■③歌仙「我村や」6治定 2018.2.7 起首
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歌仙「我村や」
我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃
ウ
○見つからなかったハムスターに、「迷路」という言葉を当てて、不思議な夏月になりました。
「雲の切れ目にちらと満月 麦子」、出来れば夏月でと思いましたが、「満月」→「梅雨月」だと句意にも添いそうです。「雨月」は月次ですが、こちらは月句に使えます。
では次も夏でどうぞ。