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ホーム フォーラム インターネット連句 Vol.1 インターネット連句を始めます。 返信先: インターネット連句を始めます。

#49056
雀羅
ゲスト

■芳さん、付句で同季を続けるときの季別の問題は、付味が自然かどうか、違和感はないか、結局はこのことに尽きます。例えば初夏に初夏あるいは三夏を付ける、初夏に仲夏あるいは晩夏を付ける、お仲間で議論が割れたというそれぞれの選択も、付句次第であって、どちらも間違いとは言えません。とは言っても、初夏に晩夏を付けるときはうまい展開を考えないと、跳び過ぎの感じ出てしまうかも知れません。

あと気を付けるのは、晩夏に初夏を付けてしまうことで、こういうのを「季戻り」と言い、よろしくないこととされます。ただこれも、「メロン」(晩夏)に「蛍」(仲夏)が付いて、ほんとに戻ってしまってヘンかどうかは、それぞれの季語次第で、歳時記の季別を杓子定規に考えないことが大事と思います。歳時記に使われるのではなく歳時記を使いこなす、ですね。それが出来るようになるには歳時記はぼろぼろになるくらい可愛がってあげることです。俳句の故金子兜太先生は「季語をしゃぶる」という言い方をされています(「現代俳句歳時記」チクマ秀版社)。