/ 最終更新日時 : 4月 19, 2019
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4月 19, 2019 4:41 pm
#45597
雀羅
ゲスト
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百韻「日月は」 2019.4.16 起首
日月は旅人なりぬ花に雪 雀羅
雀の子らの集う軒先 古柏
春の朝川柳欄を食卓に 不映
上司と似た名いつも見つける ヨシ
潮の香の導く先に海と空 村宅
○「導く先へ」より「導く先に」でしょうね。「海と空」が入っていると、先ほど終えましたお遍路同行二人のお大師さん=空海を思いますが、こういう風に分ければ人名にはなりません。こんなおおらかな歩きをしているというのに上司の顔が浮かんでくるというのですから、主人公は相当会社人間なんですね。
「どことなく違う雨傘返さるゝ 安庵」、こんなことを続ける上司だとそのうち行き詰まるでしょうね。おかしみのある付けです。四句目の付け「爪も切ったし床屋にも行こ」は間に合わずお気毒様でした。ここでの付句は見えない長縄跳びみたいなところありますが、目の前でピシヤッとドアが閉まっても、めげずに出して頂きたいと思います。
「目印の看板消えし散歩道 不映」、前句とのつながりという点では一番スムーズだと思います。ただどこかで、もう少し飛躍して欲しいという気持ちもあり、その辺りに応えてくれるのが治定句かなと思いました。
では六句目どうぞ。無季あるいは春以外ならどの季でも。