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■⑧歌仙「夜目遠目」ナオ11治定
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歌仙「夜目遠目」 2018.9.27 起首
夜目遠目笠に添へたる月の雨 雀羅 月・秋
誰が袖仄と野菊竜胆 桃
行く秋をワンコニャンコの動画見て 富士
新型AIBO好奇心持ち 和嘉子
窓叩く音は嵐の予感とか 小波
囲炉裏に集ひ寮歌高唱 嘉
ウ
年賀状これで最後とまたも書き 麦子
名残の色をみせる口紅 桃
あかときの枝折戸に梳く乱れ髪 富
硯の水に明日を占う すいか
オッズ出す賭け屋ノーベル平和賞 桃
のめり込むにはそれなりの理由(わけ) 小石
今世紀神の気まぐれ許すのみ かめけん
たしかに見えし南北の虹 羅
夏の野を月の兎は駆け抜ける 波
ドラゴン・クェストオーケストラで 桃
身を解けばこころ自在に花の風 嘉
鞦韆漕ぎて空へ近づく 富
ナオ
ひとしずく春の雪にもブランデー 桃
つひの栖は鄙のその奥 富
捨てられぬ名刺もいつか断捨離に 嘉
蚤の市には髭も鬘も か
縫ひ上げて着て行く当てのなき浴衣 富
嫌いだなんて嘘をつく月 麦
ちっち蝉ふっと黙した初キッス 桃
攫われていく秋のトレモロ か
実石榴を希臘神話の思ひ出に 桃
白い烏は告げ口をする 羅
数々の色を重ねて黒となり 波
○「色々の色を重ねて」というところに、寓意性に留まらず、「白い烏」は白い烏なりに辛酸をなめて今日に至ったのだなと思わせます。
「王子さえうらぎりの国鞭打つ血 すいか」。コメントを書き始まる寸前まで「玉子さえうらぎりの国」と読んで、作者の頭の中どうなってるんだろうと、ワクワクしてました。そうではなくてこれは、サウジのジャーナリストがトルコで殺されサウジの皇子が意一枚噛んでいると思われているホットな時事句で、まっとうな句ですね。
「プリンタのインク切れてふ不手際に 富士」「生き死にはこの世の常と割り切つて」「信じてはならぬ噂も多々ありて」、「インク切れ」で「白い烏の」のまま。「告げ口」→「生き死にはこの世の常」、告げ口」→「信じてはならぬ噂」と、前句のシッポを掴んだ付けです。
桃さん私の今日〆切のものあります。もう少しひとかすりしたい、という思いがあって手離れ出来ません。後1日、と無心するつもりです。
雑の短句でどうぞ。