ナオ折立、ありがとうございました。
日本の方が寒かった、という、珍しい経験をしています。こちらは雪でなく雨です。
白骨句では、泡の湯の露天に神父様と浸かった頃を思い出します。父が撮ってくれたスナップ写真が残っています。硫黄を含む入浴剤は、木やプラスチックの浴槽なら構いませんが、琺瑯引きのものはSに反応して激しく変色するので気をつけたほうがよいでしょう。
白骨の入浴剤を愛づる日々 晴
記憶の底の雪が解けだし 田助
付け
ゆくりなく君に遭ひたる花電車 柳
ひとつ質問です:
発句同字を嫌う、ということをよく聞きます。これはどこから来たものでしょうか?当巻には、拙句を含め、各折に「日」の字があり、私などはそれを却って面白く思うのですが、嫌うことを式目としている方は連句界に割合多いと思います。偶々ひもといていた『春の日』の「春めくや」の巻には発句の「人」の字が二回、『阿羅野』の「美しき鰌」の巻には「春」が二回出てきます。