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■⑥歌仙「天牛や」ウ12治定
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天牛や新幹線を止める雨 雀羅
甚平のまま乗り移る舟 和嘉子
透かし入りノートブックを文机に 桃
保養所の庭四季を彩り 富士
風に乗り玉兎の駆けて行く小径 小波 月・秋
湧き水で研ぐ郷の新米 富
ウ
冬隣内なる鬼と打ち解けて 羅
小町の歌を懸想文売 桃
あれ以来三日にあげず見る夢は 富
くらげ寄せくる原発の海 羅
シャンパンの泡は細かにたちのぼり 桃
絵筆に浸す淡き桃色 嘉
今ここでローランサンになりたくて 波
ワープの基本五秒息とめ 小石
天窓の真上に月の冴ゆる刻 富 月・冬
猫のかあさん予習復習 桃
よるべなく風に押さるる花筏 富
(よるべなき風の操る花筏)原句
店のはんこを掏たれたる春 羅
ナオ
○「よるべなき」とすると「花筏」より「風」にかかります。修飾語は直前においた方がよいですね。打越句も場で付句も場、というのが気になるという方もあるかと思いますが、「天窓」句の成分は「居所・天象・室内・冬」、付句は「吹物・花・水辺・戸外・春」、転じているかいないかは自他場も勿論大事ですが、総合的に勘案することが自然ではないかと思います。「卒業し幾星霜の花の門」、季重りということもありますが、「予習復習」→「卒業」がまっすぐ入っている感じです。
では春でも雑でもどうぞ。