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#52287
光明
ゲスト

テルツァ・リーマ「之繞(しんにょう)」
1月22日
お待たせしました。
一三句目は月の句で脚韻は(うに)でした。六句集まり、その中から(うに)をごく自然に詠み込んだ芳さんの「月明かり母の十八番のべっこう煮」を採りました。
一四句目は雑の短句になります。脚韻は新規で自由選択です。合わせて二句詠むことになりますね。
次の締切は24日の20時です。残り三句となりました、奮ってご参加ください。

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     テルツァ・リーマ「之繞(しんにょう)」    2019.12.30起首

1    書初や連の之繞迷いなく         洋(新年) a
2     女賀客は夫の前妻          光明(新年恋)b
3    褄をとる芸妓の粋を真似て泣く     今日(恋)  a

4     霞食べても君とこの際         芳(春恋) b
5    花の香に我を忘れし天つ神       夕汐(花)  c
6     蝶が窓からごめんください      紋次(春)  b

7    アルバイト外郎売は舌を噛み      安庵(雑)  c
8     冷えたワインにびいどろの杯     秋草(夏)  d
9    夏空の鳶弧を描きつつ高見       遥夢(夏)  c

10    生き証人の語る死の灰        夕汐(雑)  d
11   銀杏散る地獄の門の銅像に      しをん(秋)  e
12    猪おどし減り田畑荒廃        秋草(秋)  d

13 月明かり母の十八番のべっこう煮     芳(月)  e
14                        (雑)  f
15                        (冬)  e

16                        (冬)  f

みなさんの付句
月明かり母の十八番のべっこう煮     芳(月)
*この句をいただきます。

波しずか月の兎を見たように     しをん(月)
*卯波だと夏になりますが、ここの「波しずか」をどう読めばいいのか悩みます。

月愛でて一句詠む子はまだ十二     遥夢(月)
*よくできた子供さんですね。句としても佳くできていると思います。蕪村好み風に魅かれました。

月の出に母恋しなぜか無性に      秋草(月)
*語順に無理がありますね。脚韻本位に詠むとこうなります。
 「月の出はなぜか無性に母恋し」が真っ当な語順ですね。

夜の野辺桂男もひまそうに       紋次(月)
*「夜の野辺」が前句の「田畑荒廃」からの離れ加減に物足りなさを感じました。

庵の月祈り続ける修道尼        今日 (月)
*残念ですが打越に「地獄」があり、「尼」とは宗教の観音開きになりますね。