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#47476
雀羅
ゲスト

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歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
 橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
 薪棚を薪いっぱいにする         うに
女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  月・秋
 藻に住む虫の立てる聞き耳        優

この時と韋駄天走り茸番          芳
  穴あき銭を鳴らす親分          千百
寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
 星占いで相性を決め            桃
献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
 ポイントカードで財布ぱんぱん       に
ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
  大綿虫のとんでくる頃          小石
月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  月・冬
  杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
凪いでなほ丹波の里に花降らせ に
  はるの憂いに染まる極楽         百
ナオ
重箱に草餅を詰め野点傘           に
 若芝の庭午後の日矢受け          を
高校のビブリオバトル接戦に         芳
親子喧嘩の出来る家族も          閑坐

○オープンなバトルは、心身の健康に有益です。閑坐さんの原句は「親子喧嘩も家族が大事」でしたが、治定句のようにすればこのあたりのこと、うまく伝わるのではないでしょうか。

「青天に散る馬券のふぷき 千百」、接戦→競馬、といった付け筋が見えますが、思い切った場面転換です。

「今宵クララと共にひもとく 安庵」、「アルプスの少女」のハイジとクララ、ビブリオバトルでイチオシになった本ということですね。

「言うに勝るは猫の目ぢから」「みんな待ってるヒール登場」「ジムノぺディを聞いて一服」、「猫の目ぢから」、いい短句ですね。「ビブリオバトル」には「目ぢから」も必要なんでしょうか。「ヒール登場」もグッドです。高校生が聴く「ジムノぺディ」、ちょっとマセてますね。そんなことない? サティはおとなのアンニュイという思い込みがあるものですから。

ではどうぞ。