。「絶唱し」と打越の「地団駄踏んで」の騒がしい感じ、戻りますね。

    「引退の棋士が涙で語るもの 黒兎」、離れた感じしますが、「涙で語るもの」はフラメンコの演じる物語世界に通うものはありますね。黒兎さん、三日前、鳥取県の白兎海岸と白兎神社に参ってきました。白兎がわにざめの背中を渡ったという「おきの島」見ました。案外に近いところでした。よろしくお願いします。

    「ひるがへし舞ひ夢をとめ風に酔ひ 五」、いいですね。一句としてもっと優美な調え方はないのかとか、連句はそういうことばかりじゃないです。一昨日岡山で連句の最中に、付くことが大切で、優美な一句、わたしの句、だけにこだわるのはよろしくないとお話し、ふっと心敬の言葉「前句のこころの通わざればただむなしき人のいつくしくそうぞきて並びいたるなるべし」(綺麗なだだけで前句に付かない句が続くのは死美人が並んでいるようなものだ)を思い出し言ってみましたら、「ゲ」と思われた方もあったかと思います(^^) 要するにそういうことですね。いいですねというのは、「フラメンコならちょっと自信が」という前句に「ひるがへし舞ひ夢をとめ風に酔ひ」は軽々しい感じがよく釣り合っている、ということです。

    では夏でどうぞ。やはり恋句でしょうね。

    #46724 返信

    雀羅

    ■こちらすっかり空けてしまいました。22日~24日、鳥取・岡山での「連句の集い」に参加してきました。鳥取は初めての地で、高校時代の恩師(新任で来られた国語の先生で油絵の顧問、女の先生)が鳥取市で連句のグループ「はくと連句会」を作っておられ、一度鳥取に遊びに伺いますと言っていたことがやっと実現しました。なにしろ飛行機の乗れないもので家を出て鳥取駅に着くまで7時間かかります(これはこれで非日常の楽しい時間ですが)。せっかくなら「はくと会」だけでなく俳人の方々にも連句に誘ってみましょうと言って下さり、「連句の集い」となりました。「一茶の連句」をお話しし、その後はみなさんで半歌仙の実作をしました。20名ほどで、ご当地の俳句作家の方々と2時間、熱い連句交流となりました。ホテルでも「はくと連句会」の方々と夜中まで連句をし、山陰海岸を味わうドライブ中(こちらは3人)でも連句付合いをしました。たそがれに近づいてゆく鳥取大砂丘を裸足で歩き、新鮮でした。俳句を作る余裕ありませんでしたが、そのうちのいくつか。

     はだしなり大日没を置く砂丘

     鳥取砂丘
     足裏に眩暈かたまる蟻地獄

     すひかづら吸へばかなしき花の蜜

     城原(しらわら)海岸
     花とべら飛びゆくまでを海の瑠璃 

    岡山は、鳥取からの帰りに寄らせて頂きました。県立図書館での「昴の会」のご連衆方との、去年7月に引き続いての「連句の集い」です。県庁の真ん前にある堂々たる中央図書館で、文化で立つ県の自負を感じます。

    2010年、岡山での国民文化祭の後、一月も欠かさず「昴連句会」が続けていると会長の米林さんが仰っておられましたが、表合十句の同時進行4巻という思い切った試みを、こちら十数人で、3時間そこそこで跳び越えてしまうというのは、培われた地力があるからと、感服しました。ノリがよく、いつも地をあるく動物ではなく、風を捉まえて鳥になる、軽くなるすべを知っている、そんな感じです。

    鳥取の皆さま、岡山の皆さま、有り難うございました。どちらも、連句の活動に俳人が関心を持ち協力して下さるというのは、本来は矛盾しないことですが、異種交流をコーディネートする力を持った方々がおられるということも含め、強い印象を持ちました。

    では今度はこちらのほうも、いい風が吹いてきますように。

    #46695 返信

    五帳面

    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に

    ひるがへし舞ひ夢をとめ風に酔ひ 五

    地団駄の句、ありがとうございます。起きよとて、の下りが好きです。
    そしてまさに、寝不足の毎朝です。

    #46690 返信

    黒兎

    起きよとて地団駄踏んでいる兎
     フラメンコならちょっと自信が

     付け
      引退の棋士が涙で語るもの
     
      よろしくお願い致します。

    #46675 返信

    起きよとて地団駄踏んでいる兎         五
     フラメンコならちょっと自信が         に
    付け
    絶唱し掃除機かける老婦人

    宜しくお願いします。

    #46666 返信

    安庵

    起きよとて地団駄踏んでいる兎         五
     フラメンコならちょっと自信が        に
     
    付け
    常連の客が投げこむ赤い薔薇  庵

    #46665 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五
     フラメンコならちょっと自信が       に

    ○ベクトルがちょっとねじれて、離れた付句ですが、次の句次第で緊張が緩和に変わります(^^)

    「あなたのシャツを重ね着ふくる  村宅」、うさぎさんが重ね着して気が塞いでいる図、おかしみありますね。「ふくる」はいらないかなと思います。

    ではどうぞ。

    昨日は大雨でしたが、今日はすっかりいい天気になりました。

    #46663 返信

    村宅

     バイクの音の近付いて来る   に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎  五

    付け
     あなたのシャツを重ね着ふくる
     
    雨は止みました、よい旅を。

    #46652 返信

    うに

    バイクの音の近付いて来る
    起きてよと地団駄踏んでいる兎

    付け
    フラメンコならちょっと自信が

    ナオ6治定ありがとうございました。
    とんすけ(Thumper)っていましたね。ディズニーのバンビのお友だち。ドスの効いた声をした。

    #46651 返信

    雀羅

    ■☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    百韻「日月は」         2019.4.16 起首

    日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
     雀の子らの集う軒先              古柏
    春の朝川柳欄を食卓に             不映
     上司と似た名いつも見つける          芳
    潮の香の導く先に海と空            村宅
     丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
    謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
     萩散る庵に残る足跡              優

    銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
     皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
    愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
     あの石巻に似たる青空            竜馬
    転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
      みそっ歯の児の笑顔満開          小石
    外つ国の言語行き交う先斗町           宅
     脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
    包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
      ニッカボッカのキタにはためく         さ
    いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
      足らぬ食材思うまなざし          うに
    菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
     こちにかしらを上げる老犬           柏
    二オ
    公園に似顔絵画きの春火桶            庵
     揺れるぶらんこ恋の行方は          宅
    会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
     着信通知見てはため息            香
    腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
     タラップ降りる頬に秋風           に
    カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
      良夜を破るロックンロール           々 月・秋
    花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
      新入生の列を見守り            芳
    目借時竿竹売りのこえとおく          さ
      あめのしづくのもぢとなりける        五
    足元の大きな鼠おいはらい            芳
      遅しといひてアミダ振向く 庵
    二ウ
    かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
      生れし浦磯出でぬわれから           に
    君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
     転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
    すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
     足に履かせる古いそろばん          芳
    駆け出して丘を走って未来へと         五
     カスタネットがいやだった頃         雀
    受付のPepperくんが指す夕立         さ
     俺は塩顔うん多分そう            五
    旧友と記念撮影桜島          海老まよねーず
      よくろんぼとか示現流とか          羅
    飛行する頭の下に春の雷            芳
     ビニールハウス種蒔きを終え       原つぱ
    三オ
    乳清に立てるさゞなみ夏近し          さ
     コンソメスープ音をたてずに         芳
    肉球と混凝土(コンクリート)の生乾き     ぱ
      監視カメラに残る映像            芳
    出所して差入れの襟巻き巻きぬ         さ
      まなび直しの夜間中学            羅 
    理科室の人体模型くたびれる          庵
     フラスココーヒーおとす冬の日        に
    雪焼の目元のしわの白々と            さ
     国旗掲げてウイニングラン         芳
    晴れやかに十二単の裾持ちて          庵
     瓶のぞきてふ色に親しき          香
    喧騒を離れて在りし堀の月          宅 月・秋
     帰燕の糞に水輪ひろごる          さ
    三ウ
    UFOの飛来を受ける稲の波           芳
     母の形見の糠床を分け           宅
    しゃんしゃんと鈴つけ馬に揺られゆく       庵
     下戸と上戸を足して二で割る         羅 
    テンポ良いボケつっこみに大笑い        芳
      グリコの看板いつも夏シャツ       麦子
    内股に彫りし名まえがぷるぷるで       庵
     身請けの金をやっと手にして        芳
    熊手掻き恋の落ち葉を集めては        五
     色のおちつく木守の月           羅 月・冬
    綻びのカーディガンからでる嚏        石
     もぎりの仕事スカラ座に得る        に
    はなびらの貼りつく傘のしづく切り      同 花・春
      蛙の付箋厚いゲラにも           さ
    ナオ
    娘との約束をした野遊びに          芳
     唐揚げマヨのおむすびが好き        香
    知命てふ文字書いてゐるひきこもり      羅
     猫ぬくぬくと眠る傍ら           宅
    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
     バイクの音の近付いて来る         に
    起きよとて地団駄踏んでいる兎        五

    ○五帳面さんの原句は「飼い兎 地面地団駄 主起こす」ですが、治定句のようにすれば少しすっきりするかと思いますがどうでしょうか。兎は何にいらだつのか、時々連続地団駄踏みますね。こんな兎を室内で飼ったら安眠は遠いものになりそうです。でも兎にストレス与えなければおりこうさん出来るのかな?

    「思春期の心は制御不可能に よし」、よく分かる付けですが、分かりすぎるところもありますね。もう少し飛躍したところが入っていると、面白くなると思います。

    明日から24日まで鳥取での「連句の集い」に出かけてきます。「一茶の連句」を話させて頂き、連句実作もします。24日は岡山の県立図書館で御当地の俳人・連句人と連句の集いをします。どんな出会いになるか、わくわくはらはらです。

    ではどうぞ。

    #46642 返信

    薄明に芭蕉の巻葉とけそめて         さ
    バイクの音の近付いて来る         に
    付け
    思春期の心は制御不可能に

    近所に原チャに3人乗りしてた子がいました。しゃべったら、普通にかわいい子でした。そんな時期だったんですね。
    宜しくお願い致します。

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