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■④歌仙「飛行船」ウ9治定 2018.4.13 起首
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春風や空を漕ぎ出す飛行船 富士
はなつめくさを敷き詰める丘 雀羅
のどらかにパッチワークの針持ちて 鈴代
もめん豆腐をあられ切りする 小石
初雪を連れてきそうな月の顔 小波 月・冬
煤竹売りに寄って来る犬 桃
ウ
喧騒を逸れし辺りに家を借り 和嘉子
土を友とし風と語らふ 冨
雀荘に誘われサボる中国語 可不可
二時間目には食べる弁当 にゃん子
海の付くしこ名をすでに決めていて 羅
いろこの宮へ帰るクリオネ 桃
曼殊沙華沸き立つ赤を寂しとも 冨
道行照らす淡き月影 に
傷痕を内ふところに秋袷 代
(秋袷隠す傷痕艶めいて)原句
○「傷痕」を「艶めく」ように見せるのは伎倆ですが、ここは治定句のようにさせて下さい。
「野の色に妻籠み願ふ心のせ 波」は、「野の色」は日中の景ですので、「月影」にどうだろうかと思います。「妻籠み」は一見「道行」にそぐわない感じもしますが、今生でのあり得たであろうしあわせを胸中に巡らせているとも取れますね。
「救はれし女を過ぎゆく夜半の秋」は時分においては前句と違和感ないですが、「道行」~「救はれし」はいわゆる「体付(たいづけ)」という、「その先を言う形」です。
富士さん、付けは、野球のバッターが様々な球筋に向き合うようなところあります(いい喩えかどうかわかりませんが)。自分の好きな球もありますが、いろんな難しい球も入って来ます。打ち返せなくてもファールで粘っているうちには、そのうちジャストミート出来るようになると思います。ここは何回空振りしても大丈夫です(^^) 気楽に行きましょう。
では恋離れで、花前の句をどうぞ。雑です。