■⑦歌仙「八月の」ウ5 2018.8.9 起首
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八月の海に還るや首里の夢 雀羅
三線の音の響く秋空 にゃん子
宵闇は竈の種火おこすらん 桃
白米よりも雑穀がよく 富士
お仕着せのエクササイズに飽きが来て 和嘉子
鷺の尾羽を拾う休め田 桃
ウ
鉄砲よりペンもて立てる志 田助
文武両道こなすタレント 富
さらさらと塩も砂糖も同じ白 に
どんな色にも染まる喜び 富
神さまはピアフの愛を取り上げて 羅
○「タブラ・ラサ」という言葉があります。真っ白な何も書き込まれていない板の意ですが、前句の「白」がそれですね。
「どんな色にも染まる喜び」にエディット・ピアフの「愛の賛歌」を連想しました。
富士さん、連句はこうしないといけないという方向はありません。詠み手は自由に好む扉を開けて出て行けばよいのです。捌きはそのお手伝いです。
どうぞ。