/ 最終更新日時 : 2月 10, 2018
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2月 10, 2018 8:21 am
#2781
雀羅
ゲスト
■③歌仙「我村や」5治定 2018.2.7 起首
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歌仙「我村や」
我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
○ハムスターが巣から出てしまって見つからない。このハムスター好奇心が強くいたずら好きで、テーブルの上に置いてあった錠剤で遊んだ形跡がある。家の人みな気にしている。と、そんな場面を写し取りました。「錠剤」は病態にからむものですので表にはちょっと・・という気にさせる句材ですが、そこを引きらず軽くすかしたのが働きだと思います。「はたらき」というのは「はたを楽にさせる」動きと言いますが、連句はこの心遣いで出来ています。何気なく置かれた言葉の「はたらき」を感じ取ること、感じ取ってもらうこと、が連句の楽しみの実質でし。時には空回りしたり、すれ違ったりすることもありますが、何度も繰り返すうちに、確度の高いコミュニュケーションが生まれます。
それでは夏の月でお願いします。第三に「夢(夜分)」があり、6句目に下げました。それなら夜分は三句去りだろうというご意見もあるかと思いますが、ここはそのように気を使っているということが伝わりさえすればよいと思いました。七七です。