■⑦歌仙「八月の」5治定 2018.8.9 起首
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八月の海に還るや首里の夢 雀羅
三線の音の響く秋空 にゃん子
宵闇は竈の種火おこすらん 桃
白米よりも雑穀がよく 富士
お仕着せのエクササイズに飽きが来て 和嘉子
(お仕着せのエクササイズに挫折して)原句
○「挫折して」は表ぶりには強いですから、「飽きが来て」ならセーフでしょう。エクササイズの最大の難敵は「飽き」。
「 こだわりのバイクを磨く糠袋」、愛車を糠袋で磨くということはちょっとしないかも。木製のバイクだったらですが。最後の仕上げはセーム皮(やわらかくきめのこまかい鹿皮)が理想ですね。宝飾品もこれで磨きます。「お仕着せ」句、前句によく付いています。
冬の短句でどうぞ。