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■⑥歌仙「天牛や」ウ10治定
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天牛や新幹線を止める雨 雀羅
甚平のまま乗り移る舟 和嘉子
透かし入りノートブックを文机に 桃
保養所の庭四季を彩り 富士
風に乗り玉兎の駆けて行く小径 小波 月・秋
湧き水で研ぐ郷の新米 富
ウ
冬隣内なる鬼と打ち解けて 羅
小町の歌を懸想文売 桃
あれ以来三日にあげず見る夢は 富
くらげ寄せくる原発の海 羅
シャンパンの泡は細かにたちのぼり 桃
絵筆に浸す淡き桃色 嘉
今ここでローランサンになりたくて 波
ワープの基本五秒息とめ 小石
天窓の真上に月の冴ゆる刻 富 月・冬
猫のかあさん予習復習 桃
○ほどなく子どもが生まれるんですね。猫のおかあさんはどんな自習学習するのでしょうか。「こうもり傘の直し仕上がる」、昔子どものころ、村々を「こうもり傘修繕、傘修繕」と言いながら通る傘やさんがいましたね。「傘修繕」の「傘」の方は番傘のことです。尼が上がった下校時、あれをころころ地面に転がしながら帰って親に叱られたものでした。「檜の風呂に夢の浮橋」、何となく長恨歌の一節に入って行きそうな呼び水を感じます。
では花の句をどうぞ。「猫のかあさん」と言ったら「猫の子」の傍題で晩春になるでしょうか。そうとっても取らなくてもどちらでもいいと思います。