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■⑤歌仙「ポケットの」ウ3治定
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⑤歌仙「ポケットの」 2018.6.2 起首
ポケットの中に景色や更衣 雀羅
卯波を蔵うコインロッカー 桃
大陸に版画の行方追ひかけて 小波
丘にのぼれば街の灯が見え 田助
町をあげ歌へ踊れの月の宴 富士
背中に眠る児へは秋風 晴
ウ
不受不施の寺の団栗転がり来 にゃん子
百回噛めば満つるしあはせ 麦子
昨日の歯医者の予約思ひ出し 富
(昨日の歯医者の予約忘れたる)原句
○終わった予約でしたら「忘れたる」より「思いだし」の方でしょうかね。百回も噛むくらい厳密で几帳面なところもあるのに大事なところでポカンとしてしまうんですね。私も3度は歯医者さんの予約すっぽかしています。すぐ謝りますが、ヘンに優しいのがコワイです(^^;)
「本当はすぐそこにゐる青い鳥」、「しあわせ」が前にあるとこういう連想も自然です。ただわりとよくあるパターンです。連句はパターンで妥協しないことが大事です。「失敗を重ね重ねてまだ生きる」、ちょっとマットウ過ぎますね。遠慮無くどんどんお出し下さい。
「不受不施」、私も勉強させて貰いましたが、日蓮宗といっても沢山に枝分かれしていて、一括りした言い方は出来ないということに気付かされます。ネットで調べているうちにこれはちゃんと経典を読んでみたいという気になり『真訓両講妙法蓮華経並開結』(平楽寺書店版)という経典を求めました。親鸞や空海等今まで経験したものとは別種の雰囲気、オーラ、文体を持っていて新鮮です。宮沢賢治が法華経信者としてこの経典の、にぎやかで、燦めくような、そして髙調子な、イメージと言葉の奔逸に身を委ねたよろこびが分かる気がします。
さっき時鳥が啼いて通りました。では休みます。お次は雑の短句です。