/ 最終更新日時 : 2月 4, 2019
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2月 4, 2019 4:43 pm
#37095
雀羅
ゲスト
■⑩歌仙「春立つや」脇治定 2019.2.4 起首
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春立つや先づ拾ひ食ふ昨夜(きぞ)の豆 雀羅
雀の混じる淡雪の庭 小波
○庭に撒かれた昨夜の節分の前を雀もついばんでいる。その庭には春の雪の降った跡がうっすりと感じられる。これは小波さんの御当地の嘱目かも知れませんね。豆を拾い食うのは私自身でもありますが、雀を混ぜたことで、私だけむさぼっている感じでなないようにして頂きよかったです。
「薄氷踏んでやってくる猫 麦子」、立春の明るい日の中に、目を細めながらうすらいを踏み歩いてくる猫、いいですね。「二月四日に変える日めくり」は、「いくらなんでもこの付けはだめでしょうね?」ということはないと思います。発句の主人公の頭もどこか間延びした人のように見え、平仄を合わせ、これもいいと思います。
「じゃりりと踏めばゆるる満作 小石」、「前句に寄りかかり過ぎはダメかな」というほどのことはないと思います。節分の豆の散らばった境内にの玉砂利を「じゃりりと」と踏む、いいノリです。ただ神社仏閣での豆撒きは小さな袋に小分けしたものを投げていますね。
「ほころび初める白梅の数 桃」、春らしいいい脇句だと思います。桃さん宅の豆撒きパフォーマンスもユニークですね。
では第三をどうぞ。