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#46048 返信

雀羅

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百韻「日月は」         2019.4.16 起首

日月は旅人なりぬ花に雪            雀羅 花・春
 雀の子らの集う軒先              古柏
春の朝川柳欄を食卓に             不映
 上司と似た名いつも見つける          芳
潮の香の導く先に海と空            村宅
 丸太くり抜き翌(あす)に漕ぎ出す      安庵
謫仙は飛鏡に杯を傾けて             あさ 月・秋
 萩散る庵に残る足跡              優

銀杏と君のしているイヤリング        五帳面
 皿洗いつゝ下の名で呼ぶ            さ
愛の巣に磯の匂いの満ちる朝           羅
 あの石巻に似たる青空            竜馬
転生を信じて崖に夏花(げばな)つみ       さ  三夏
  みそっ歯の児の笑顔満開          小石
外つ国の言語行き交う先斗町           宅
 脱出ゲーム知恵を出しあい           芳
包帯がしだいにほどけ大股に         ゆかり
  ニッカボッカのキタにはためく         さ
いっぷくに背ナを丸める暮の月           芳  月・冬
  足らぬ食材思うまなざし          うに
菓子工場跡地の草のかぐわしき          さ
 こちにかしらを上げる老犬           柏
二オ
公園に似顔絵画きの春火桶            庵
 明確にせぬ恋の行方は            宅
会いたいと思う気持ちがくやしくて       芳
 着信通知見てはため息            香
腰折れの気配は仮想通貨にも          羅 
 タラップ降りる頬に秋風           に
カンナ咲く故郷へ向かふ定期船         映
  良夜を破るロックンロール           々 月・秋
花道の先にかすんでいる希林          羅 花・春 
  新入生の列を見守り            芳
目借時竿竹売りのこえとおく          さ
  あめのしづくのもぢとなりける        五
足元の大きな鼠おいはらい            芳
  遅しといひてアミダ振向く 庵
二ウ
かゞやける沖に傾きヨットの帆         さ
  生れし浦磯出でぬわれから           に
君とゆく観月橋に蝉の声             五 月・秋
 転びたる妹(いも)負うて花野へ        庵
すさまじき指ロザリオの珠を繰り        さ
 足に履かせる古いそろばん          芳
駆け出して丘を走って未来へと         五
 カスタネットがいやだった頃         雀

○「足に履かせる」~「駆けだして」は連句では好まれない「その先と言う」形ですが、ただ、「丘を走って未来へと」とそろばんのローラースケートが尋常ではない力を得たところをみると、昔から古い家具には付喪神(つくもがみ)が憑くと言われたもので、このそろばん実はその類だったのですね。

「免許返上宅配ピザ屋に職を得て うに」、色々込み入ったことを考えておられるなという感じです。テーマをしぼった方がすっきり前句に関われると思います。「汐風に耐へマリア観音」の方ですが、打越ではないので「ロザリオ」に問題はないですが、これは隠れキリシタンで、となると、「転び」~「ロザリオ」~「マリア観音」と三句がらみになりますね。

小学校の合唱では私はいつもカスタネットだったような気がします。いやでしたね。なぜだろう。カスタネットはごまかしの利かない楽器だからほんとは大事なのだけれど、そういうことじゃなくて、音楽の先生に愛されない子が持たされる楽器だと思い込んでたんですねえ。

はい、夏の長句どうでしょうか。