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■3時に満尾予定としながら、発表遅くなりました。先ずは花の句の鑑賞を。満尾はもうすぐに。
おおいなる海老が見つかる浅草寺 を
宅配便を待って永き日 芳
付
幸せは今が一番花の裟婆 桃太郎
・いい心境ですね。こんな感じで花の句を飾りたいです。
願はくは死出の旅にも花衣 々
・「願はくは花の下にて春死なん・・」の西行の心に重ねたい思い、美しいです。そう言えばここまで無常にしっかり向き合った句はなかったようですが、もっと早くであればよかったのですが、ここで「死出の旅」はちょっときついか・・。」
海馬に花の記憶が留められ 々
・「海馬に花の記憶」、いいですね。でも「海」の同字が・・。
いくたりか花やぐ声がとなりから うに
・「声のとなりより」、か。
ふはふはの花鰹ならちよっとやる 々
・「花鰹」、貞徳の『御傘』にもしっかり記載されているれっきとした正花です。ただし季はありません。「花かつを=正花を持也春にあらす生類にあらすうへものに嫌へからす」。『はなひ草』には「水辺にあらず」ともありますので、タタキを作るあの鰹ではないということです。かつぶしですね。こんなお茶目な正花があるってのは楽しいです。
解禁は午後の四時らし花見酒 々
・はい、この一巻ちゃんと酒飲んでませんね。88句も詠みながら、なんてストイック。よく気づいて下さいました。
花衣空の青さを仰ぎつつ しをん
・綺麗な心持ちです。宅配便、ほんとにいいものがやって来るんですね。
だれかれの頭に肩に飛花落花 遥夢
・正花らしい華やかさをもって、祝言を陳べています。
その先は知らずとも良し花筏 々
・一句としても立つ、素敵な花の句です。この一巻、というより、捌きの心情を言い当ててくれているような花の句です。
園庭のあちらこちらに花の舞 々
・目出度く納めたいという挨拶をしっかり受け止めます。
花びらをかき集めては風に撒き 小石
・子どもがよくやる遊びですね。付合いの遊びとは、まさにこんな感じですね。沢山の佳句を頂いては、治定句以外勿体なくも風に撒いてしまった捌きです・・。
花の降る裏の井戸水たんと汲み 芳
・長い旅をして来まして、ほんとに、たんと飲みたい。その井戸、アルコールも入っていればなお佳き哉。