■③歌仙「我村や」6治定 2018.2.7 起首
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歌仙「我村や」
我村や春降(ふる)雪も二三尺 一茶
雛の使ひの昼くらふささ 雀羅
大干潟人力飛行夢に見て 紅鯨
錠剤の粒床に零るる 可不可
娘の探す巣にゐる筈のハムスター 柳下
迷路の月はひまわりの中 桃
ウ
眩しげに薄荷水のむご住職 小石
○このご住職、何を思いだしてるんでしょう。ひまわりの花の迷路のような心をもった人なのかも知れませんね。どうぞご自由に展開して下さい。もう無季でいいです。七七です。連句は打越句(ここでは「迷路」句)に趣向や句材が戻らないようにするという約束事があります。植物、迷路めいたもの、夜分、時分、天象は避けるようにします。
どうぞ。