■小波さん、そうですね、
名残雪虹色の夢手に受けて
頷く笑顔あつく豊かに
いただいた付句は、前句も見ているのだと思いますが、大打越のキーンさんの方も見ているんですね。今やっているような追善の連句(百ケ日までは追悼歌仙と言います)も、禁句という作法めいたことはちょっとありますが、基本的な考え方は常の歌仙とまったく同じです。発句・脇はキーンさんのことを思ったけれど、後は最後までキーンさんのことは忘れて下さいね、と言ってるのではありません。連句は戻らないことが大事、ではありますが、キーンさんに関わることでも、はっきりキーンさんマターと見えないような仕方でうまくそれらを滑り込ませることが出来たら、「個人の思いと普遍性」両方立つのでしょうね。いろんなこと試みて下さい。