■⑥歌仙「天牛や」第三治定
∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂∂
天牛や新幹線を止める雨 雀羅
甚平のまま乗り移る舟 和嘉子
透かし入りノートブックを文机に 桃
○甚平のひと、涼しげな楽しみをお持ちのようですね。室内に転じた点も、発句・脇の気分が切り替わってよかったと思います。「 金印の経過を辿る図書室に」、「経過を辿る」はもう少し具体的に言えればと思います。
四句目をどうぞ。軽く付けるところと言われますが、趣向・作意を凝らさないということです。と言っても未だ何を指示しているのか伝わりにくいと思いますが、ともかくも(最後にはコレ)付けてみて下さい。