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#47060
雀羅
ゲスト

■説明が分かりにくかったのではと思います。千百さんから頂いた、「この時と韋駄天走り茸番/銭形親分捕り物征す」の付けに、

「出来れば「銭形親分・捕り物」といった言葉を直接に使わずそれを感じさせると言葉があるといいと思います。たとえば、銭形平次が投げているものは寛永通宝の穴空きの一文銭です。こんなところに着目して「穴あき銭を鳴らす親分」としてみたらどうでしょうか。前句との関係からこれだけで「銭形平次」と読む人にも伝わります」

と書きましたが、やさしく書いたつもりで却って分かりにくくしてますね。はっきり言いますと、「銭形親分」と言いきってしまうと、読み手の想像する余地がせまくなって、おいしい部分が少なくなるという意味でした。これを例えば「穴あき銭を鳴らす親分」としてみると、銭形平次のことだなと想像する楽しみが生まれ、人物名を直接出すよりほのめかしで付ける方が、「間で語る」連句としてはこのましい、という意味でした。こういう付け方を「面影の付け」と言います。

それにしても、銭形平次はたった一枚の一文銭(寛永通宝と分かっています)でテキを仕留めるのですから、すばらしい命中率ですが、それでも一応は穴空き銭を何枚ももっていて、出番がない時には時にはちゃらちゃらと鳴らして手遊びしていたのでは・・という私の付句でした。