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#47930
雀羅
ゲスト

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歌仙「紙舟に」      2019.6.1 起首    【5時~6時治定】

紙舟に風待月の潮路かな          雀羅
 橋の彼方にはまなすの島         桃太郎
ふる里の夢を青磁に染め付けて       芳
 薪棚を薪いっぱいにする         うに
女子寮の語らひさやに十三夜        しをん  月・秋
 藻に住む虫の立てる聞き耳        優

この時と韋駄天走り茸番          芳
  穴あき銭を鳴らす親分          千百
寅年に猫を預けるめいわくさ        羅
 星占いで相性を決め            桃
献血が趣味だと笑う人といる        ゆかり
 ポイントカードで財布ぱんぱん       に
ぴかぴかのビリケンさんに頬ずりす      庵
  大綿虫のとんでくる頃          小石
月の道もどれば紅葉鍋が待ち         桃  月・冬
  杜氏の嫁の好きな舟唄           庵
凪いでなほ丹波の里に花降らせ        に 花・春
  はるの憂いに染まる極楽         百
ナオ
重箱に草餅を詰め野点傘           に
 若芝の庭午後の日矢受け          を
高校のビブリオバトル接戦に          芳
 親子喧嘩の出来る家族も         閑坐
泣かせてよ目薬入れただけだから 桃
 剃り跡青きゲイに朝蜘蛛          羅
ふたりにも聞こえ始めた隙間風        坐
 君のテーブルぼくの本棚          に
翌朝はコパカバーナへひとっ飛び         庵
 覇王樹の傷癒す波音            桃
乞はれつつ月物語る千一夜          田助 月・秋
  色なき風はため息に似て          桃
ナウ
特Aじゃなくても美味いことし米          芳
 二点居住の姉たちの秋           を
米朝の十八番は百年目            坐 
背中に鍼を打たれながらの        に

○前句との関係性を「の」で言いきって、ちぎれそうで千切れない蝶番のような「の」です。いい実験されましたね。頂門の一針のように利く「の」です。

「社長に隠れヒラで祝杯 閑坐」、これは前句の「百年目」の話そのものですから、同じことを繰り返さない方がよいですね。

「古酒の逸品いまぞ飲みごろ  庵」、こういう人の咄は、まさに「古酒の逸品」と言いたいところですね。ちなみに日本酒の古酒には3年、5年、10年なんてありますが、古ければいいというものではなく、私は3年ものくらいが丁度いいです。10年ものは、これは酢だなあと思いました。もっと素敵な10年もの飲んでいる方いたらご免なさい。

「羽織の裏に春を匂わせ 芳」「 羽裏にちょいと粋なこだわり」、咄家さんの羽織、だんさんの羽織、遊び人の羽織、前句の世界に通い合う小道具です。「新社員への粋な挨拶」、差し替えたこの句ですが、ちょっと素っ気なくなって、付き過ぎと言われようが、余情を汲んだ前の付句の方が、付けになっていると思います。

「膝を揃えて座るお茶席  桃」、前句の米朝さんにベタな感じしませんかね。「象の鼻芸獅子の火くぐり 々」、寄席にこういう大きなのは連れて来れませんから、咄の中のことに受け取らせるのでしょうね。「 啖呵をきって竹光を抜く  々」、柳家小さん師匠は剣道が達者ということでしたね。「啖呵をきって」がうるさくないですか。「朝な夕なに竹光を抜く」なんてしますと、安っぽい居合いをしてるみたいでおかしみ出ますね。

このところの九州の大雨、気にしながら見ていました。まだまだ気が抜けませんね。私も関係者多いですが、ご無事お祈りします。

では花の句、付句を頂くのも、いよいよこれでお仕舞いです。

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